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フィリピン:ユニバーサル OKADA MANILA 2016年内に一般顧客向け施設開業へ 24億ドルIR 

2016-11-15

【海外ニュース】

11月11日、ユニバーサルエンターテインメントは、2017年3月期2Q決算発表において、フィリピンの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)計画OKADA MANILAの状況をアップデイト。

ポイントは、
1)2016年末から一般顧客を対象とした施設(ホテル、飲食店、カジノなど)を段階的に開業予定
2)第一期計画(全44haのうち、22ha)は、十分な資金調達を完了、サービス体制を構築、開業を待つ段階
3)VIP顧客向け特別室は2017年に開業

なお、ユニバーサルエンターテインメントは、10月14日に4億米ドルの第二回私募債の発行を発表(額面価格100%発行、利率8.5%、ドイツ証券が販売)今回の私募債は、2015年8月の第一回私募債(6億米ドル)に続く二回目。
それぞれ使途は、OKADA MANILAの開発資金。ユニバーサルエンターテインメントは、第一期の建設資金はほぼ確保したとした。

ユニバーサルエンターテインメントは、2008年8月にライセンスを取得。その後、開発が停滞した局面があったが、2015年5月、現地の政財界の有力者であるAntonio O. Cojuangco氏(コファンコ)とチームアップしたことが契機となり、Okada Manilaの開発は一気に進展した。
2015年9月にはCOOとしてSteve Wolstenholme氏を任命したと発表した。カジノ開発運営の経験あるマネジメントを雇用し、開業までの作業を進めている。

カジノを含む統合型リゾート(IR)Oakda Manilaの概要:
Okada Manilaは、2016年12に第一期が開業。全体は四期構成であり、最終完成は2019年末を想定。

第一期は、投資額24億米ドル(約2,500億円)、全体の土地面積は、44haのうち、第一期は22haを開発。

施設概要は、カジノフロアは26,410㎡(テーブル500台、電子ゲーム3,000台)、ホテル993室、エンタテインメントスペース8,361㎡、ビーチ/ナイトクラブThe Cove(4,500人収容)、ショッピングモール8,409㎡(50店舗)、飲食21店舗。
従業員数は8000名以上。

第四期まで累計投資額は、40億ドル(約4,200億円)となる見通し。

Okada Manilaは、規制当局との投資ミニマムコミットメントである10億ドルを大幅に上回る規模感。ユニバーサルエンターテインメントは、第一期の投資分について、開業から二年以内に黒字化する計画。

フィリピン カジノを含む統合型リゾート(IR)開発動向

マニラ首都圏には、現在、3つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)が営業中。

<ニューポートシティ マニラ国際空港の隣>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group運営、2009年8月開業)
<エンタテインメントシティ>
・Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts運営、2013年3月開業、2014年11月Sky Tower拡張)
・City of Dreams Manila(Melco Crown Philippines Resorts運営、2014年12月開業)

今後の施設開発計画は以下の通り。

<既存施設拡張>
・Resorts World Manila:第二期拡張は2016年9月に、第三期拡張は2018年に完成予定(二期、三期合計の投資額4-5億米ドル)
<新規開発>
・Okada Manila(ユニバーサルエンタテインメント、現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)=第一期投資額24億米ドル、2016年末開業予定
・Westside City Resorts World Project(Travellers International Hotel Group)=Travellers部分の投資額12億米ドル、2020-2021年開業予定

フィリピンカジノ市場、および、マニラ首都圏IR3社の業績動向

・2015年実績:
-合計1,122億PHP、うち、PAGCOR直営施設303億PHP、エンタテインメントシティ702億PHP、その他117億PHP
-全体では2,500億円、YoY13%増ほど。エンタテインメントシティがけん引
-フィリピン市場の顧客構成は、内国人、東南アジア、中国とバランスよい

マニラ首都圏における国際的なカジノを含む統合型リゾート(IR)3社合計の2016年度2Q累計(1-6月)業績は、売上高807億円、YoY21%増、EBITDAは249億円、YoY51%増、株主帰属当期損益は12億円(前年同期は85億円の赤字)。
2016年度初までは施設供給増に対して、カジノ市場の拡大ペースが停滞し、や苦しい展開であった。2016年度2Qより急回復。

社別には、後発のBloomberry Resorts、Melco Crown (Philippines) Resortsの伸びが高く、先発のTravellers International Hotel Groupがシェアを落とす展開。

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