【海外ニュース】
10月15日にGalaxy Entertainmnet Group、10月16日にWynn Macau、22日(IFRSは30日)にSands China、29日にMGM China、11月3日にSJM Holdings、11月5日にMelco Crown Entertainmentが3Q業績を発表。
6社計の業績は、3Q(7-9月)は売上高8,244億円、YoY31%減、調整後EBITDAは1,790億円、YoY37%減、3Q累計(1-9月)は売上高2兆6,159億円、YoY33%減、調整後EBITDAは5,535億円、YoY39%減。
調整後EBITDA、利益の規模感は二極化。コタイ地区のIRを収益柱とするGalaxy Entertainmnet Group、Sands China、Melco Crown Entertainmentは大きく、半島を主力とするSJM Holdings、Wynn Macau、MGM Chinaは小さい。
コタイ地区にIRを有する3社は、減収幅、減益幅とも相対的に小さい。一方、SJM Holdings、Wynn Macau、MGM Chinaは、これ以上の売上高減少が続けば、利益がなくなり、赤字転落の可能性も出てきた。
2016年の市場見通しはまだ見えない。17日に行政長官は、2016年のマカオのカジノ市場(GGR)をMOP200bn($25bn、約3兆円)と予想した。一方、9月後半における株式市場コンセンサス(証券アナリスト平均)では、2016年はMOP250bn、YoY5%増。
一方、2016年にもコタイ地区のIR開業はラッシュである。3月25日にWynn Palace(投資額41億米ドル)、2QにSands ChinaのParisian Macao(27億米ドル)、4QにMGM Cotai(31億米ドル)、そして2017年4QにSJM HoldingsのLisboa Palace(39億ドル)。
各社ともコスト増とともに、コタイ地区のIRも競争激化の方向。
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