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政府・与野党の取組(15)自民党 IRのPT初会合 25日に カジノ懸念材料中心に議論

2017-01-21

【国内ニュース】

IR推進法は、12月15日1時に成立し、12月26日に公布され、即日、施行された。これを受けて、政府のIR実施法案の策定、ギャンブル依存症対策への取り組みが公式にスタートした。
政府は、施行から一年以内を目途に、IR実施法案を策定し、国会に提出する予定。
また、政府は、IR実施法案とは別に、ギャンブル依存症対策基本法案を策定し、2017年の通常国会で提出へ。

1月10日、自民党は、政調会にIRに関するプロジェクトチーム(PT)を設置した。
25日に初会合を開催する予定。

プロジェクトチームは、IR実施法案の制度設計、とくに、カジノの懸念材料(ギャンブル依存症対策、反社会勢力排除、青少年保護、マネーロンダリング対策など)を中心に議論を開始する。

超党派IR議連幹事長の岩屋毅・衆議院議員が座長に就き、国土交通部会や厚生労働部会など関係する10の部会長も参加する。

政府が通常国会に提出するギャンブル依存症対策基本法案、その後に提出するIR実施法案に自民党としての意見を反映させる考え。

政府:IR実施法案の策定、ギャンブル依存症対策整備に向けた動き

<IR実施法案の策定作業>
・1月6日、「IR区域整備推進本部」の準備室を内閣官房に設置
・3月には「IR区域整備推進本部」(本部長:安倍晋三・首相)が発足へ
・「IR区域整備推進本部」は、当初50名規模(以前の内閣官房の検討チームは約30名)
・ギャンブル依存症対策整備のため、厚生労働省などの職員が検討チームに加わる方向
・IR区域整備推進本部の事務局は、段階的に100名規模へ増強
・有識者で構成する整備推進会議を設置
・政府は2017年秋にも法案を国会に提出したい考え
(IR推進法は、政府に対して、その公布日・施行である2016年12月26日から一年以内にIR実施法案を策定、国会に提出するよう求めている)

<ギャンブル依存症対策整備>
・政府は、ギャンブル依存症対策基本法案を策定し、2017年の通常国会で提出へ

・12月26日、ギャンブル依存症対策を検討する関係閣僚会議(議長:菅義偉・内閣官房長官)の初会合を開催
-構成閣僚は、菅義偉・内閣官房長官、石井啓一・国土交通大臣(IR管轄)、塩崎恭久・厚生労働大臣(ギャンブル依存症対策を管轄)、山本有二・農林水産大臣、世耕弘成・経済産業大臣、松本純・国家公安委員長、高市早苗・総務大臣(それぞれ公営競技・遊技・宝くじを管轄)。
・政府は、年明けに、内閣官房に、ギャンブル依存症等対策室(仮称)を設置
-対策室は厚生労働省、文部科学省、警察庁などの職員で構成し、既存ギャンブル(公営競技、パチンコなど)、カジノをカバー
-省庁横断の組織で、依存症の予防、治療、相談体制の整備に取り組む
-同対策室は、関係閣僚会議の事務局の役割も担う

・12月27日、厚生労働省は、依存症対策推進本部(本部長:塩崎恭久・厚生労働大臣)の初会合を開催
・ギャンブル、アルコール、薬物の3分野について、それぞれ省内チームをつくり具体的な対策を協議
・依存症の予防・治療の対策に加え、依存症による健康障害などに包括的な対策を議論
・都市部での患者の割合を推計する調査結果を2016年度中に公表
・ギャンブル依存症の実態把握のた初の面接調査に関し、2017年5月頃にとりまとめ

・厚生労働省は、2017年度予算案において、依存症対策推進に5.3億円計上(2016年度は約1億円)
-新たに全国の都道府県と20の政令指定都市すべてに相談拠点を設け、相談員を配置
-全国67カ所に依存症の専門医療機関を設置
-専門医療機関は、民間団体と連携して、患者やその家族を支援

各党:IR実施法案の議論・検討、ギャンブル依存症対策整備に向けた動き

自民党
・2017年1月10日、政調会にIRのプロジェクトチーム設置
・政府が策定するIR実施法案において、政治判断が必要となる領域について検討し、反映させる考え
・とくに、カジノの懸念材料を中心に議論
・事業者の選定基準、入場規制、収益の使途、ギャンブル依存症対策などをテーマとする

公明党
・2017年1月、自民党とともに与党として、IR実施法案への制度設計を議論へ
・12月20日、「ギャンブル等依存症対策検討プロジェクトチーム」(座長・桝屋敬悟党厚生労働部会長)を設置
・22日に第一回の会合を党本部で開催。厚生労働省からギャンブル、アルコール、薬物の依存症の実態を聴取
・今後、依存症回復支援施設の視察や関係省庁へのヒアリングを実施し、2017年3月までに論点を整理する考え
・政府に対して、IR実施法案とは別に、依存症全体の対策を整備する法制度を求める

日本維新の会
・与党(自民党・公明党)が2017年1月に開始するIR実施法案とその制度設計の議論に参加を検討
・野党が政策立案の段階から与党協議に関わるのは異例
・日本維新の会は、IR推進法案提出者として、IR実施法案に関する与党協議への関与を求めてきた

民進党
・12月21日、内閣部門会議を開催。政府からヒアリング
・ギャンブル依存症対策、IR実施法案の論点(刑法・賭博罪の違法性阻却、カジノ収益の使途など)をチェック
・民進党は、ギャンブル依存症対策を盛り込んだ議員立法を検討

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