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韓国:仁川空港IR計画 ”LOCZ Korea” Lippo撤退検討 当局はCaesarsに代替パートナーを求める

2016-03-31

【海外ニュース】

3月22日、LIPPO LIMITED(Lippo)は、香港証券取引所に、韓国の仁川空港周辺の外国人専用カジノを含む統合型リゾート(IR)プロジェクト”LOCZ Korea”(Lippo、米国Caesars Entertainment Corporationのコンソーシアム)のアップデイトを公開。
Lippoは、Caesars Entertainment Corpと協議中であるが、自らの持ち分を第三者に売却する選択肢を視野に入れていることを明らかとした。

一方、Caesars Entertainment Corpの経営状況は厳しい。Caesars Entertainment Corp自身の財務状態が苦しいことに加え、2015年1月に破産申請(Chapter11、Reorganization再建型)させた運営会社Caesars Entertainment Operatng Companyの債権者からの訴訟に直面している。
その訴訟の行方次第では、Caesars Entertainment Corp自身が経営破綻する可能性がある。
3月15日、米国破産裁判所に任命された独立調査官は、Caesars Entertainment CorpとCaesars Entertainment Operatng Company(CEOC)の間の資産移転取引についての調査結果を公表。厳しい結果が出た。

米国:Caesars Entertainment 資産移転取引の調査結果 厳しい結論 最大51億ドルの損害賠償

こうした中、韓国・文化体育観光省(Ministry of Culture, Sports and Tourism)は、現在、プロジェクトの先行きを事業者と協議しているが、Caesars Entertainment Corpが代替パートナーを見つるならば、当局は改めて適格審査を実施するとコメント。

LOCZ Koreaコンソーシアムの計画難航の背景には、外国人専用カジノを含む統合型リゾート(IR)の投資回収性への懸念の高まりがある。

LOCZ Koreaコンソーシアムの概要:

LOCZ Koreaコンソーシアムは、Lippo Limited、米国Caesars Entertainment Corp、シンガポールOUE International Holdingsの合弁。
株式持ち分は、Lippo Limitedが60%、米国Caesars Entertainment Corpが40%。

LOCZ Koreaコンソーシアムが韓国・文化体育観光省(Ministry of Culture, Sports and Tourism)に提示した計画は、総投資額は2.3兆ウォン(約2,300億円)、最終完成は2022年。
第一期は7,437億ウォン(約744億円)で、第一期は2018年に完成予定・外国人専用カジノ、ホテル、居住棟、コンベンションセンター、ショッピングモールを含む。

LOCZ Koreaコンソーシアムは、2014年3月、文化体育観光省からIR開発の予備承認を得た。ただし、最終ライセンスは得られていない。

韓国カジノ市場の動向:

韓国では現在17ヵ所のカジノがあり、うち外国人専用が16ヵ所、内国人が入場可能な唯一の施設であるKangwon Landがある。

2015年度(1-12月)には、内国人カジノ市場を近似するKangwon Landの売上高は1,634億円、YoY9%増。
外国人専用カジノ市場を近似するParadiseとGKLの2社計は1,121億円、YoY9%減。なお、Paradise、GKLの2社計は、外国人専用カジノ市場の9割ほどを占有する。
総市場を近似する3社計の売上高は2,755億円、YoY1%増。

なお、2015年の外国人専用カジノ市場は約1,200億円、YoY9%減ほどと推定される。外国人専用カジノ市場は厳しい状況。主力の中国人(構成比50-60%)の減少が響く。

韓国の外国人専用カジノを含む統合型リゾート(IR)の開発状況:

現在4つの大型の外国人専用カジノを含む統合型リゾート(IR)の開発計画が具体化。

仁川空港周辺の永宗島には3つの計画がある。
・Paradise&セガサミーHDの「パラダイス・シティー」(投資額:1,400億円、開業予定:2017年上半期)
・Locz Korea「リッポー・アンド・シーザーズ」の計画(投資額:2,000億円、開業予定:2018年)
・Mohegan-KCCコンソーシアムの「インスパイア」(投資額:第一期16億ドル≒1,800億円、最終50億ドル≒5,700億円、開業予定:2020年上半期)

済州島ではGenting Singapore&Landing Internationalの「Resorts World Jeju(投資額:18億ドル≒2,200億円、開業予定:2017年)である。

このうち、Locz Korea(Caesars&Lippo)については、2015年12月、Lippo側が投資回収の懸念を反映し、プロジェクトの先行きが不透明と発表。プロジェクトは開始しておらず、タイムラインも不透明。

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