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フィリピン:Bloomberry Resorts CEO ケソン市IR計画推進 業績楽観 株価上昇

2016-06-10

【海外ニュース】

6月8日、Bloomberry Resorts Corp.のCEOであるEnrique Razon Jr.氏が、現地メディアの取材に対応。
ケソン市(マニラ首都圏、マニラに隣接)におけるカジノを含む統合型リゾート(IR)開発、および、業績動向についてコメント。

まず、ケソン市のIRは、Bloomberry Resorts Corp.にとって、エンタテインメントシティのSolaire Resort & Casinoに続く、フィリピンで二番目のプロジェクトとなる。

Bloomberry Resorts Corpは、2015年10月、ホテルリゾート開発子会社であるSureste Properties Inc.を通じて、土地を取得済み。
土地は1.5ha、取得価額は19億PHP(約46億円)。National Housing Authorityと不動産開発業者Ayala Land Inc.の合弁開発事業であるVertis North projectの一角であり、National Housing Authorityから取得した。
なお、Vertis North Projectは、総額650億フィリピンペソ(約1,300億円)、10年の開発計画であり、45haの区画に、ビジネス、商業、ホテル、住居などを含む。

今回、Enrique Razon Jr.氏のケソン市のIRについてのコメントは、
・すでに、規制当局との作業が進行中。着工は、2017年央の見通し
・施設は、ホテルなど複合型であり、カジノを含む(Solaire Resort & Casinoのライセンスに基づく、同ライセンスは二つの異なる施設を許可)
・マスゲーミングオペレーションが主体
・エンタテインメントシティのSolaire Resort & Casinoがアクセスしにくい市場をターゲット

一方、業績動向に関するコメントは
・2016年の見通しは楽観
・2016年12月には、ユニバーサルエンターテインメントのManila Bay Resortsが開業し、競争が激化することは事実。ただし、2014年12月にCity of Dreams Manilaが開業した後にも、Solaire Resort & Casinoの売上高は伸長しており、相乗効果に期待
・マネーロンダリング対策、ジャンケットの管理を強化。直近、一部のジャンケット、プレイヤーを出入り禁止とした
・6月末に就任する次期大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏(Rodrigo Duterte)の方針はポジティブ。中国との外交重視(観光客増加)、経済ビジネス重視の姿勢
・キプロス共和国の事業者選定(2016年に一つのIR事業者を選定予定)を勝ち抜けば、その経済価値は大きい

なお、日本経済新聞が報じた通り、6月9日のフィリピン株式市場では、Bloomberry Resorts Corp.の株価が大幅に上昇。同社株は6月に入ってから大きく上昇。

フィリピン カジノを含む統合型リゾート(IR)開発動向:

マニラ首都圏には、現在、3つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)が営業中。

<ニューポートシティ マニラ国際空港の隣>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group運営、2009年8月開業)
<エンタテインメントシティ>
・Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts運営、2013年3月開業、2014年11月Sky Tower拡張)
・City of Dreams Manila(Melco Crown (Philippines) Resorts運営、2014年12月開業)

今後の施設開発計画は以下の通り。

<既存施設拡張>
・Resorts World Manila:第二期拡張は2016年2Qに、第三期拡張は2017年末に完成予定
<新規開発>
・Manila Bay Resorts(ユニバーサルエンタテインメント、現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)=投資額US$2bn≒2,400億円、2016年12月完成予定
・Westside City Resorts World Project(Travellers International Hotel Group)=Travellers部分の投資額$1.1bn≒1,300億円、2018年4Q開業予定

フィリピンカジノ市場動向:1フィリピンペソ(PHP)=2.5円:

・2015年実績=1,254億PHP、YoY13%増(3,135億円)。うち、PAGCOR直営施設が435億PHP、YoY4%増、民間施設が819億PHP、YoY18%増
・2016年予想=1,350億PHP、YoY8%増(3,375億円)。うち、PAGCOR直営施設が450億PHP、YoY3%増、民間施設が900億PHP、YoY10%増
・2025年までに市場規模は2016年の水準から倍増へ(エンタテインメントシティの4つのIRがフル稼働)

フィリピン市場の顧客構成は、内国人、東南アジア、中国とバランスよい。中国人への依存度は強くない(構成比は2割ほど)。
ただし、足元は、市場成長が、施設供給の増加に追い付かず、各社の業績は厳しい展開。

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