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G2E ASIA 2016:第3日 アジアのカジノ業界ハブとして機能=現地レポート

2016-05-20

【海外ニュース】

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(写真)初出展の共同印刷ブースでは会員カードシステムに対する関心が高かったという=5月19日

G2E ASIA 2016(5月17日-19日)現地レポート – 3日目

ヴェネチアンマカオで開催されたアジア最大規模のカジノ見本市「G2E(グローバル・ゲーミング・エキスポ)アジア2016」が今日(5月19日)で3日間の会期を終えた。

今年で10回目の節目を迎えたG2Eアジア。展示面積、出展ブース数ともに過去最大の規模での開催となった。
会期最終日に日本勢の出展者に話を聞いたところ、常連組からは昨年よりも明らかに人の流れが多かった、初出展組からも事前に想定した以上にキーパーソンとの接触を図ることができたなど、ポジティブなコメントを得ることができた。

ホスト都市となるマカオのカジノ売上は、2014年、2015年と2年連続で前年割れとなり、2011年実績をやや下回る水準にまで逆戻りした。月次でも今年4月まで23ヵ月連続前年割れが続いている。
かつてのような右肩上がりのイケイケ状態ではないわけだが、G2Eアジアが吸引力を維持できている要因について考えてみたい。

目下、マカオ・コタイ地区で複数の大型IR(パリジャンマカオ、ウィンパレス、MGMコタイ、グランドリスボアパレス)の建設工事が同時並行で進められており、今年下半期から2017年にかけて相次ぎオープン時期を迎える。
出展者にとって、開幕前夜の今が製品やサービスをアピールする絶好のチャンスといえるだろう。

G2Eアジアは、マカオだけでなく広くアジアのカジノ市場がターゲットとなるイベントだ。昨今、フィリピン、ベトナム、カンボジアなど、アジアの新興カジノ国マーケットが盛り上がりをみせている。
今回が初出展で、偽造防止技術や会員カードシステムなどを中心に展示を行った共同印刷の担当者によれば、マカオだけでなくアジアやアフリカのバイヤーが積極的に関心を示してくれたという。
G2Eアジアの継続開催を通じ、マカオがカジノ業界のトレンド情報とキーパーソンが集うハブ機能を有する都市としての地位を確立したのではないか。

マカオでは近年の大型IRの開幕ラッシュにより、ホテル客室供給数が大幅に増加。カジノ市場の低迷と相まって、ホテル間で競争が激化し、かつては高止まりしていた頃と比較して2〜3割程度も価格が下落した。
滞在コストが下がったことで、出展者やビジターの増につながったことも十分に考えられる。

今回のG2Eアジアでは、iゲーミング(オンラインカジノ等)エリアの活況が目立った。主催者発表によれば、同ジャンルの出展数は前年から倍増、専門コーナーのフロア面積は3倍(会場のおよそ3分の1)になったとのこと。マカオの大手ジャンケットの系列会社などが参入しており、カジノ機器メーカーを上回る巨大かつ華やかな演出のブースが複数並んだ。
G2EアジアはB to Bがメインだが、こういったブースはよりB to Cを意識したものだったように感じられた。

iゲーミングエリアに出展した日本企業は1社あった。オンラインカジノ向けのソフトウェアリースやゲーム開発を手がけるMIKADO GAMESで、今回が初出展。RNGスキルゲーム分野において世界初、唯一のGLI認証を獲得したといい、オンラインカジノプラットフォームを持つ各社への認知拡大を狙っての出展という。

G2Eアジア初日のセミナーにゲーミング業界を専門とするCLSAアジアのアナリスト、アーロン・フィッシャー氏が登壇し、マカオのカジノの今後の見通しについて講演を行った。
マカオのカジノ売上は下げ止まりの兆候が見えたといい、2017年にもプラスに転じ、その後ゆっくりと回復し、2022年あるいは2023年にも過去最高を記録した2013年水準を再び突破するとの見通しとのこと。

次回のG2Eアジアは2017年の5月16日から18日まで今回と同じヴェネチアンマカオで開催されることが発表済み。マカオのカジノマーケットがいよいよ再浮上する中での開催になると予想されるため、今回以上の盛会となることが期待される。

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(写真)会場のおよそ3分の1を占める緑の部分がiゲーミングゾーン=5月19日

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(写真)複数のマカオの大手ジャンケットの系列企業がiゲーミングゾーンに大型ブースを出展=5月19日

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(写真)iゲーミングゾーンに日本企業として唯一出展したMIKADO GAMESのブース=5月19日

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(写真)iゲーミングゾーンのイメージ=5月19日

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(写真)次回G2Eアジアは2017年5月16日から18日までヴェネチアンマカオで開催予定=5月19日

取材・執筆:勝部悠人(「マカオ新聞」編集長)

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