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欧州最大のゲーミングイベント「ICE Totally Gaming」 Japan Briefingレポート

2016-02-05

【海外ニュース】

ICE2016-画像4

エクセル・ロンドン展示場で開催されたICE Totally Gamingでは、展示会と同時に多くのセミナーやカンファレンス・イベントが開催された。とりわけ、インド、南米、イタリア、日本など市場別に有識者を招いて開かれるはパネル討論は毎年高い評価を受けている。

日本のカジノを含む統合型リゾート(IR)法制の展望について意見交換を行う「Japan Briefing」も毎年開催されるイベントの一つであり、日本IR法制が足踏みしている中でも、海外が高い関心を寄せていることを示した。

セミナーは2部構成で行われ、前半では日本のオンライン・カジノについてその可能性を考察。後半では日本IR法制の進捗や懸案事項が確認された。

オンラインゲーミング – 日本の新たな輸出産業の可能性

日本のコンシューマー向けゲーム産業が将来どのようにオンライン・カジノと融合するのか。アーケードゲームのクリエーターとして活躍してきた神江豊氏が専門的見地から、過去、現在そして未来のゲーム産業の転遷について解説を行った。

世界をターゲットとすれば、コンシューマ向けゲーム、あるいはスマートフォン向けゲームなど日本の関連産業のクオリティが活用できる可能性もある。また、公営競技など日本のギャンブル市場規模を考えると、日本におけるオンライン・カジノの潜在市場は大きいだろう。

日本においては、まずは、関連産業の世界のオンラインカジノ業界への取り組み、国内のオンライン・カジノの法的整理などが、検討すべき課題となろう。

セミナーを通して、日本のお家芸とも言われるゲームが、どのようにオンライン・カジノ分野での躍進を図れるかを理解する機会となった。

日本IR法制の展望

次に、日本のIR法制について、古賀よしこ氏と丹治幹雄氏が登壇。パネル討論ではゲーミング産業の先進国英国のエキスパートでもあるアンドリュー・ゲラトリー氏を招いて議論が繰り広げられた。

ディーラーとしての経験を持つ古賀氏は、自身が日本で開催したカジノ関連イベントをスライドで紹介。カジノを持たない日本では情報も少なく、事業の健全性や透明性は広く浸透してないため、カジノに対して悪いイメージを持つ国民も多い。

古賀氏はこれまでカジノをコンセプトとしたレストランやアミューズメント施設、またイベント会場において、ポーカー・トーナメントやカジノ体験イベントを設営。広く国民の理解を得るのに欠かせない草の根活動を続けている。

また、ディーラーの育成にも尽力する古賀氏は、国内外で活躍する日本人ディーラーの実態に関して事例を挙げて紹介した。
ディーラーは職業としての需要が限られていることから、中には違法カジノに手を染める危険もあるという。同氏はIR法制の遅れが職業ディーラーの社会的地位にも影響するとして警鐘を鳴らした。

続いて、丹治氏は日本のIR開業に向けた道筋について、今後のIR議連、政府、そして国会日程の予定などから、推進法成立までの短期的な予測を示した。

さらにIRの立地や選定方法など、中長期的な観点から各手続きに要する時間について説明。そこではライセンス手続き、地域住民との協力体制の構築、税率含む税制、日本人に対する入場料、既存の観光施設の活用方法など、今後検討が必要な種々の懸案を指摘した。

とくに、刑法以外にも現行法との整合が必要とされるジャンケット制度について、その導入の是非は、IRのコンセプトから原点に立ち返って慎重な検討が求められる。

パネル討論では、長期に亘り日本のIR市場の研究を行ってきたアンドリュー氏が有識者の二人に疑問を投げかけた。同氏は、政府が当初東京今日オリンピックが開催される2020年の目標としていた2千万人の訪日外国人数について、昨年既に1900万人を越えている点を指摘。

この記録が示すことは、IRの効果として、もはや観光客の増加だけを期待するものではなく、オリンピック開催後の観光客の減少を抑制し、観光産業を安定させるための効果を周知しなくてはならないということである。

同氏の疑問は政府与党各党の協力体制や報道機関の姿勢にも及ぶ。メディアにおいては、カジノに対し悪いイメージが先行するような報道が散見されるとして、情報発信のあり方が見直されるべきであるとした。

来場者は各分野の有識者が繰り広げる議論に終始聞き入る様子であった。質疑応答では来場者から、ぱちんこ産業に対する質問も飛び交い、潜在的な日本市場の可能性に対する期待を確認することができた。

日本が本当にIRに取り組むのであれば、多少の時間がかかってもその時を待っていると、寛容な姿勢の海外企業も多い。しかし、それは同時に、これだけ時間を充てるのであり、当然に国際競争力の高いIRの開発が期待されているということである。

来年この会場で朗報が発表されることを願って、主催者、登壇者そして来場者が一体感を共有し、セミナーは終了した。

ICEは同日閉幕となった。

取材:GCM 鶴岡彰義

ICE2016-画像3

ICEの詳しいイベント内容はこちら:
ICE Totally Gaming 2016 – Home Page

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