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4野党、働き方改革などで対決姿勢 通常国会=日本経済新聞 IR実施法案も争点に

2017-01-04

【国内ニュース】

IR推進法は、12月15日1時に成立し、12月26日に公布され、即日、施行された。これを受けて、政府のIR実施法案の策定、ギャンブル依存症対策への取り組みが公式にスタートした。
政府は、本日から一年以内を目途に、IR実施法案を策定し、国会に提出する予定。また、政府は、IR実施法案とは別に、ギャンブル依存症の基本法制定の検討を進めてきたが、2017年の通常国会で提出する方針。

1月下旬に召集される通常国会において、4野党(民進党、共産党、自由党、社民党)は、重要法案で政府・与党へ攻勢をかける考えと。次期衆院選を意識し、通常国会冒頭から対決姿勢をとり、支持拡大を目指す。

政府・与党が策定するIR実施法案への対応でも激しく対立する見通し。

2016年12月、4野党は、幹事長・書記局長会談において、衆院早期解散に備え、協力準備する考えを確認。小選挙区の候補者調整、共通政策づくりを見据えた実務者協議を急ぐ方針で一致した。

政府:IR実施法案の策定、ギャンブル依存症対策整備に向けた動き

<IR実施法案の策定作業>
・政府は2017年1月にも、安倍晋三首相をトップとする「IR区域整備推進本部」を新設
・年明け早々に、IR推進に関する専門部署を内閣官房に設置する方針
・内閣官房「検討チーム」の人員は、現在(約20名)から50-60名に拡充
・ギャンブル依存症対策整備のため、厚生労働省などの職員が検討チームに加わる方向
・IR区域整備推進本部の事務局は、段階的に100名規模へ増強
・有識者で構成する整備推進会議を設置
・政府は2017年秋にも法案を国会に提出したい考え
(IR推進法は、政府に対して、その公布日・施行である2016年12月26日から一年以内にIR実施法案を策定、国会に提出するよう求めている)

<ギャンブル依存症対策整備>
・政府は、ギャンブル依存症の対策基本法を策定し、2017年の通常国会で提出へ

・ギャンブル依存症対策を検討する関係閣僚会議(議長:菅義偉・内閣官房長官)を開催
-構成閣僚は、菅義偉・内閣官房長官、石井啓一・国土交通大臣(IR管轄)、塩崎恭久・厚生労働大臣(ギャンブル依存症対策を管轄)、山本有二・農林水産大臣、世耕弘成・経済産業大臣、松本純・国家公安委員長、高市早苗・総務大臣(それぞれ公営競技・遊技・宝くじを管轄)。
・政府は、年明けに、内閣官房に、ギャンブル依存症等対策室(仮称)を設置
-対策室は厚生労働省、文部科学省、警察庁などの職員で構成し、既存ギャンブル(公営競技、パチンコなど)、カジノをカバー
-省庁横断の組織で、依存症の予防、治療、相談体制の整備に取り組む
-同対策室は、関係閣僚会議の事務局の役割も担う

・厚生労働省は、依存症対策推進本部(本部長:塩崎恭久・厚生労働大臣)を設置
・ギャンブル、アルコール、薬物の3分野について、それぞれ省内チームをつくり具体的な対策を協議
・依存症の予防・治療の対策に加え、依存症による健康障害などに包括的な対策を議論
・都市部での患者の割合を推計する調査結果を2016年度中に公表
・ギャンブル依存症の実態把握のた初の面接調査に関し、2017年5月頃にとりまとめ

・厚生労働省は、2017年度予算案において、依存症対策推進に5.3億円計上(2016年度は約1億円)
-新たに全国の都道府県と20の政令指定都市すべてに相談拠点を設け、相談員を配置
-全国67カ所に依存症の専門医療機関を設置
-専門医療機関は、民間団体と連携して、患者やその家族を支援

各党:IR実施法案の議論・検討、ギャンブル依存症対策整備に向けた動き

自民党
・2017年1月、IR実施法案の制度設計を議論・検討する新組織を立ち上げへ
・政府が策定するIR実施法案において、政治判断が必要となる領域について検討し、反映させる考え
・事業者の選定基準、入場規制、収益の使途、ギャンブル依存症対策などをテーマとする

公明党
・2017年1月、自民党とともに与党として、IR実施法案への制度設計を議論へ
・12月20日、「ギャンブル等依存症対策検討プロジェクトチーム」(座長・桝屋敬悟党厚生労働部会長)を設置
・22日に第一回の会合を党本部で開催。厚生労働省からギャンブル、アルコール、薬物の依存症の実態を聴取
・今後、依存症回復支援施設の視察や関係省庁へのヒアリングを実施し、2017年3月までに論点を整理する考え
・政府に対して、IR実施法案とは別に、依存症全体の対策を整備する法制度を求める

日本維新の会
・与党(自民党・公明党)が2017年1月に開始するIR実施法案とその制度設計の議論に参加を検討
・野党が政策立案の段階から与党協議に関わるのは異例
・日本維新の会は、IR推進法案提出者として、IR実施法案に関する与党協議への関与を求めてきた

民進党
・12月21日、内閣部門会議を開催。政府からヒアリング
・ギャンブル依存症対策、IR実施法案の論点(刑法・賭博罪の違法性阻却、カジノ収益の使途など)をチェック
・民進党は、ギャンブル依存症対策を盛り込んだ議員立法を検討

カジノIRジャパン関連記事:
・IR実施法案-政府、各党
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