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米国:Caesars Entertainment Corp 2016年度2Q 実力値は収支均衡 CEOC債権者との交渉進展

2016-08-03

【海外ニュース】

8日2日、Caesars Entertainment Corporation(CEC、NASDAQ上場)が2016年度2Q実績を発表。合わせて、現在進行中のCEOCの債権者との協議の進行状況を報告。

2015年1月15日、CECは主要営業子会社であるCaesars Entertainment Operating Company(CEOC)は破産再生申請(Chapter11)させ、CEOCを非連結化した(現在でも株式の89%を所有)。
CECは、CEOCを非連結化したことで、多額の有利子負債、採算の低いカジノホテル施設群を切り離した。

現在のCECの事業は、主としてカジノホテルの優良施設群(12施設)、ソーシャルモバイルゲーム(Caesars Interactive Entertainment, CIE)など。

CECの業績は、CEOCの切り離し、米国の個人消費回復、コストコントロールなどが寄与し、改善基調にある。
2016年度2Q(4-6月)は、営業利益$164mnに対し、利息費用$150mnと、実力値のボトムラインは収支均衡レベル。
CEOCを切り離した後にも多額の負債を抱えている。

2Q(4-6月)業績は、前年同期比では、増収、営業減益。
増収要因は、ソーシャルモバイルゲームの急成長、ラスベガスのカジノホテルの順調。営業減益要因は、ソーシャルモバイルゲームは先行投資、マーケティング費が増加。

なお、7月30日、Caesars Entertainment Corpグループは、ソーシャルモバイルゲーム事業(CIEの当該事業会社Playtika Ltd.をを44億ドル(約4,500億円)で、中国の企業グループへの買収で合意したと発表。

2016年度2Q業績(4-6月):
・売上高$1,230mn、YoY8%増、調整後EBITDAは$388mn、YoY12%増、営業利益$164mn、YoY12%減、株主帰属当期損益$2,077mnの赤字(前年同期$15mnの黒字)
・当期損益では、CEOCのリストラ関連費、CIEのストックオプション費など約$2,026mnを計上

2016年度2Q累計業績(1-6月):
・売上高$2,398mn、YoY横ばい、調整後EBITDAは$737mn、YoY8%増、営業利益$318mn、YoY4%減、株主帰属当期損益$2,385mnの赤字(前年同期$6,787mnの黒字)
・当期損益では、CEOCのリストラ関連費、CIEのストックオプション費など約$2,026mnを計上
・前年同期の当期利益には、CEOCの非連結化に伴う一時的な調整利益を計上

2016年6月末の財政状況:
・ネット有利子負債は$5,309mn
-現金および現金等価物は$1,525mn、有利子負債は$6,834mn

Caesars Entertainment Corp(CEC)に対するCaesars Entertainment Operatng Company(CEOC)債権者による訴訟:

2015年1月、Caesars Entertainment Corp(CEC)の営業子会社Caesars Entertainment Operating Company(CEOC)は破産再生申請(Chapter11)した。その時点から、CECはCEOCを非連結化した(現在でも株式の89%を所有)。

その後、CEOCの債権者は、CECおよびその大株主であるプライベートエクイティファンドのApollo Global Management、TPG Capitalを提訴。

訴訟の争点は、
1)CEOCが破産申請する以前に、CEOCの負債責任がCEC自身に遡及しないように契約変更済みと主張する妥当性
2)CEOCの破産申請前に、CEOCの数十億ドルもの優良資産をCEC自身に移転させた取引の妥当性

訴訟は、CEC、その大株主であるプライベートエクイティファンドのApollo Global Management、TPG Capitalに、50%以上の確率で、36億ドルから51億ドルの範囲の損害賠償の負担となる可能性がある(3月、米国破産裁判所に任命された独立調査官Richard Davis氏の発言)。

CECは、今後の裁判の行方次第では、CEC自身が破産手続きをせざるを得なくなると主張。

2016年6月、Caesars Entertainment Corpは、破産裁判所から、CEOC債権者による訴訟の一時的な停止を得た。停止期間は、8月29日まで(停止が延期される可能性はほぼない)。

Caesars Entertainment Corpは、猶予期間内に、Caesars Entertainment Operating Companyの再建計画をまとめ、自らへの提訴を収束させる必要がある(債権者の合意形成)。
生き残りをかけた時間との闘いである。

現在の再建計画案は、1)Caesars Entertainment Operating Companyの債務を180億ドルから100億ドルに減免、2)Caesars Entertainment Corpが数十億ドルのキャッシュを投入、3)Caesars Entertainment Operating Companyを運営会社と資産保有のREITに分離、など。

8月1日、Caesars Entertainment Corpは、CEOCの第二順位担保権付(Second Lien)保有者との交渉の進展を報告した。

裁判所による再編・再生計画(CEOC’s Plan of Reorganization)のヒアリングは、2017年1月17日に開始予定。

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