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フィリピン:IR3社計2016年度業績 売上高1,823億円, YoY25%増 4Q全社黒字化 中国関係改善

2017-04-18

【海外ニュース】

CI図表-フィリピンIR3社ー2016-4Q業績-図表

マニラ首都圏における国際的なカジノを含む統合型リゾート(IR)3事業者が2016年度4Q業績が出揃った。

3月16日にTravellers International Hotel Group、3月23日にBloomberry Resorts、4月12日にMelco Crown (Philippines) Resortsが発表。

3社合計の2016年度累計(1-12月)業績は、売上高1,823億円、YoY25%増、EBITDAは568億円、YoY77%増、株主帰属当期損益は97億円(前期196億円の赤字)。

売上高は2Q以降、急激に伸長。1Q(1-3月)はYoY3%増であったが、2Q(4-6月)はYoY39%増、3Q(7-9月)はYoY22%増、4Q(10-12月)はYoY35%増となった。
背景は、中国との関係改善。中国政府は、1Qまで、非公式に、中国人のレジャーにおけるフィリピンへの訪問を禁じていた。

社別には、後発のBloomberry Resorts、Melco Crown (Philippines) Resortsがシェアを上げ、先発のTravellers International Hotel Groupがシェアを落とす展開。

最後発(2014年12月開業)のMelco Crown (Philippines) Resortsは、2016年4Q(10-12月)に黒字転換。

2017年度には、2016年末に開業したOkada Manilaとの競合の影響を注目される。

なお、2017年3月、ゲーミング管理当局The Philippine Amusement and Gaming Corp(PAGCOR)は、マニラ首都圏において、今後5年間、新規ライセンスを発給しない方針を明らかにした。
一定期間、国際IR事業者4社の先駆者としてのリスクテイク、その結果である権益を守る考え。

フィリピン カジノを含む統合型リゾート(IR)開発動向

マニラ首都圏には、現在、4つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)が営業中。

<ニューポートシティ マニラ国際空港の隣>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group運営、2009年8月開業)
<エンタテインメントシティ>
・Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts運営、2013年3月開業、2014年11月Sky Tower拡張)
・City of Dreams Manila(Melco Crown Philippines Resorts運営、2014年12月開業)
・Okada Manila(ユニバーサルエンタテインメント、現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)=第一期投資額24億米ドル、2016年末開業

今後の施設開発計画は以下の通り。

<既存施設拡張>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group)=第二期拡張は2016年9月に、第三期拡張は2018年に完成予定(二期、三期合計の投資額4-5億米ドル)
<新規開発>
・Westside City Resorts World Project(Travellers International Hotel Group)=Travellers部分の投資額12億米ドル、2020-2021年開業予定

フィリピンカジノ市場、および、マニラ首都圏IR3社の業績動向

・2015年実績
-合計1,122億PHP、うち、PAGCOR直営施設303億PHP、エンタテインメントシティ702億PHP、その他117億PHP
-全体では2,500億円、YoY13%増ほど。エンタテインメントシティがけん引
-フィリピン市場の顧客構成は、内国人、東南アジア、中国とバランスよい
・2016年実績
-合計1,500億PHP、YoY33%増

マニラ首都圏における国際IR3社計の2016年度(1-12月)業績は、売上高1,823億円、YoY25%増、EBITDAは568億円、YoY77%増、株主帰属当期損益は97億円(前期196億円の赤字)。
売上高は2Q以降、急激に伸長。1Q(1-3月)はYoY3%増であったが、2Q(4-6月)はYoY39%増、3Q(7-9月)はYoY22%増、4Q(10-12月)はYoY35%増となった。
背景は、中国との関係改善。中国政府は、1Qまで、非公式に、中国人のレジャーにおけるフィリピンへの訪問を禁じていた。

2017年3月、フィリピンのゲーミング管理当局The Philippine Amusement and Gaming Corp(PAGCOR)のAndrea D. Domingo議長は、マニラ首都圏において、今後5年間、新規ライセンスを発給しない方針を明らかにした。
一定期間、Okada Manilaを含む国際IR事業者4社の先駆者としてのリスクテイク、その結果である権益を守る考え。

・フィリピン市場、業績
フィリピン:Bloomberry Resorts 2016年度通期 損益大幅改善 今後のOkadaManilaの影響注視
フィリピン:Bloomberry Resorts CEO Razon氏「市場拡大。中期的に全事業者が好業績確保へ」
フィリピン:Travellers IHG 2016年度業績 2Q以降の回復で前期並み Okada Manilaの競合注目
フィリピン:IR3社計2016年度3Q業績 1-9月売上高YoY21%増 比中関係改善で4月から急伸
フィリピン:中国との観光協力プログラム実行へ IR産業に強い追い風 すでに2Qに表面化
フィリピン:IR3社計 2016年度2Q 1-6月売上高YoY21%増 4-6月に勢い 継続性に注目
Melco Crown Entertainment 2016年度2Q Studio City、CoD Manilaとも黒字に 先行投資開花
フィリピン:ロドリゴ・ドゥテルテ大統領 カジノ産業のマネーロンダリング対策を国際基準へ
フィリピン:次期大統領ロドリゴ・ドゥテルテ氏 中国外交、経済重視 IR業界に追い風との見方
フィリピン:IR3社計の2016年度1Q 売上高YoY5%増と低調 投資負担に市場拡大が追い付かず
フィリピン:IR3社計の2015年度業績 当期赤字200億円 投資負担に市場拡大が追い付かず
フィリピン:PAGCOR CEO 2015年市場は約3,250億円、YoY17%増(注) 市場成長を強調
フィリピン:政府がカジノ、ロッテリー参加者からの徴収強化検討 カジノ入場料9,000円案
・フィリピン開発
フィリピン:ユニバーサル OKADA MANILA 3月31日にグランドオープン 同国最大のIR
フィリピン:PAGCOR マニラ首都圏では5年間、新規ライセンス発給を停止 先行4事業者を保護
フィリピン:PAGCOR マクタン島に5億米ドルの大型IR承認 2017年市場 P155-160bnへ
フィリピン:ユニバーサル OKADA MANILA 自己株を海外売却 207億円調達 本開業後に備える
フィリピン:Okada Manila 公式オープン 3月末 日本資本が現地最大IR開発。人材チーム採用
フィリピン:12月30日、Okada Manila 営業開始 グランドオープン2月 岡田氏「次のハワイに」
フィリピン:Bloomberry Resorts CEO 「大統領方針追い風」「ケソン市IR開発推進」「国内重視」
フィリピン:マニラのホテル供給 5年後に倍増 IRがエリア全体の観光機能、活性を高める
フィリピン:Belle Corp マニラ首都圏における施設供給過剰を懸念 次期政府に意見
フィリピン:Bloomberry Resorts CEO 今後の供給過剰リスクを警告 ”Too many, too fast”
フィリピン:PAGCOR マニラ以外の地方都市にもIRを展開へ 市場動向をアップデイト
 

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