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フィリピン:Travellers IHG 2016年度業績 2Q以降の回復で前期並み Okada Manilaの競合注目

2017-03-20

【海外ニュース】

3月16日、Travellers International Hotel Groupが2016年度業績を発表。ニノイ・アキノ国際空港近隣の国際IR事業者としては、初めてのアニュアルレポートの公表。

今後、Melco Crown (Philippines) Resorts Corporation、Bloomberry Resorts Corporationが2016年度業績を公表予定。
なお、2月16日、Melco Crown Entertainmentが2016年度業績を発表済みで、City of Dreams Manila(Melco Crown (Philippines) Resorts Corporation運営)の損益状況の一部を明らかとした。
City of Dreams Manilaの2016年度の営業利益はUSD39mn、前期$126mnの赤字から大幅に改善。

Travellers International Hotel GroupはフィリピンのAlliance Global Group(52.1%)とGenting Hong Kong(35.9%)の合弁会社。マニラ国際空港の隣にResorts World Manilaを運営する。

Travellers International Hotel Groupの2016年度の売上高、EBITDAはほぼ前期並みを確保した。

国際IR事業者である3者の業績は、2016年2Q(4-6月)から急回復。
背景は、中国との関係改善。それまで、中国政府は、非公式に、中国人のレジャーにおけるフィリピンへの訪問を禁じていた。

Resorts World Manilaは、後発施設にシェアを奪われる展開。
Resorts World Manilaは、2009年8月開業。一方、Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts)は2013年3月開業、City of Dreams Manila(Melco Crown (Philippines) Resorts)は2014年12月開業。

今後、2016年12月開業のOkada Manilaの影響が注目される。

2016年度業績(1-12月)
・売上高PHP25,095mn、YoY2%増、EBITDAはPHP6,421mn、YoY4%増、営業利益PHP4,777mn、YoY横ばい、株主帰属当期利益PHP3,402mn、YoY15%減
・売上高-部門別
 -Gaming(GGR)=PHP23,649mn、YoY2%減
 -Hotel, Food & Beverage=PHP2,627mn、YoY6%増
 -Other Income=PHP1,216mn、YoY18%増
 -Promotional Allowance(減算)=PHP2,396mn、YoY23%縮小
・円換算は、売上高は約552億円、EBITDAは141億円、営業利益は105億円、株主帰属当期利益は75億円

フィリピン カジノを含む統合型リゾート(IR)開発動向

マニラ首都圏には、現在、3つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)が営業中。

<ニューポートシティ マニラ国際空港の隣>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group運営、2009年8月開業)
<エンタテインメントシティ>
・Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts運営、2013年3月開業、2014年11月Sky Tower拡張)
・City of Dreams Manila(Melco Crown Philippines Resorts運営、2014年12月開業)
・Okada Manila(ユニバーサルエンタテインメント、現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)=第一期投資額24億米ドル、2016年末開業

今後の施設開発計画は以下の通り。

<既存施設拡張>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group)=第二期拡張は2016年9月に、第三期拡張は2018年に完成予定(二期、三期合計の投資額4-5億米ドル)
<新規開発>
・Westside City Resorts World Project(Travellers International Hotel Group)=Travellers部分の投資額12億米ドル、2020-2021年開業予定

フィリピンカジノ市場、および、マニラ首都圏IR3社の業績動向

・2015年実績
-合計1,122億PHP、うち、PAGCOR直営施設303億PHP、エンタテインメントシティ702億PHP、その他117億PHP
-全体では2,500億円、YoY13%増ほど。エンタテインメントシティがけん引
-フィリピン市場の顧客構成は、内国人、東南アジア、中国とバランスよい

マニラ首都圏における国際IR3社計の2016年度3Q累計(1-9月)業績は、売上高1,257億円、YoY21%増、EBITDAは393億円、YoY44%増、株主帰属当期損益は66億円(前年同期は104億円の赤字)。
売上高は、1Q(1-3月)はYoY3%増であったが、2Q(4-6月)はYoY39%増、3Q(7-9月)はYoY22%増となった。
背景は、中国との関係改善。それまで、中国政府は、非公式に、中国人のレジャーにおけるフィリピンへの訪問を禁じていた。

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