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観光庁:北海道と東北の観光交流促進シンポジウム~連携強化。地方観光活性化、震災復興へ

2016-03-25

【国内ニュース】

北海道と東北の観光交流促進シンポジウム-20160322-画像

3月22日、観光庁は「北海道と東北の観光交流促進シンポジウム」を開催した。3月26日の北海道新幹線開業を記念したイベント。

シンポジウムにおける最重点のテーマは、道南をはじめとする北海道と東北地方の観光交流の促進であった。
北海道新幹線は、北海道南部、そして東北を結ぶ。ゆえに、北海道から東北への流れ、東北から北海道への観光ルートの形成に資する

このテーマが高い重要性を持つ背景は、
1)訪日外国人客の持続的拡大には、ゴールデンルート(東京-大阪)から、地方観光への拡散・活性が不可欠
2)観光活性化は、東北復興の原動力となり得る。東北6県のインバウンドは、震災後、著しく出遅れ

延べ外国人宿泊者数(従業員10人以上の宿泊施設を対象)
-全 国=2010年2,602万人泊 → 2015年6,118万人泊、2010年から2015年に2.3倍
-北海道=2010年 206万人泊 → 2015年 531万人泊、2010年から2015年に2.6倍
-東 北=2010年 51万人泊 → 2015年 51万人泊、2010年から2015年に横ばい

 
シンポジウムでは、国土交通副大臣 土井亨氏、国土交通大臣政務官兼内閣府大臣政務官 津島淳氏が、それぞれ東北出身の政治家として、東北の観光を起点にした復興の重要性を強調した。
また、北海道からは道経済部観光局長の後藤規之氏が、北海道の魅力、北海道新幹線への期待を説明。

現在、政府は新観光戦略を策定中。そこでは、2020年の訪日外国人客数の新たな目標を設定(3,000万人 or 3,500万人 or 4,000人)する。
また、政府は新観光戦略において、東北の観光振興を重点支援する構え。仙台市、仙台空港を含むエリアを「復興観光拠点都市圏」として東北観光の拠点と位置付ける方針。

インバウンドのキャパシティの壁。地方観光振興が重要に
IRは実際的なソリューション。北海道、東北はIR実現、誘致において協調すべき:

日本のインバウンドは、足元は急伸しているものの、近くキャパシティの壁に直面する(首都圏空港、関東・関西の宿泊施設の容量が限界に)。
すなわち、インバウンドが、関東、関西、ゴールデンルートを主体とする限り、訪日外国人数が2,500万人(年間)を大幅に超過することは困難となる。

これまでのインバウンドの急伸は、関東、関西、ゴールデンルートへの、アジアのマスの集客であり、いわば、開拓が容易なロー・ハンギング・フルーツの収穫の過程であったわけだ。

インバウンドの持続的拡大に向けた二つの方向性は、「地方の観光市場の開発」「ハイエンド、消費力が大きい層の拡大」である。
ただし、これら二つの方向性の実現は、これまでと比較し、ハードルが一気に上がることになる。

日本の2016年の訪日外国人数は2,300-2,500万人のレンジとなる見通し。日本のインバウンド観光客はすべて空路、水路である。
空路、水路に限れば、欧州の観光先進国、イギリス、フランス、イタリアなども2,000万人台であり、2016年の日本の訪日外国客数はそれら国々と肩を並べる。
2,500万人以上の拡大は、決して、容易な道ではない。

IRはこの二つの方向性を強力に推進する現実的かつ具体的なソリューションである。
カジノを含む統合型リゾート(IR)の目的は、観光振興、文化振興、地域創生である。
IRは、ホストコミュニティの都市インフラ整備と課題解決のみならず、広域観光のハブとしての役割を担う。

実際、北海道、東北において、IR実現を望み、誘致の動きがある。

IR議連「IR実施法案の基本的な考え方」の想定では、IRは日本に最大10ヵ所ほど、広域ブロックに一つずつである。北海道、東北ともに、それぞれIRが設置される方向。
北海道、東北は、IRの実現、誘致においても協調できるはずである。

北海道と東北の観光交流促進シンポジウム-20160322-画像-後藤さん

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