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英国:Aspers Group サウサンプトンにラージカジノ開発へ 2005年ギャンブル法の8枠全て確定

2016-03-31

【海外ニュース】

3月29日、英国のラージカジノの指定受けた後、計画未定であったサウサンプトンが、Aspers Groupの計画を選定したことが明らかとなった。
これで、英国のラージカジノの8つの地域において、事業者が確定したことになる。

英国では2005年ギャンブル法(the Gambling Act 2005)が2種類の新たなカジノ施設の類型、すなわち、ラージ・カジノ(Large Casino)、スモール・カジノ(Small Casino)、を定め、それぞれ8つずつの設置を認めた。
英国は、国が自治体を選定し、自治体が場所と事業者を選定するIR地区選定先行方式(IR議連の「IR実施法案の基本的な考え方」と同様)。

サウサンプトン、Aspers Groupのラージカジノは、Royal Pier Waterfront開発計画(投資額4.5億£≒720億円、2021年に開業予定)に位置する。
Aspers Groupは、複数の競合入札を勝ち抜いた。Aspers Groupとしては、3つめのラージカジノ開発となる。

すでに、政府からカジノライセンスを取得。カジノフロアの規模は、2005年ギャンブル法におけるラージカジノの既定の通り。
また、ホテル250ベッド、アパートメント730室、レストラン50店を併設する。

カジノ施設が生み出す経済効果は、
・カジノ施設の雇用創出=最低180名
・サウサンプトンへのライセンス料=当初£100,000(1,600万円)、開業時£150,000(2,400万円)
・サウサンプトンへの納付金=グロス売上高(GGR)の2%-毎年
・ギャンブル依存症対策費拠出=£50,000-毎年

現在、Large Casinoは3つ開業。Small Casinosは1つも開業していない。

英国では規制がカジノ設備の在り方を強く制限した結果、IRにおいて統合施設効果、クラスター効果が働かない。また、カジノ外のスロットマシン、オンラインなど合法な既存賭博種が多く、競争も厳しい。
最大の投資を行ったGenting UKも実験的な意味合いが強く、収支見通しが厳しいことを認めている。

2005年ギャンブル法は当初、ラスベガス式の大型IRであるリージョナル・カジノ(Regional Casino)を1つ設置することを認めた(Manchesterが選定された)が、その後、政権が変わり、リージョナルカジノは実現しなかった。
2005年ギャンブル法は、推進側と反対側の綱引きの結果、実効性が乏しい内容に落ち着いた経緯がある。

以下はLarge Caisno、Small Casinoの8ヵ所の現状。

2005年ギャンブル法におけるLarge Casinoの規定:
要件:最低1,500㎡の広さ、150台までのカテゴリーB(賭け金・賞金に制限有り)のジャックポット・ゲーミング・マシーン(賞金は最高4,000ポンド)を設置可能

1)Newham:Aspers Stratford=Aspers(英国Aspinall FamilyとオーストラリアのCrown Resortsの合弁)運営。2011年12月開業
2)Milton Keynes:THE CASINO MK=Aspers(英国Aspinall FamilyとオーストラリアのCrown Resortsの合弁)運営。2013年9月開業
3)Solihull:Resorts World Birmingham=Genting UK運営(Genting Berhad→49.3%→Genting Malaysia→100%→Genting UK)。2015年10月21日開業
投資額US$230mn(約280億円)。英国、欧州最大級のカジノを含む統合型リゾート(IR)
4)Leeds:事業者(Global Gaming Ventures)は2013年5月に許可を得た。2016年に開業予定
5)Southampton City:Aspers(英国Aspinall FamilyとオーストラリアのCrown Resortsの合弁)が開発へ
6)Hull:事業者(Apollo Resorts and Leisure)は2011年に許可を得た、ただし、作業は進行していない
7)Great Yarmouth:事業者(Great Yarmouth Pleasure Beach所有者)は2011年5月に£30mn計画の許可を得た。作業は未開始だが、推進意欲は有
8)Middlesbrough:事業者(Jomast Developments)は2012年に£30mn計画の許可を得た。運営体制未定

Small Casino:
要件=80台までのカテゴリーBのジャックポット・ゲーミング・マシーンを設置可能

1)Bath and North East Somerset:事業者(GGV)は2012年に決定。2017年完工予定
2)Dumfries and Galloway:事業者(Stranraer)が計画を推進中
3)East Lindsey:事業者の公募を実施予定
4)Luton:事業者(Grosvenor G Casino)が2012年に決定
5)Scarborough:既存事業者(Nikolas Shaw)を2012年5月にスモールカジノに認定。政府の対応後、スモールカジノへ移行予定
6)Swansea:市はライセンスを付与する方針はない
7)Torbay:市はスモールカジノを棚上げ
8)Wolverhampton::既存事業者(Casino 36)を2013年にスモールカジノに認定

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