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米国:ネバダ州 “NEVADA GAMING ABSTRACT – 2015”を発表 LVストリップの損益は厳しい

2016-01-09

【海外ニュース】

1月7日、米国ネバダ州のゲーミング規制当局Nevada Gaming Control Boardは、“NEVADA GAMING ABSTRACT – 2015.”を公表。

同レポートは、州ゲーミングライセンシー(グロスゲーミングレベニューGGRが100万ドル以上を対象)の財務データを集計し、要約を抽出したレポート。2015年度は2014年7月1日から2015年6月30日。
ネバダ州ゲーミング産業の分析のベースとなる。

2015年度にはネバダ州に271カ所のカジノ施設があり、うち、68施設は上場企業の所有であった。上場企業所有68施設は、州のゲーミング売上高の78.1%を占有。

GAMING ABSTRACTは、財務データ(バランスシート、損益計算書)の集計に加え、平均従業員数。ルーム稼働率、ルーム当たり売上高、面積(スクエアフット)当たりのゲーミング売上高、その他指標がある。
また、レポートには、宿泊施設付きの施設、上場企業が所有する大型施設(ゲーミング売上高$12mn以上)の集計がある。

2015年度の損益データ集計の抽出:
<州の施設計>
・州内の対象カジノ施設(グロスゲーミングレベニューGGRが100万ドル以上)は271ヵ所
・合計の売上高(ゲーミング、宿泊、飲食、アトラクションの総計)は$24,591mn、YoY2.9%増(約2兆9,500億円)
・売上高の内訳は、ゲーミングは$10,622mn、構成比43.2%
・合計の損益(連邦所得税、特別損失を控除前)は$662mn(約800億円)の赤字。2014年度から、赤字が11.0%縮小
・合計のゲーミング税の支払額は$810mn、ゲーミング売上高の7.6%
<クラーク郡の施設計>
・クラーク郡の対象カジノ施設(グロスゲーミングレベニューGGRが100万ドル以上)は155ヵ所
・合計の売上高(ゲーミング、宿泊、飲食、アトラクションの総計)は$22,037mn、YoY3.0%増(約2兆6,444億円)
・合計の損益(連邦所得税、特別損失を控除前)は$575mn(約690億円)の赤字。2014年度から赤字が22.9%縮小
<ラスベガスストリップの施設計>
・ラスベガスストリップの対象カジノ施設(グロスゲーミングレベニューGGRが100万ドル以上)は47ヵ所
・合計の売上高(ゲーミング、宿泊、飲食、アトラクションの総計)は$16,742mn、YoY2.7%増(約2兆90億円)
・合計の損益(連邦所得税、特別損失を控除前)は$923mn(約1,108億円)の赤字。2014年度から赤字が2.2%縮小

カジノIRジャパン:データにおけるポイント
同レポートは、ネバダ州のゲーミング産業の全体動向の把握に役立つ。ネバダ州のゲーミング産業は、リーマンショック後のボトムから、売上高こそ回復傾向にある。

ただし、損益は楽観できない。ラスベガスストリップ47施設計の損益(連邦所得税、特別損失を控除前)は$923mn(約1,108億円)の赤字で、ほぼ前年度並み。

アジアパシフィック各国(日本の将来も同様)とネバダ州の間には、大きな環境の違いがある。アジアパシフィック各国では、政府がカジノ施設数を少数限定管理する。一方、ネバダ州は自由競争で施設数の制限がない。

この差は以下の経営特性に直結する。
1)施設の利益率。アジアパシフィックは利益率が高い一方、ネバダ州は低い、あるいは赤字
2)売上構成に占めるカジノ部門の比率。アジアパシフィックはカジノ部門の比率が8割前後、ネバダ州は4割前後)

この差を認識したうえで、ネバダ州のデータをみる必要がある。

NEVADA GAMING CONTROL BOARD 該当ページ:
NEVADA GAMING CONTROL BOARD Abstract Report

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規制当局 Regulatory Agency 米国-主要州

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