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フィリピン:国際IR業績動向 中国顧客増を背景に大幅収益改善 Okada Manilaは初期赤字 

2017-08-14

【海外ニュース】

フィリピン国際IR事業者の2017年度4-6月の業績動向が明らかとなってきた。

7月27日にMelco Resorts & Entertainmentが2017年度2Q実績を発表し、フィリピン事業であるMelco Resorts and Entertainment (Philippines) Corporationの動向を開示。
8月7日、ユニバーサルエンタテインメントが、2017年4-6月期の連結決算を発表。「その他」セグメントにOkada Manilaの動向が反映される。
続いて、8月10日、Bloomberry Resorts Corporation)は、2017年度2Q業績を発表。

今後、Melco Resorts and Entertainment (Philippines) Corporation、Travellers International Hotel Group, Inc.が2017年度2Q業績を発表へ。

ここまで明らかとなった業績動向は以下の通り。

業績は、2016年4-6月以降に急速に改善。中国との関係改善を背景に、中国顧客が増加。それまで、中国政府は、非公式に、中国人のレジャーにおけるフィリピンへの訪問を禁じていた。

なお、Okada Manilaは、2016年12月に開業。ユニバーサルエンタテインメントは、Okada Manila単体の業績開示をしないが、開業直後の四半期業績は、売上高30億円ほど、営業損益は30億円前後の赤字と推測される。

City of Dreams Manila:運営会社Melco Resorts and Entertainment (Philippines)
・Melco Resorts & EntertainmentにおけるCity of Dreams Manilaプロパティ業績
-2017年度2Q業績(4-6月)=調整後EBITDA $63mn、YoY72%増、営業利益 $27mn、YoY2.4倍
-2017年度2Q累計業績(1-6月)=調整後EBITDA $124mn、YoY90%増、営業利益 $50mn、YoY8.9倍

Okada Manila:運営会社ユニバーサルエンタテインメント(Tiger Resorts Leisure and Entertainment)
・ユニバーサルエンタテインメントにおける「その他」セグメント業績。Okada Manilaを含む
-2016年3月期通期=売上高 34億円、営業損益 41億円の赤字
-2017年3月期通期=売上高 32億円、営業損益 82億円の赤字
-2017年4-6月期=売上高 39億円、YoY4.1倍、営業損益37億円の赤字(前年同期は12億円の赤字)

Solaire Resort&Casino:運営会社Bloomberry Resorts Corporation
・Bloomberry Resortsにおけるフィリピン・セグメント業績
-2017年度2Q業績(4-6月)=売上高 PHP9,685mn、YoY17%増、EBITDA PHP3,657mn、YoY13%減、当期利益 PHP2,117mn、YoY34%増
-2017年度2Q累計業績(1-6月)=売上高 PHP18,181mn、YoY30%増、EBITDA PHP6,915mn、YoY23%増、当期利益 PHP3,947mn、YoY6.5倍

フィリピン IR開発動向

現在、マニラ首都圏において、4つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)が営業中。

<ニューポートシティ マニラ国際空港の隣>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group運営、2009年8月開業)
<エンタテインメントシティ>
・Solaire Resort & Casino(Bloomberry Resorts運営、2013年3月開業、2014年11月Sky Tower拡張)
・City of Dreams Manila(Melco Crown Philippines Resorts運営、2014年12月開業)
・Okada Manila(ユニバーサルエンタテインメント、現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)=第一期投資額24億米ドル、2016年末開業

マニラ首都圏における今後の開発計画は以下の通り。

<既存施設拡張>
・Resorts World Manila(Travellers International Hotel Group)=第二期拡張は2016年9月に、第三期拡張は2018年に完成予定(二期、三期合計の投資額4-5億米ドル)
<新規開発>
・Westside City Resorts World Project(Travellers International Hotel Group)=Travellers部分の投資額12億米ドル、2020-2021年開業予定

2017年3月、フィリピンのゲーミング管理当局The Philippine Amusement and Gaming Corp(PAGCOR)のAndrea D. Domingo議長は、マニラ首都圏において、今後5年間、新規ライセンスを発給しない方針を明らかにした。
一定期間、国際IR事業者4社の先駆者としてのリスクテイク、その結果である権益を守る考え。

2017年5月、PAGCORは、セブ州マクタン島ラプ=ラプ市におけるIR計画の開発に暫定ライセンスを付与。マニラ首都圏以外における初のIRとなる。

・Lapu-Lapu Leisure Mactan(Udenna Development Corp)=投資額3.41億米ドル、土地12.5ha。2019年に一部開業、2022年に完成予定

フィリピンカジノ市場、および、マニラ首都圏IR3社の業績動向

・2015年実績
-合計1,122億PHP、うち、PAGCOR直営施設303億PHP、エンタテインメントシティ702億PHP、その他117億PHP
-全体では2,500億円、YoY13%増ほど。エンタテインメントシティがけん引
-フィリピン市場の顧客構成は、内国人、東南アジア、中国とバランスよい
・2016年実績
-合計1,500億PHP、YoY33%増
・2017年予想(2017年3月、PAGCOR Andrea D. Domingo議長)
-1,550~1,600億PHP、YoY4~7%増

マニラ首都圏における国際IR3社計(Okada Manila除く)の2016年度(1-12月)業績は、売上高1,823億円、YoY25%増、EBITDAは568億円、YoY77%増、株主帰属当期損益は97億円(前期196億円の赤字)。

売上高は2016年度2Q以降、急激に伸長。1Q(1-3月)はYoY3%増であったが、2Q(4-6月)はYoY39%増、3Q(7-9月)はYoY22%増、4Q(10-12月)はYoY35%増、そして、2017年度1QはYoY38%増となった。
背景は、中国との関係改善。中国政府は、1Qまで、非公式に、中国人のレジャーにおけるフィリピンへの訪問を禁じていた。

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