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ユニバーサルエンターテインメント 中国・光彩集団と東南アジアのカジノ事業協業で基本合意

2017-12-11

【海外ニュース】

12月4日、ユニバーサルエンターテインメントは、中国の光彩集団との基本合意締結を発表。

光彩集団は、中国の国有企業グループであり、金融を中心に、資源開発など国家プロジェクトを手掛ける。

基本合意のポイントは以下の通り。
・香港に両社の折半出資の合弁会社(Hong Kong Guangcai Universal Entertainment Ltd)を設立
・ユニバーサルエンターテインメントのカジノ関連機器・システムの販売メンテナンス権を付与
・上記の販売メンテナンス権は、フィリピンを除く、東南アジアにおける独占権
・その他、カジノ関連事業の合弁展開

なお、現在、ユニバーサルエンターテインメントは、カジノ機器に関する事業を展開していない。
Aruzeブランドのスロットマシンなどカジノ関連機器事業は、岡田和生氏の所有下である。
今回の戦略の行方は、ユニバーサルエンターテインメント経営陣と岡田和生氏の紛争にも影響を与える可能性があろう。

フィリピン Okada Manilaの業績動向

ユニバーサルエンターテインメントは、フィリピンのマニラ首都圏の国際IRであるOkada Manilaの運営子会社(Tiger Resorts Leisure and Entertainment)の株式の99.9%を間接所有。

11月8日、ユニバーサルエンターテインメントは、2017年4-9月業績を発表。

今回発表より、セグメント区分を変更し、カジノリゾート・セグメントを設置。これにより、フィリピンのマニラ首都圏の国際IRであるOkada Manilaの業績が明らかにされた。

2017年4-9月業績 カジノリゾート・セグメント:
・売上高8,889百万円(前年同期ゼロ)、営業損失7,064百万円(前年同期 営業損失2,968百万円)
・2016年12月に部分開業、2018年早々にグランドオープンへ
・月次ベースで、施設稼働および業績は改善基調

ユニバーサルエンターテインメントは、2008年8月にライセンスを取得。その後、開発が停滞した局面があったが、2015年5月、現地の政財界の有力者であるAntonio O. Cojuangco氏(コファンコ)とチームアップしたことが契機となり、Okada Manilaの開発は一気に進展した。
2015年9月にはCOOとしてSteve Wolstenholme氏を任命。カジノ開発運営の経験あるマネジメントを雇用し、開業までの作業を進めてきた。

フィリピン マニラ首都圏 国際IR Oakda Manila 概要:
<全体>
・全4期構成 完成は2019年末を想定 総投資額は40億米ドル、用地面積44ha 
<第1期>
・2016年12月にソフトオープン、2018年早々にグランドオープン
・投資額24億米ドル、用地面積22ha(全体44ha)
・従業員数 8000名以上
・施設概要
-カジノフロア 26,410㎡(テーブル500台、電子ゲーム3,000台)
-ホテル 993室、エンタテインメントスペース8,361㎡
-ビーチ/ナイトクラブThe Cove(4,500人収容)
-ショッピングモール8,409㎡(50店舗)、飲食21店舗

 

ユニバーサルエンターテインメント、岡田和生氏の紛争~岡田和生氏の役職はく奪の経緯

6月8日、ユニバーサルエンターテインメントは、重大なガバナンス違反(不正な資金流用の可能性)を理由に、取締役会長である岡田和生氏の権限を停止すると発表。併せて、外部弁護士で構成する特別調査委員会を設置すると発表。

6月16日、Okada Manila(運営子会社Tiger Resorts Leisure and Entertainment)は、岡田和生氏をボード議長から更迭すると発表。

6月29日、ユニバーサルエンターテインメントは、株主総会を開催し、岡田和生氏を会長職から更迭した。

ユニバーサルエンターテインメントは、岡田HDを支配株主とする(ユニバーサルエンターテインメント株式の約68%を所有)。
岡田HDは、岡田家の資産管理会社(株式所有:岡田和生氏=46.4%所有、長男=41.5%、長女=9.8%)。
岡田和生氏の追放の背景は、岡田HDの意思決定における長男と長女の造反。

カジノIRジャパン関連記事:
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・ユニバーサルエンターテインメントと元従業員の紛争
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・ユニバーサルエンターテインメントのフィリピン事業
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