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アセアン:プロキシーベッティング 各国当局にルール明確化を求める Global Market Advisors

2016-08-14

【海外ニュース】

8月10日、Global Market Advisorsは、調査レポート「Proxy Betting in Southeast Asia: Insights and Evaluation of the Product’s Potential」を発表。アセアンにおけるプロキシーベッティングの状況について分析。

Global Market Advisorsは、米国(ネバダ州ラスベガス、コロラド州デンバー)、アジア(台湾・台北、タイ・バンコク)に拠点を置く、ゲーミング産業を中心とするコンサルティングファーム。

プロキシーベッティングとは、実際のプレイヤーはカジノ場外におり、プレイヤーの委託を受けた事業者(個人)がカジノ場内テーブルにて電話の指示を受けてプレイする行為。

プレイヤーが、プロキシーベッティングを志向する最大のインセンティブは、匿名性の確保(player anonymity)。

一方、政府、規制当局は、マネーロンダリング対策が十分でなくなるリスク(運営者のKnow-Your-Customerルール不徹底)、マルチプライヤー行為(*1)が実行されるリスクを考慮し、プロキシーベッティングを規制する動きとなる。

(*1)ジャンケット-プレイヤー間でテーブル上の取引の数倍規模を決済する取り決め。非合法の賭博行為であり、カジノ課税を回避する手段にもなる。

Global Market Advisorsは、アセアン各国におけるプロキシーベッティングに対する規制明確化を求めた(許容する場合でも運用ルール)。

とくに、米国のネバダ州、ニュージャージー州など堅牢な規制を持つ管轄区にライセンスを保有する事業者は、当該管轄区以外のエリアにおいても誠実かつ法令遵守が求められ、不明瞭なルールを持つ国への投資には消極的にならざるを得ないと強調。

マカオ政府は2016年5月にフォンベッティングの禁止を明確化:
5月6日、マカオの規制当局(Gaming Inspection and Coordination Bureau, DICJ)は、フォンベッティング(*2)に罰則規定を設け、禁止を明確化した(実効は5月9日)。マカオは、2001年にフォンベッティングを禁止したものの、罰則規定はなく、事実上、VIPルームにおいてまん延していた。

(*2)VIPルームにおけるジャンケットによる携帯電話を使用した代理行為。ジャンケットが、携帯電話に接続されたイヤホンにて顧客の指示を受ける。

マカオでは、フォンベッティングは、VIPゲーミングのローリングボリュームの10-20%ほど、カジノ市場全体への影響は5-10%ほどと考えられる(VIPゲーミングの市場構成比は5割ほど)。
コンセッション6事業者の業績インパクトは相対的に小さい(VIPゲーミングの利益構成は3割ほど)。Sands Chinaなど一部の事業者は、すでに2014年前後から自主的に禁止していた。
一方、ジャンケット事業者には追加的な打撃である。

アセアンの多くの国では明確なルールがない(シンガポールは禁止):
現在、アセアンの国々(カンボジア、ベトナム、フィリピンなど)では、プロキシーベッティングを規制するルールがない。運営者は、収入拡大を狙い、プロキシーベッティングを受け入れている。
アセアンのプロキシーベッティングへの収入依存度は、施設によりさまざまだが、9割を依存するケースもある。

なお、シンガポールでは、2015年に、フォンベッティングを禁止した。罰則規定は、プレイヤー側には罰金S$5,000(約40万円)および禁錮6ヵ月、取引促進者は罰金S$200,000(1,600万円)および禁錮5年である。

Globa Market Advisors該当ページ:
Proxy Betting in Southeast Asia: Insights and Evaluation of the Product’s Potential

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