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フィリピン:ユニバーサルE岡田氏 新大統領と面談 観光産業育成 IRに加え空港開発に関心

2016-07-26

【海外ニュース】

7月25日、ユニバーサルエンターテインメントのCEOである岡田和生氏の現地パートナーであり、政財界の有力者であるAntonio O. Cojuangco氏(コファンコ)が、メディアインタビューに対応。

岡田氏が、フィリピンの大統領であるロドリゴ・ドゥテルテ氏(6月30日就任)を表敬訪問し、そこで、政権への支持、フィリピンの観光産業育成へのコミットメントを伝えたことを明らかとした。
岡田氏は、フィリピン政府のインフラ・プロジェクト、とりわけ観光活性化に資する空港開発への参画への意欲を示した(Public-Private Partnership)。

空港開発には、現地有力者であるラモン・アン氏(Ramon Ang)、マヌエル・V・パンギリナン氏(Manuel V. Pangilinan)も計画への参画に関心を表明。

ユニバーサルエンターテインメントは、フィリピンの現地子会Tiger Resort,Leisure and Entertainmentを通じて、カジノを含む統合型リゾート(IR)Okada Manilaを開発中。
それに関連し、Antonio O. Cojuangco氏は、Okada Manilaが、ミスユニバース大会の誘致、ワールドクラスのオペラハウス開発などを検討していることを明らかとした。

なお、7月19日、Antonio O. Cojuangco氏は、Okada ManilaがOkadaグループとの協業のスタートであり、フィリピンにおいて複数のリゾート事業(カジノを前提としない)を計画中であることを明らかとした。

カジノを含む統合型リゾート(IR)Oakda Manilaの概要:
Okada Manilaは、2016年11月に第一期がソフトオープンの予定。全体の開発は四期で構成されており、最終完成まで2019年末を想定。

第一期は、投資額24億米ドル(約2,500億円)。施設概要は、カジノフロアは26,410㎡(テーブル500台、電子ゲーム3,000台)、ホテル993室、エンタテインメントスペース8,361㎡、ビーチ/ナイトクラブThe Cove(4,500人収容)、ショッピングモール8,409㎡(50店舗)、飲食21店舗。
第四期まで累計投資額は、40億ドル(約4,200億円)となる見通し。フル操業時の従業員は8,000名。

Okada Manilaは、規制当局との投資ミニマムコミットメントである10億ドルを大幅に上回る規模感。ただし、ユニバーサルエンターテインメントは、第一期の投資分について、開業から二年以内に黒字化する計画。

ユニバーサルエンターテインメントは、2008年8月にライセンスを取得。その後、開発が停滞した局面があったが、2015年5月、現地の政財界の有力者であるAntonio O. Cojuangco氏(コファンコ)とチームアップしたことが契機となり、Okada Manilaの開発は一気に進展した。
2015年9月にはCOOとしてSteve Wolstenholme氏を任命したと発表した。カジノ開発運営の経験あるマネジメントを雇用し、開業までの作業を進めている。

フィリピンでは、IR施設供給が増加する一方、カジノ市場の拡大ペースが停滞し、事業者の業績は苦しい状況。Okada Manilaの経営環境も楽観はできないことは事実。
ユニバーサルエンターテインメントには、粘り強さを武器に、厳しい環境を乗り越えることが期待される。

フィリピン カジノを含む統合型リゾート(IR)開発動向:

マニラ首都圏には、現在、3つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)が営業中。

<ニューポートシティ マニラ国際空港の隣>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group運営、2009年8月開業)
<エンタテインメントシティ>
・Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts運営、2013年3月開業、2014年11月Sky Tower拡張)
・City of Dreams Manila(Melco Crown (Philippines) Resorts運営、2014年12月開業)

今後の施設開発計画は以下の通り。

<既存施設拡張>
・Resorts World Manila:第二期拡張は2016年2Qに、第三期拡張は2017年末に完成予定
<新規開発>
・Okada Manila(ユニバーサルエンタテインメント、現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)=投資額US$2.4bn≒2,500億円、2016年11月開業予定
・Westside City Resorts World Project(Travellers International Hotel Group)=Travellers部分の投資額$1.1bn≒1,300億円、2018年4Q開業予定

フィリピンカジノ市場動向:1フィリピンペソ(PHP)=2.5円:

・2015年実績=1,254億PHP、YoY13%増(3,135億円)。うち、PAGCOR直営施設が435億PHP、YoY4%増、民間施設が819億PHP、YoY18%増
・2016年予想=1,350億PHP、YoY8%増(3,375億円)。うち、PAGCOR直営施設が450億PHP、YoY3%増、民間施設が900億PHP、YoY10%増
・2025年までに市場規模は2016年の水準から倍増へ(エンタテインメントシティの4つのIRがフル稼働)

フィリピン市場の顧客構成は、内国人、東南アジア、中国とバランスよい。中国人への依存度は強くない(構成比は2割ほど)。
ただし、足元は、市場成長が、施設供給の増加に追い付かず、各社の業績は厳しい展開。

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