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米国:帰ってきたラスベガス、カジノ・アリーナ新設ラッシュ=日本経済新聞

2016-01-15

【海外ニュース】

1月15日、日本経済新聞は、ネバダ州ラスベガスの回復ぶりをレポート。

ラスベガスへの訪問者は、2014年に4,112万人と、初めて4000万人台に達し、2015年には4,200万人超とさらに過去最高を更新。

LAS VEGAS CONVENTION AND VISITORS AUTHORITY リリース:
Las Vegas Breaks Tourism Record with More than 42 Million Visitors in 2015

ツーリズムは、ネバダ州南部の生命線であり、とくに、ラスベガスを含むクラーク郡では雇用の43%を占める。ラスベガスでは、リーマンショック後、失業率が一時14%に達したが、現在は6%台まで低下。
さらに、同エリアでは工場の建設も進み、経済の多様化が進む方向。

二つのストリップ沿いのカジノを含む統合型リゾート(IR)関連プロジェクトにフォーカス。

Resorts World Las Vegas(開発会社 Genting Berhad):
総投資額40億ドル(約4,700億円)。2013年に土地を3.5億ドルで取得。中国をテーマとする。ホテル3,500室、カジノフロア9,290㎡、劇場などを含む。2018年半ば開業予定。雇用創出は、建設期間3万人、開業後1.3万人。
アトラクションとして本物のパンダも展示する。

Tモバイル・アリーナ(開発会社 MGM Resorts International, Anschutz Entertainment Groupが50%ずつ出資):
投資額3.75億ドル(約440億円)。大型屋内イベント施設(コンサート、スポーツなど)。年間100~150のイベントが開かれる計画。土地は7ha。収容人数1.8-2.0万人。開業は2016年半ば。

カジノIRジャパン-補足:
ネバダ州のゲーミング産業は、リーマンショック後のボトムから、売上高こそ回復傾向にあるが、損益面では楽観視できない。

1月7日、ネバダ州のゲーミング規制当局Nevada Gaming Control Boardは、“NEVADA GAMING ABSTRACT – 2015.”を発表。ラスベガスストリップ47施設計の損益(連邦所得税、特別損失を控除前)は$923mn(約1,108億円)の赤字で、ほぼ前年度並みであった。

米国におけるカジノのコモディティ化、ラスベガス内外における競争激化が進展。

2015年度の損益データ集計の抽出:
<州の施設計>
・州内の対象カジノ施設(グロスゲーミングレベニューGGRが100万ドル以上)は271ヵ所
・合計の売上高(ゲーミング、宿泊、飲食、アトラクションの総計)は$24,591mn、YoY2.9%増(約2兆9,500億円)
・売上高の内訳は、ゲーミングは$10,622mn、構成比43.2%
・合計の損益(連邦所得税、特別損失を控除前)は$662mn(約800億円)の赤字。2014年度から、赤字が11.0%縮小
・合計のゲーミング税の支払額は$810mn、ゲーミング売上高の7.6%
<クラーク郡の施設計>
・クラーク郡の対象カジノ施設(グロスゲーミングレベニューGGRが100万ドル以上)は155ヵ所
・合計の売上高(ゲーミング、宿泊、飲食、アトラクションの総計)は$22,037mn、YoY3.0%増(約2兆6,444億円)
・合計の損益(連邦所得税、特別損失を控除前)は$575mn(約690億円)の赤字。2014年度から赤字が22.9%縮小
<ラスベガスストリップの施設計>
・ラスベガスストリップの対象カジノ施設(グロスゲーミングレベニューGGRが100万ドル以上)は47ヵ所
・合計の売上高(ゲーミング、宿泊、飲食、アトラクションの総計)は$16,742mn、YoY2.7%増(約2兆90億円)
・合計の損益(連邦所得税、特別損失を控除前)は$923mn(約1,108億円)の赤字。2014年度から赤字が2.2%縮小

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