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フィリピン:ユニバーサル OKADA MANILA 2016年12月開業へ 私募債4億ドル資金調達ほぼ完了

2016-10-10

【海外ニュース】

10月5日、ユニバーサルエンターテインメントは、10月14日に4億米ドルの第二回私募債の発行を発表。ドイツ証券を通じ、販売先は決定済み。今回の私募債は、2015年8月の第一回私募債(6億米ドル)に続く二回目。
それぞれ使途は、フィリピンのカジノを含む統合型リゾート(IR)計画OKADA MANILAの開発資金。ユニバーサルエンターテインメントは、今回の建設資金はほぼ確保したとした。

続く10月7日、ユニバーサルエンターテインメントの現地子会社であるTiger Resort, Leisure and Entertainment Inc.は、OKADA MANILAの開業時期についてアップデイト。

ポイントは、
・2016年12月に開業予定。作業は順調に進展
・第一期は全体土地面積44haのうち、22haをカバー
・第一期の施設は、ホテル、飲食、カジノ、その他アトラクション
・その他の施設、アメニティの開業時期は検討中であり、決定次第、速やかに開示

ユニバーサルエンターテインメントは、10月3日、第一期の開業について、天候不順の影響により、直近計画(2016年11月ソフトオープン)よりに若干のずれが生じるものの、大きな遅れではないと発表していた。

カジノを含む統合型リゾート(IR)Oakda Manilaの概要:
Okada Manilaは、2016年12に第一期が開業予定であった。全体は四期構成であり、最終完成は2019年末を想定。

第一期は、投資額24億米ドル(約2,500億円)。施設概要は、カジノフロアは26,410㎡(テーブル500台、電子ゲーム3,000台)、ホテル993室、エンタテインメントスペース8,361㎡、ビーチ/ナイトクラブThe Cove(4,500人収容)、ショッピングモール8,409㎡(50店舗)、飲食21店舗。

第四期まで累計投資額は、40億ドル(約4,200億円)となる見通し。フル操業時の従業員は8,000名。
全体の土地面積は、44haであり、第一期は22haを利用。

Okada Manilaは、規制当局との投資ミニマムコミットメントである10億ドルを大幅に上回る規模感。ユニバーサルエンターテインメントは、第一期の投資分について、開業から二年以内に黒字化する計画。

ユニバーサルエンターテインメントは、2008年8月にライセンスを取得。その後、開発が停滞した局面があったが、2015年5月、現地の政財界の有力者であるAntonio O. Cojuangco氏(コファンコ)とチームアップしたことが契機となり、Okada Manilaの開発は一気に進展した。
2015年9月にはCOOとしてSteve Wolstenholme氏を任命したと発表した。カジノ開発運営の経験あるマネジメントを雇用し、開業までの作業を進めている。

フィリピン カジノを含む統合型リゾート(IR)開発動向

マニラ首都圏には、現在、3つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)が営業中。

<ニューポートシティ マニラ国際空港の隣>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group運営、2009年8月開業)
<エンタテインメントシティ>
・Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts運営、2013年3月開業、2014年11月Sky Tower拡張)
・City of Dreams Manila(Melco Crown Philippines Resorts運営、2014年12月開業)

今後の施設開発計画は以下の通り。

<既存施設拡張>
・Resorts World Manila:第二期拡張は2016年9月に、第三期拡張は2018年に完成予定(二期、三期合計の投資額4-5億米ドル)
<新規開発>
・Okada Manila(ユニバーサルエンタテインメント、現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)=投資額24億米ドル、2019年末最終完成予定
・Westside City Resorts World Project(Travellers International Hotel Group)=Travellers部分の投資額12億米ドル、2020-2021年開業予定

フィリピンカジノ市場、および、マニラ首都圏IR3社の業績動向

・2015年実績:
=1,122億PHP、うち、PAGCOR直営施設303億PHP、エンタテインメントシティ702億PHP、その他117億PHP
-全体では2,500億円、YoY13%増ほど。エンタテインメントシティがけん引
-フィリピン市場の顧客構成は、内国人、東南アジア、中国とバランスよい

マニラ首都圏における国際的なカジノを含む統合型リゾート(IR)3社合計の2016年度2Q累計(1-6月)業績は、売上高807億円、YoY21%増、EBITDAは249億円、YoY51%増、株主帰属当期損益は12億円(前年同期は85億円の赤字)。
2016年度初までは施設供給増に対して、カジノ市場の拡大ペースが停滞し、や苦しい展開であった。2016年度2Qより急回復。

社別には、後発のBloomberry Resorts、Melco Crown (Philippines) Resortsの伸びが高く、先発のTravellers International Hotel Groupがシェアを落とす展開。

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