【国内ニュース】
4月27日、衆議院内閣委員会にて、民進党の高井崇志議員がパチンコの不正改造問題を質疑し、警察庁を管理する国家公安委員会の河野太郎・委員長が答弁した。
高井氏は、カジノを含む統合型リゾート(IR)推進と同時に、ギャンブル依存症問題への対策にも積極的に取り組む。
質疑においても、そのスタンスを明確とした。
高井氏は、まず、日本のギャンブル依存症の約8割がパチンコに起因するデータを紹介し、パチンコの射幸性の高まりがその大きな要因であることを説明。
そのうえで、パチンコ機の不正改造問題(メーカーまたは店舗が改造を施し、パチンコ機が検定性能から乖離した状態で稼働)への対応を質問した。
同問題は2015年に遊技産業健全化推進機構が実施した遊技機性能調査により明らかとなった(161店舗、258台を調査し、検定機と同じ状態の台はゼロ)。
これに対し、河野氏は極めて大きな問題とした。今後の対策として、関係団体が早急に違法改造機を回収すること、遊技産業健全化推進機構機構が抜打調査を実施すること、そして、改造が発見された場合には型式検定取消(メーカー)、営業停止(ホール)を含む行政処分を検討すること、と答弁。
今後、警察の意思を明確に前面に出していくことを強調した。
なお、高井議員は3月3日に上記問題に関する質問主意書を提出した経緯がある。
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