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フィリピン:Bloomberry Resorts 2016年度通期 損益大幅改善 今後のOkadaManilaの影響注視

2017-03-27

【海外ニュース】

3月23日、フィリピンのBloomberry Resorts Corporation(Bloomberry)は、2016年度通期業績を発表。

通期(1-12月)の売上高PHP30,431mn、YoY21%増、株主帰属当期損益PHP2,344mn(前期PHP3,271mnの赤字)と、大幅増収、黒字転換。
円換算は、売上高670億円、株主帰属当期損益52億円。

業績は、2Q(4-6月)以降に急激に改善。背景は、中国との関係改善。それまで、中国政府は、非公式に、中国人のレジャーにおけるフィリピンへの訪問を禁じていた。

Enrique Razon氏(取締役会議長、CEO)コメント
「2016年は様々なチャレンジに直面したが、当社の財務管理、マーケティング、施設改善、社員教育などの努力が奏功した。当社は競争優位を確保しており、2017年の業績にもつながるだろう」

フィリピンマニラ首都圏の国際IRでは、2014年末(11月にSolaire Resort&Casinoの第一期拡張、12月にCity of Dreams Manila開業)から、2016年末まで新規施設供給はなかった。その間、中国市場の回復が、業績回復に直結した構図。
2016年12月にはOkada Manilaが開業した。Okada Manilaの公式オープン(3月末)以降の各社への影響が注目される。

2016年度業績(1-12月):
・売上高PHP30,431mn、YoY21%増、EBITDAはPHP10,599mn、YoY105%増、株主帰属当期損益PHP2,344mn(前期PHP3,271mnの赤字)
・セグメント別
-フィリピン:売上高PH30,116mn、YoY21%増、EBITDAはPHP11,174mn、YoY87%増、当期損益PHP3,460mn(前期PHP2,370mnの赤字)
-韓国:売上高PHP314mn、YoY12%増、EBITDAはPHP575mnの赤字(前期PHP780mnの赤字)、当期損益PHP1,137mnの赤字(前期PHP998mnの赤字)

フィリピン カジノを含む統合型リゾート(IR)開発動向

マニラ首都圏には、現在、4つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)が営業中。

<ニューポートシティ マニラ国際空港の隣>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group運営、2009年8月開業)
<エンタテインメントシティ>
・Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts運営、2013年3月開業、2014年11月Sky Tower拡張)
・City of Dreams Manila(Melco Crown Philippines Resorts運営、2014年12月開業)
・Okada Manila(ユニバーサルエンタテインメント、現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)=第一期投資額24億米ドル、2016年末開業

今後の施設開発計画は以下の通り。

<既存施設拡張>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group)=第二期拡張は2016年9月に、第三期拡張は2018年に完成予定(二期、三期合計の投資額4-5億米ドル)
<新規開発>
・Westside City Resorts World Project(Travellers International Hotel Group)=Travellers部分の投資額12億米ドル、2020-2021年開業予定

フィリピンカジノ市場、および、マニラ首都圏IR3社の業績動向

・2015年実績
-合計1,122億PHP、うち、PAGCOR直営施設303億PHP、エンタテインメントシティ702億PHP、その他117億PHP
-全体では2,500億円、YoY13%増ほど。エンタテインメントシティがけん引
-フィリピン市場の顧客構成は、内国人、東南アジア、中国とバランスよい

マニラ首都圏における国際IR3社計の2016年度3Q累計(1-9月)業績は、売上高1,257億円、YoY21%増、EBITDAは393億円、YoY44%増、株主帰属当期損益は66億円(前年同期は104億円の赤字)。
売上高は、1Q(1-3月)はYoY3%増であったが、2Q(4-6月)はYoY39%増、3Q(7-9月)はYoY22%増となった。
背景は、中国との関係改善。それまで、中国政府は、非公式に、中国人のレジャーにおけるフィリピンへの訪問を禁じていた。

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