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フィリピン:Melco Crown (Philippines) 2015年度業績 通期損失220億円。開業負担が重い

2016-04-14

【海外ニュース】

*1フィリピンペソ(PHP)≒2.4円

4月14日、Melco Crown (Philippines) Resortsが2015年度実績を発表。なお、2月18日、親会社であるマカオのMelco Crown Entertainmentがすでに2015年度業績を発表済みであり、そこでフィリピン事業の概況は公表されていた。

マニラ首都圏、ニノイ・アキノ国際空港における国際的なカジノを含む統合型リゾート(IR)事業者としては、3月17日にTravellers International Hotel Groupが2015年度実績を発表。今後、Bloomberry Resortsの発表を残す。

Melco Crown (Philippines) Resortsは、子会社MCE Leisure (Philippines)を通じ、City of Dreams Manilaを運営。
City of Dreams Manilaは、現地華僑系資本のBelle Corpとの共同事業。Belle Corpが不動産を所有し、Melco Crown (Philippines) Resortsが内装および運営を担当。
City of Dreams Manilaは2014年12月に開業した。

2015年度の当期損益は、PHP9,144mnの赤字(約220億円の赤字)。開業初期の投資負担が重く、市場成長が追い付かない。各四半期とも赤字を余儀なくされた。

今後の注目点は、フィリピンにおけるカジノを含む統合型リゾート(IR)の供給増ペースとカジノ市場の拡大ペースのバランス。

IR運営事業者のトップは、揃って、フィリピンの交通インフラ改善(新空港とのアクセス、統合型の地下鉄システムなど)の必要性を指摘。

2015年度業績(1-12月):
・売上高はPHP13,727mn、YoY31倍、営業損益はPHP6,273mnの赤字(前期はPHP4,231mnの赤字)、当期損益はPHP9,144mnの赤字(前期はPHP6,303mnの赤字)
・売上高の内訳
-カジノ=PHP11,901mn、YoY39倍
-ルーム=PHP719mn、YoY97倍
-飲食=PHP677mn、YoY25倍
-エンタテインメント&リテイル=PHP424mn、YoY3.4倍
・円換算は、売上高は約329億円、営業損益は約150億円の赤字、当期損益は約220億円の赤字

2015年度 四半期ベースの業績推移:
・売上高=1QはPHP2,340mn、2QはPHP3,339mn、3QはPH4,242mn、4QはPHP3,806mn
・当期損失(赤字額)=1QはPHP3,090mn、2QはPHP1,820mn、3QはPH1,178mn、4QはPHP3,056mn

フィリピン カジノを含む統合型リゾート(IR)開発動向:

マニラ首都圏には、現在、3つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)が営業中。

マニラ国際空港の隣:
Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group運営)
エンタテインメントシティ:
Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts運営)
City of Dreams Manila(Melco Crown (Philippines) Resorts運営)

既存IRの設備拡張に加え、エンタテインメントシティにおいて二つの新規IRの開発が進行。
Manila Bay Resorts(ユニバーサルエンタテインメント、現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)=投資額US$2bn≒2,400億円、2016年12月完成予定
Westside City Resorts World Project(Travellers International Hotel Group)=Travellers部分の投資額$1.1bn≒1,300億円、2018年4Q開業予定

フィリピンカジノ市場動向:1フィリピンペソ(PHP)=2.5円:

・2015年実績=1,254億PHP、YoY13%増(3,135億円)。うち、PAGCOR直営施設が435億PHP、YoY4%増、民間施設が819億PHP、YoY18%増
・2016年予想=1,350億PHP、YoY8%増(3,375億円)。うち、PAGCOR直営施設が450億PHP、YoY3%増、民間施設が900億PHP、YoY10%増
・2025年までに市場規模は2016年の水準から倍増へ(エンタテインメントシティの4つのIRがフル稼働)

2015年には中国の腐敗対策などによる中国顧客市場の縮小は逆風であった。そうした中、成長を確保した要因は、
1)市場の構成が内国人、東南アジア、中国とバランスよい。中国への依存度は強くない
2)ジャンケット経由の売上高は、2014年20億PHP、2015年50億PHPと限定的(2015年の国内カジノ売上高は1,254億PHP)
3)IR事業者(Resorts World Manila、Solaire Casino and Resort、City of Dreams)は市場の変化に適応
-ファミリーエンターテインメントを拡充

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