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Las Vegas Sands SECの5年に及ぶ海外汚職防止法に関わる調査が終了 900万ドル罰金

2016-04-11

【海外ニュース】

4月7日、Las Vegas Sands、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission、SEC)は、2011年から約5年間に及んだ海外汚職防止法(U.S. Foreign Corrupt Practices Act、FCPA)に関わる調査を終了させることで合意。
Las Vegas Sandsは、SECに対して、内部統制と記録保持の不備に対する900万ドルの罰金、および、独立コンサルタントを雇用してFCPAに関わる内部統制のレビューを行う義務を課された。

FCPAは、米国企業に対して、海外の政府関係の個人に対して金銭を支払うことで、便益を得る試みを禁止している。
SECの調査は、主に2006年のマカオにおける事業活動に関連。

Las Vegas Sandsは、SECの調査は腐敗や贈賄を発見できなかったとした。ただし、Las Vegas Sandsは、SECの発表を否定も、肯定もしないとした。

一方、SECは、Las Vegas Sandsは総額6,200万ドル規模の支払いについて適切な承認プロセスや記録保持の義務を怠っており、それがFCPA違反に該当すると発表。

今回のSECとの和解は、Las Vegas Sandsマカオ事業に関連して受けている訴訟との関係性はない。
2010年、元Sand ChinaのCOOであるSteve Jacobs氏による訴訟が始まった。ただし、SECが主に調査対象は、Steven Jacobs氏の雇用以前の事業活動(2006年)である。

Las Vegas Sandsがマカオ事業に関して抱える訴訟案件:

Las Vegas Sandsは、マカオ事業に関して、複数の訴訟案件を抱えており、それぞれ2016年に動きを見せている。

マカオの6事業者のカジノ営業権(コンセッション)は、2020-2022年に満期を迎える。マカオ政府は、2015年より、本格的に満期後の方針の検討を開始した。
更新の有無は、各社の将来を大きく左右する。
各社とも、このタイミングにおいて、マカオ政府、中国政府にネガティブな印象を与えるのは避けたいところ。

・元Sand ChinaのCOOであるSteve Jacobs氏による訴訟
-Las Vegas SandsおよびSheldon Adelson氏は、元Sand ChinaのCOOであるSteve Jacobs氏から、不当解雇などで訴訟を受けている。
Steve Jacobs氏はLas Vegas Sandsが自らを解雇した理由を、
1)Steve Jacobs氏が違法行為(収賄、反社会勢力、売春などの関係)の是正を試みた(収益にマイナス影響が生じ得る)、
2)Sheldon Adelson氏から不正行為を強要(中国政府要人の調査など)されたものの実行しなかった、などとした。
この係争は、Steve Jacobs氏個人の損害賠償のみでなく、Las Vegas Sandsのマカオにおける遵法性の議論に拡大。マカオにおける適法性の問題は、米国におけるカジノライセンスの存続性に影響を与える可能性がある。

・元コンサルタントであるRichard Suen氏との係争
-マカオのカジノ営業権(サブ-コンセッション)の取得のプロセスにおいて、Las Vegas Sandsは、Richard Suen氏に営業権取得補助を依頼。その際、Richard Suen氏は、成功フィー5百万ドル、マカオ事業(≒現Sands China)の当期利益の2%を得る約束をした。
2004年、Richard Suen氏は、報酬が支払われていないと主張し、Las Vegas Sandsを提訴。裁判は12年越し。

・元パートナーであるAsian American Entertainmentによる訴訟
-2001年、マカオ政府にカジノ営業権(コンセッション)の入札に対し、Las Vegas SandsとAsian American Entertainmentはパートナーとして応募。その後、Las Vegas Sandsは、パートナーをGalaxy Entertainment Groupに変更した。その結果、マカオ政府は、2002年6月にGalaxy Entertainment Groupにコンセッションを付与、2002年12月にGalaxy Entertainment Groupはマカオ政府承認の下でLas Vegas Sandsにサブコンセッションを与えた。
元パートナーであるAsian American Entertainment(台湾の実業家であるMarshall Hao氏が代表)は、マカオ裁判所にて、パートナーシップ合意に対する違反、企業秘密の流用を主張し、Las Vegas Sandsを提訴。
Asian American Entertainmentは、米国ネバダ州、マカオで同様の訴訟を起こしたが、これまで支持を得られなかった経緯がある。2016年3月、初めて主張が認められた。

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