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キプロス:欧州最大級のIR Melco–Hard Rockが選定 5億ユーロ規模計画 2016年初着工へ

2016-11-08

【海外ニュース】

11月4日、キプロス共和国の商業相は、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業者選定のRequest-For-Proposalの唯一の提出者であるMelco-Hard Rock Resorts Cyprus consortiumが、提出条件を満たしており、ライセンス申請(適格者調査)、建設許可取得ステージに進んだことを明らかとした。

Melco–Hard Rock Resort Cyprus Consortiumとは、米国Hard Rock Internationalと香港Melco International Developmentのコンソーシアム。地元コングロマリットであるCyprus Phasouri(Zakaki)をパートナーとした。
なお、Melco International Developmentは、ローレンス・ホー氏を筆頭株主(所有比率50.1%)とし、Melco Crown Entertainmentの株式の37.9%を所有する(筆頭株主。第二位のCrown Resortsは27.4%)。

キプロス共和国では、2016年末に一つのカジノを含む統合型リゾート(IR)事業者を選定する方針。

事業者選定プロセスの第一段階であるEOI(Expression-of-Interest)では8事業者が対応し、Melco–Hard Rock Resort Cyprus Consortium、フィリピンBloomberry Resorts、カンボジアNagaCorpの3事業者にショートリストされた。
第二段階であるRequest-For-Proposalでは、Melco–Hard Rock Resort Cyprus Consortiumが唯一の対応者となった。

Melco–Hard Rock Resort Cyprus ConsortiumのIR計画は投資額は5億ユーロ規模(約580億円)。開発場所は、南部海沿いのLimassol。2017年1Qの建設開始の見通し。

キプロス共和国の経済は、3年間にわたる危機、景気後退を乗り越え、2015年にはプラス成長を確保。ユーロ圏の回復のシンボル的存在。観光産業がそのけん引役となった。
2016年、キプロス共和国は、観光客数、収入で過去最高を更新する方向。

観光大臣は、10年間の戦略プランにおいて、3つインフラ計画を推進中。
それは、複数のゴルフコース、マリーナ、そして、一つのカジノを含む統合型リゾート(IR)である。

キプロス政府のカジノ合法化と事業者選定プロセス

2015年7月にキプロス共和国ではカジノ合法化した(トルコ系の独立政府が占める北部には、十分に規制されない小型カジノが存在)。欧州では小型カジノが多数点在するものの、大型施設は少ない。
キプロス政府は、欧州初の大型IRの開発する計画を推進中。2016年内に一事業者を決定、2018年開業を目指す。

キプロス共和国は、2015年7月にカジノを合法化し、2016年3月に議会はIR関連法を採決した。

IR関連法は、ルールや規制を厳格に定める。ゲーミングの管理当局の設置・運用、事業者のライセンス、運営、土地や設備関連、税金、広告規制、従業員のライセンスなどを含む。IR関連法の成立により、政府は第二段階であるRequest-For-Proposal(RFP)に進むことが可能となった。

事業者選定プロセスは、第一段階であるExpressions-Of-Interest(EOI)において3事業者を選出し、第二段階のRequest-For-Proposal(RFP)で1社に絞り込む予定。
第一段階のEOIでは、財務、経験、キプロスへの理解、IRのビジョンを評価。第二段階のRFPでは、詳細事業計画、ロケーションを評価する。

選定された事業者は、メイン施設、4つのサテライトカジノ(3つのスロットパーラー、1つのテーブルを含む小型サテライトカジノ)の開設を許可される。
メイン施設はカジノ、リテイルモール、レストラン、エンタテインメントを含むカジノを含む統合型リゾート(IR)。

事業者は、初年度に暫定カジノを建設する選択が可能。回収早期化のオプションである。カジノコンセッションの期間は30年(最初の15年は排他的独占権)。

プロジェクトのミニマム要件は、ホテル500室(five-star)、ゲーミングテーブル100台、スロット1,000台。

政府は、カジノを含む統合型リゾート(IR)への投資額が、5億ユーロ(約600億円)に達すると予想。商業・観光大臣はIRは、年間50万人の観光者を引き寄せ(現在、年間240万人)、数百人の雇用機会を創出すると見積もる

ライセンス事業者による政府への拠出は、カジノ売上課税(GGR)15%、ライセンスフィー(当初4年はEURO2.5mn、次の4年はEURO5mn、その後は4年ごとに見直し)。

キプロス政府は、私有地にカジノを含む統合型リゾート(IR)が建設される方針を明確としている。政府は、外資導入と同時に、地元事業者のビジネス機会の創出を意図したわけだ。

キプロス政府HP該当ページ:
Republic of Cyprus, Ministry of Energy, Commerce, Industry and Tourism – Commencement of the licensing procedure for the Republic of Cyprus Integrated Casino Resort

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カジノIRジャパン

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