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スリランカ:ストライダーズ社 IR開発計画中止~新興国リスク増大、ライセンス取得の不透明感  

2017-02-24

【海外ニュース】

2月21日、株式会社ストライダーズ(代表取締役社長:早川良一氏)は、スリランカのカジノ事業者であるRank Holdings (Private)Limited(ランカグループ)と合弁で進めてきた、スリランカ最大の都市であるコロンボ市におけるカジノを含む統合型リゾート(IR)開発プロジェクトを中止したと発表。

中止の理由は、
・当初想定していた資金調達額の達成が困難
 ~新興国リスク増大による投資マインド冷え込み、カジノライセンス取得時期が不透明
・コロンボ市内での建設ラッシュによる建設費高騰の影響

この結果、ランカグループは、早期の投資資金回収のためにプロジェクト自体を統合型リゾート施設から商業施設と住居施設の複合施設へ転換する方向で検討を開始。双方合意のうえで計画を中止することになった。

ストライダーズは、主としてIT関連事業、企業再生再編事業、不動産賃貸管理事業を展開する。JASDAQに株式を公開する。

2016年8月4日、ストライダーズ社は、スリランカにおけるIR開発プロジェクトを公表。想定するIR施設は、総投資額2.9億米ドル(約300億円)、ホテル450室、2019年開業予定。

ストライダーズ社は、2014年8月に現地のパートナーであるAsia Capital PLC(アジアキャピタル)と業務提携し、スリランカにおけるカジノ産業について調査・研究を開始。
当初、日本国内におけるIRのモデルケースの候補として市場調査を実施したが、ランカグループから同国におけるカジノホテル建設の提案を受け、IRプロジェクトの共同推進で合意した。
ストライダーズ社の主な役割は、日本国内外における資金調達。

ランカグループは、スリランカにおいて2つのカジノ施設を運営、最近はアジア・アフリカ地域にいて積極展開する。

スリランカ ストライダーズ社 IR計画の概要(2016年8月4日発表)

・建設予定地 :コロンボ市内べイラ湖周辺
・敷地面積 :9,550 ㎡
・客室数 :450 室(予定)
・コンベンション会場6室(予定)
・総投資額 :2.9億米ドル(予定)
・スケジュール
 -契約締結日 :2016年8月4日
 -建設開始日 :2017年3月(予定)
 -開業時期 :2019年(予定)

・本プロジェクトは、建設予定地であるコロンボ市内のべイラ湖沿いの土地取得、および、スリランカ政府からIR開発・運営に関わるライセンス認可を前提とした

 

スリランカのカジノを含む統合型リゾート(IR)市場動向

スリランカは2009年に内戦が終結し、その後、外資を積極的に導入し、経済成長期にある。2010年11月にはギャンブルが合法化された。現在、5つの小型のカジノが運営されている。

前政権(ラジャパクサ政権:Mahinda Rajapaksa大統領)は、2010年からシンガポールを手本としたIR誘致を検討し、3つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)設置を認可した。

事業者は、Lake Leisure Holdings(現地カジノ資本とオーストラリアのCrown Resorts)、Queensbury Leisure、そしてJohn Keells Holdingsであった。
なお、Crown Resortsの計画は、投資額4億ドルのカジノを含む統合型リゾート(IR)であった。

しかし、2015年1月に発足した現政権(シリセナ政権:Maithripala Sirisena大統領)が3つのIR認可を取り消した。

ストライダーズの計画は、シリセナ政権が、カジノを含む統合型リゾート(IR)は、カジノライセンス認可(既存ライセンスの移転)を前提とする。

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