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米国:マサチューセッツ州 MGM Springfield 市に続き、州規制当局も計画変更を承認 開発本格化へ

2016-05-13

【海外ニュース】

5月12日、マサチューセッツ州ゲーミングコミッション(Massachusetts Gaming Commission)は、MGM Springfieldの計画変更を承認した(コミッションのメンバーは5名、満場一致)。
なお、2月に市議会(The Springfield City Council)が計画変更を承認済み(12:1)。

これにより、MGM Resorts International(MGM)は、 MGM Springfieldの開発を本格化することになる。 

2015年9月、MGMはMGM Springfieldプロジェクトの開発計画の変更を提示。主として、当初計画の25建てのホテルタワーを、6階建てに変更するという内容。
MGMは建設コスト高騰の流れの中、計画変更はやむを得ないと説明。ただし、ホテル室数は250室で変わらず、総額$800mnの投資コミットメントを遵守すると主張。
続く、11月、MGMは計画変更案は施設面積を約14%縮小するものの、建設費の高騰により、投資額は$800mnから$950mn(約1,050億円)に増加するとアピールした。

計画変更は、州ゲーミングコミッション、市の承認を必要とする。州ゲーミングコミッション、市議会とも、計画変更案に対して、断固たる姿勢を示し、長時間かけて綿密に精査してきた。その結果、承認取得に、約8ヵ月を要した。
ただし、MGMは、2016年1月からサイト整備作業の許可を取得し、その作業を進めていた。

MGM Springfieldの設備概要は、土地面積6ha、ゲーミングフロアはスロット3,000台、テーブル100台、ホテル250室、リテイル&レストラン6,000㎡、MICEスぺース3,000㎡、駐車場3,400台分であった。
投資額は$950mn、完成予定は2018年9月(当初予定は$760mn、2017年後半)。

マサチューセッツ州は、各プロジェクトの選定プロセスにおいて、住民投票を求めた。ゆえに、MGM Springfieldプロジェクトの当初計画は、住民の支持を得た経緯がある。
それだけに、行政は、事業者のライセンス取得後の計画変更に対して、より厳格な姿勢となる。

MGM Springfieldの事業収支見通しは、ライセンスを受けた2014年当時から大きく変化した。これは、
1)自身の計画の投資額、開業時期のずれ
2)アップステートニューヨークで3つのIR実現が決定
3)コネチカット州で3つのカジノ施設がマサチューセッツ州境に設置される方向が決定(MGM Springfieldの近隣)
4)マサチューセッツ州南東部で長年議論されてきたインディアンカジノが実現する方向(Mashpee Wampanoag部族First Light Resort & Casino。投資額$10億ドル)

米国、とくに北東部では、施設間の競争激化が著しい。開発スケジュールの遅れは、プロジェクトの長期収支に大きく影響するリスクとなる。

マサチューセッツ州のカジノを含む統合型リゾート(IR)開発動向:

マサチューセッツ州では、2011年拡大ゲーミング法に基づき、最大4つ(スロットパーラー1つ、IR3つ)のコマーシャルカジノを開発する方針。
現在、コマーシャルカジノは3つ(スロットパーラー1つ、IR2つ)、インディアンによるIRが一つ進行中。

2015年6月にはスロットパーラーであるPlainridge Park Casino(投資額$250mn)が開業。
IRは二つが選定され、開発進行中。一つは、コネチカット州境に位置するMGM Springfield(投資額$950mn、従業員数3,000人、土地は約6ha、2018年9月に開業予定)、もう一つがボストン近郊のWynn Everett(投資額$2.0bn、2018年開業を目標)である。

南東部(RegionC)においては、インディアンカジノが開発が決定、進展。開発者は、Mashpee Wampanoag Tribal Gaming Authority(プロジェクト名First Light Resort & Casino)。プロジェクトは、州南東部のトーントン(Taunton市)に$1bn(約1,100億円)を投じる計画。ボストンから45分の位置。

1990年代以降、米国ではカジノ施設が急増(現在、約1,000カ所)し、競争が激化し、施設の収益性は低下してきた。州ごとの競争に加え、法制度(許認可ライン)が異なるインディアン部族の増設が背景にある。

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