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米国:Caesars Entertainment Corp CACとの合併条件見直し 生き残りをかけた時間との闘い

2016-07-13

【海外ニュース】

7月11日、Caesars Entertainment Corp(CEC)は、2014年12月に合意したCaesars Acquisition Company(CAC)との合併条件を見直し、実行すると発表。

CECは、合併について、現在進行中のCaesars Entertainment Operating Company(CEOC、2015年1月のChapter11、破産再生を申請)の再編・再生手続きにおいて重要なマイルストーンであり、不可欠なプロセスと表現。

見直しのポイントは、1)合併会社に対するCAC株主の株式保有比率は38%から27%へ低下、2)両社のCEOC再編・再生作業における役割の調整、など。

6月15日、Caesars Entertainment Corp(CEC)は、破産裁判所から、自らを破産申請に追い込む可能性がある訴訟の一時的な停止を得た。停止期間は、8月29日まで(停止が延期される可能性はほぼない)。

CECは、この猶予期間に、CEOCの再建計画をまとめ、自らへの提訴を収束させる必要がある(CEOC債権者の合意形成)。生き残りをかけた時間との闘いである。

現在の再建計画案は、1)CEOCの債務を180億ドルから100億ドルに減免、2)CECが数十億ドルのキャッシュを投入、3)CEOCを運営会社と資産保有のREITに分離、など。

裁判所による再編・再生計画(CEOC’s Plan of Reorganization)のヒアリングは、2017年1月17日に開始予定。

Caesars Entertainment Corp(CEC)に対するCaesars Entertainment Operatng Company(CEOC)債権者による訴訟:

2015年1月、Caesars Entertainment Corp(CEC)の営業子会社Caesars Entertainment Operating Company(CEOC)は破産再生申請(Chapter11)した。その時点から、CECはCEOCを非連結化した(現在でも株式の89%を所有)。

その後、CEOCの債権者は、CECおよびその大株主であるプライベートエクイティファンドのApollo Global Management、TPG Capitalを提訴した。

訴訟の争点は、
1)CEOCが破産申請する以前に、CEOCの負債責任がCEC自身に遡及しないように契約変更済みと主張する妥当性
2)CEOCの破産申請前に、CEOCの数十億ドルもの優良資産をCEC自身に移転させた取引の妥当性

訴訟は、CEC、その大株主であるプライベートエクイティファンドのApollo Global Management、TPG Capitalに、50%以上の確率で、36億ドルから51億ドルの範囲の損害賠償の負担となる可能性がある(3月、米国破産裁判所に任命された独立調査官Richard Davis氏の発言)。

CECは、今後の裁判の行方次第では、CEC自身が破産手続きをせざるを得なくなると主張している。

Caesars Entertainment Corpの業績動向:

2015年1月にCECは営業子会社であるCaesars Entertainment Operating Company(CEOC)を破産再生申請(Chapter11)させ、非連結化した(現在でも株式の89%を所有)。
CECは、CEOCを非連結化したことで、多額の有利子負債、採算の低いカジノホテル施設群を切り離した。

2015年1月以降のCECの事業は、主としてカジノホテルの優良施設群、ソーシャルモバイルゲーム(CIE)など。

2016年度1Q業績(1-3月):前年同期比はCEC継続事業ベース(2015年度実績からCEOCを控除して算出)
・売上高$1,168mn、YoY7%増、調整後EBITDAは $305mn、YoY52%増、営業利益$154mn、YoY14%増、株主帰属当期損益$308mnの赤字(前年同期$6,857mnの黒字)
・前年同期の株主帰属当期利益は、CEOCの非連結化に伴う一時的な調整利益が寄与
・2016年度1Q末の財務状況=ネット有利子負債は$5,476mn
-現金および現金等価物は$1,444mn、有利子負債は$6,920mn

足元の収益力は、実力ベースでは収支均衡(営業利益と支払利息負担が拮抗)。

ただし、この業績は、あくまでもCEOC債権者からの訴訟がネガティブな結果とならないことを前提とする。

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