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ボー・バーンハート博士UNLV(1)IRは観光産業の稼ぎ頭。米国社会の信頼を獲得

2017-05-08

【国内ニュース】

2016年12月のIR推進法の施行を契機に、政府は、ギャンブル依存症対策、IR実施法案の策定作業を公式に開始した。新年度の4月に入り、その動きは加速している。

ギャンブル依存症対策については、まずは、与党・各党が今国会で議員立法で基本理念を定めるギャンブル等依存症対基本法案(プログラム法)を成立させ、それをベースに、政府が対策を強化する展開。
基本法案は、既存射幸産業(公営競技、宝くじ、toto、パチンコ)、将来に実現するカジノをカバーする。

4月下旬、政府の要望に対応し、米国からギャンブル依存症対策専門家、ゲーミング産業専門家が来日した。専門家は、政府・各党を訪問し、その知見を共有した。4月26日は、超党派IR議連勉強会にも参加した。
カジノIRジャパンは、それぞれ単独インタビューの機会を得た。

米国依存症対策専門家インタビュー(1) ギャンブル依存症への正しい認識、社会の理解醸成を
米国依存症対策専門家インタビュー(2) ギャンブル依存症対策の実際、日本へのアドバイス

ボー・バーンハート博士 米国ネバダ大学ラスベガス校(1)
IRの経済効果-投資、雇用、波及-、米国社会における認識変化

ボー・バーンハート博士(Bo Bernhard, Ph.D.)
米国ネバダ大学ラスベガス校(University of Nevada, Las Vegas)

ボー・バーンハート博士(Bo Bernhard, Ph.D.)は、ラスベガスを拠点とし、世界の様々な司法管轄区のゲーミング・プロジェクトに携わる。博士は、ハーバード大学で、ネバダ州のコミュニティに、賭博と産業が与える影響を調査。その研究は、それ以来、世界中で展開された。
ネバダ大学ラスベガス校では、国際ゲーミング研究所(International Gaming Institute)の初代リサーチ・ディレクターに選ばれ、ホテル管理と社会学の教授に就任した。2011 年には、IGIのエグゼクティブデレター(専務理事)に就任。臨床、許認可、政府および政策に関わる。

IRのスケール感は、他のいかなる建造物を上回る
・IRは、世界の歴史上、最大の投資額さケールの建造物
・Wynn ResortsのCEOであるスティーブ・ウィン氏は、Wynn Las Vegas開発(2005年4月開業)に30億ドルを投下。当時は歴史上の最大の投資額
・現在の最大の投資額は、ラスベガスCityCenterの110億ドル
・ちなみに、
-インフレ調整後のエジプト・ピラミッドの開発費は30億ドルに満たない
-米国近代史で最も象徴的なビルであるニューヨーク市の新しいワールドトレードセンターは10億ドル
-ラスベガス郊外の小型IRの開発費は、10億ドルほど。それが、ニューヨーク市の最も高価なビルと同規模
-上海ディズニーランドの開発費は50億ドル

IRの雇用創出は、量、質の両面で他施設の圧倒
・一ヵ所の施設が創出する雇用数としては、IRは他の施設群を突出
-ラスベガスのベラージオの雇用は9,600名、Wynn Las Vegasの正規雇用者は12000名
・IRが創出する雇用は、質、多様性が極めて高い
-例えば、Wynn Las Vegasの花き部門には専門家96名が在籍。彼らは世界の花きの情報、調達ルートを把握する

政府、自治体の財政への貢献について
・政府、自治体の財政収入は、IR実施法の詳細設計によって規定される
・IRの財政貢献としては、まず、カジノ売上課税が大きい
-カジノ売上課税(GGR課税)は、ラスベガスは7%、シンガポールはマス15%、VIP5%、マカオは39%など
・忘れてならないのは、ノンゲーミング部門、そして、IRが生み出す巨大な経済エコシステムが生み出す経済活動とそこから生まれる税収

米国社会のパーセプション:しっかりした規制のもと、ゲーミング産業は社会の信頼を勝ち得た
・米国社会においても、かつては、カジノへのネガティブなパーセプションはあった
・現在は、ゲーミング産業の堅牢な規制、コンプラアンス、高潔性は、高く評価されている
・例えば、以前は、プロ・スポーツチームがラスベガスに本拠を置くことはなかった
・現在では、米国三大スポーツのうち、フットボール、アイスホッケーの人気チームがラスベガスへのホーム移転を決定
・そうした認識の変化は、チーム・オーナー、コミッショナーの発言にも表面化
-ラスベガス、ゲーミング産業は、祖父、親の時代とは全く異なる
-しっかりした規制のもと、ゲーミング産業は社会の信頼を勝ち得てきた

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