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フィリピン:IR3社計2016年度3Q業績 1-9月売上高YoY21%増 比中関係改善で4月から急伸 

2016-11-20

【海外ニュース】

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マニラ首都圏における国際的なカジノを含む統合型リゾート(IR)3事業者が2016年度3Q業績を発表。

11月14日にBloomberry Resorts、Travellers International Hotel Group、11月15日にMelco Crown (Philippines) Resortsが発表。

3社合計の2016年度3Q累計(1-9月)業績は、売上高1,257億円、YoY21%増、EBITDAは393億円、YoY44%増、株主帰属当期損益は66億円(前年同期は104億円の赤字)。

売上高は、1Q(1-3月)はYoY3%増であったが、2Q(4-6月)はYoY39%増、3Q(7-9月)はYoY22%増となった。
背景は、中国との関係改善。それまで、中国政府は、非公式に、中国人のレジャーにおけるフィリピンへの訪問を禁じていた。

社別には、後発のBloomberry Resorts、Melco Crown (Philippines) Resortsがシェアを上げ、先発のTravellers International Hotel Groupがシェアを落とす展開。
Melco Crown (Philippines) Resortsは、2014年末の開業であり、足元の伸び率は高い。7-9月には最終損益がほぼ均衡。

9月16日、Bloomberry Resorts CorpのCEOであるエンリケ・ラゾン氏(Enrique Razon氏)は、ドゥテルテ大統領の方針について以下のように述べた。
・大統領が推進するゲーミング産業への規制(*)は、むしろ、ライセンスオペレーターに追い風
 (*)内国人向けオンラインゲーミングの撲滅、一部の不適切な電子ゲームパーラーの閉鎖
・大統領が選任された5月以降、中国との関係改善観測を背景に、中国からの旅行者が増加
・大統領の交通インフラ拡充(空港拡張、新たな高速道路の整備)の公約に期待

なお、11月14日、Bloomberry Resortsは、韓国済州島Golden & Luxury(済州島のJeju Sun Hotel & Casinoを所有・運営)の売却が完了せず、営業を継続することを明らかとした。
Bloomberry Resortsは、現地子会社Solaire Korea Co. Ltdを通じ、Golden & Luxury株式の96.23%を所有。6月23日、Bloomberry Resortsは、マカオのジャンケット、VIPルームオペレーターであるIao Kun Group HoldingにGolden & Luxury株式を売却すると発表(エクイティおよび負債の総額でKRW117,500mn、約105億円)。その後、Iao Kun Group Holding側が、所定日までに必要な資金を調達できなかった。Bloomberry Resortsは、法的手段を検討中。
Bloomberry Resortsは、韓国において、仁川空港近くの舞衣島、実尾島にそれぞれ土地を所有しており、開発を検討中。

フィリピン カジノを含む統合型リゾート(IR)開発動向

マニラ首都圏には、現在、3つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)が営業中。

<ニューポートシティ マニラ国際空港の隣>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group運営、2009年8月開業)
<エンタテインメントシティ>
・Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts運営、2013年3月開業、2014年11月Sky Tower拡張)
・City of Dreams Manila(Melco Crown Philippines Resorts運営、2014年12月開業)

今後の施設開発計画は以下の通り。

<既存施設拡張>
・Resorts World Manila:第二期拡張は2016年9月に、第三期拡張は2018年に完成予定(二期、三期合計の投資額4-5億米ドル)
<新規開発>
・Okada Manila(ユニバーサルエンタテインメント、現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)=第一期投資額24億米ドル、2016年末開業予定
・Westside City Resorts World Project(Travellers International Hotel Group)=Travellers部分の投資額12億米ドル、2020-2021年開業予定

フィリピンカジノ市場、および、マニラ首都圏IR3社の業績動向

・2015年実績:
-合計1,122億PHP、うち、PAGCOR直営施設303億PHP、エンタテインメントシティ702億PHP、その他117億PHP
-全体では2,500億円、YoY13%増ほど。エンタテインメントシティがけん引
-フィリピン市場の顧客構成は、内国人、東南アジア、中国とバランスよい

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