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IR企業動向:Melco Resorts セーフガード”MelGuard”記者説明会~海外事業者、依存症対策PR

2018-01-17

【国内ニュース】

1月16日、メルコリゾーツ&エンターテインメントジャパン株式会社は、ソーシャルセーフガードシステム”MelGuard”のメディア向け説明会を開催。

”MelGuard”は、日本におけるIR推進法の成立を機に、Melco Resorts & Entertainmentの社内IT部門が中心に企画・製作したシステム。
二種類のハード(キオスク端末、入退場ゲートシステム)、データ管理ソフトから構成する、
本人認証では、生体認証(顔、指紋)などの技術を導入。

日本政府は、IR実施法案において、IR運営者に対して、カジノ施設への厳格なアクセス管理を求める見通し。アクセス管理システムは、今後、IR実施法、政省令ガイドラインなどで示される要件の具備を求められる。
政府「IR推進会議取りまとめ」において、示された具体案は、
・入退場ゲートの設置と入場者の全数ID管理
・IDでは、日本人・居住者はマイナンバーカード、外国人はパスポートを活用
・日本人には、入場回数制限
・政府は、複数のカジノ施設のデータを一元管理

なお、海外では、シンガポールや欧州などで、日本政府が想定するゲートにおける全数ID管理が実施されている。
マカオや米国では、ゲートにおいて、警備員が目視で、未成年などの入場を防ぐ仕組みが多い。

海外IR事業者は、日本社会へのPRの一環として、セーフガード、とりわけ、依存症対策への取り組みをPRする傾向がある。
最近では、フランスのバリエール・グループが和歌山県のIRシンポジウムに登壇し、欧州における依存症対策への取り組みをPR。
また、中国の500.com社は、依存症学会へのサポートを表明。

各地のIR事業主体(コンソーシアム)は、地域経済界、国内開発関連企業、海外IR事業者で形成される方向。日本政府は、IRを少数に限定する方針であり、海外IR事業者間の競争は熾烈である。

(写真)”MelGuard”のキオスク端末、入退場ゲートシステム、メルコリゾーツ&エンターテインメントジャパン株式会社 白男川亜子・社長

Melco Resorts & Entertainmentが2017年度3Q業績

2017年11月2日、Melco Resorts & Entertainmentが2017年度3Q実績を発表。

営業利益は、3Q(7-9月)が$193mn、YoY77%増、3Q累計(1-9月)が$479mn、YoY94%増。
収益柱であるCity of Dreams(マカオ、2009年6月開業)は、マカオ市場の好調をストレートに反映。VIP部門が回復、マス部門が順調。
Studio City(マカオ、2015年10月開業)とCity of Dreams Manila(フィリピン、2014年12月開業)が、それぞれ立ち上がり期を経て業績貢献。

CEOであるローレンス・ホー氏の主なコメントは、
・3Q(7-9月)の調整後EBITDAは過去最高
・マカオでは、中高所得者層の拡大、交通アクセス改善、IR効果が貢献
・City of Dreams
-第三期の象徴であるMorpheus(780室、超高級)は、2018年前半に開業予定。予算、スケジュールとも予定通り
-旧Hardrock Hotelのリブランド”The Count:Down”は、Morpheusと補完、プレミアムマス、ダイレクトVIPに対応
-合計2,100室へ
・Studio City
-2016年11月にVIPオペレーション開始
-米国におけるIPO検討
-現在のStudio City International Holdingsの株主構成は、Melcoが60%、残り40%はファンド運営会社のSilver Point Capital、Oaktree Capital Managementが所有(エンティティ”New Cotai”経由)。Melcoは2011年に$360mn(約430億円)を投じ、株式60%相当を買い取った経緯
・City of Dreams Manila
-競合激化(Okada Manila開業)の中、強いパフォーマンス継続
・日本のIR参画
-IRのトラックレコード、ソーシャルセーフガードの仕組み、地方政府とコミュニティのパートナーとしてのコミットメントが強み

2017年度3Q業績(7-9月):
・売上高$1,377mn、YoY19%増、調整後EBITDAは$366mn、YoY40%増、営業利益$193mn、YoY77%増、株主帰属当期利益$116mn、YoY87%増
・プロパティ別の営業利益
 -Altira Macau=$6mnの赤字(前年同期は$14mnの黒字)
 -Mocha=$7mn、YoY7%減
 -City of Dreams=$246mn、YoY45%増
 -Studio City=$96mn、YoY25%増
 -City of Dreams Manila=$57mn、YoY36%増

2017年度3Q累計業績(1-9月):
・売上高$3,952mn、YoY19%増、調整後EBITDAは$980mn、YoY40%増、営業利益$479mn、YoY94%増、株主帰属当期利益$266mn、YoY2.0倍
・プロパティ別の営業利益
 -Altira Macau=$3mn、YoY67%増
 -Mocha=$19mn、YoY5%増
 -City of Dreams=$635mn、YoY15%増
 -Studio City=$244mn、YoY2.5倍
 -City of Dreams Manila=$181mn、YoY65%増

各地のIR事業コンソーシアムは、地域企業、開発企業、海外オペレーターで形成

日本のIR制度、そして、グローバルスタンダードの観点から、IRコンソーシアムは、地域企業、開発企業、海外オペレーターで形成することが必然である。

地域企業の役割は、「地域社会の信頼・合意形成力」「地域社会の調整」「地域に最適なコンセプトの決定」。
開発企業の役割は、「日本における不動産開発の経験ノウハウ」。
海外オペレーターの役割は、「海外におけるカジノIRの経験ノウハウ」。

上記の3つがそれぞれ不可欠な能力である。

日本企業、地域企業がIR経営主体の中核となる必然性
1-1)IRは大きな権益事業。政府は、少数限定のIRのみ許可する方向。IR経営主体は、一定の商圏を寡占し、大きな利益が確実視される。公共政策性に加え、国内への利益還流、産業育成の視点が重要
1-2)事実、日本と同様に、政府がIR施設を少数に制限するアジア・パシフィック主要国では、自国企業がほとんどのIRを開発運営する。都市国家であるシンガポールはほぼ唯一の例外
1-3)IRは、観光及び地域経済の振興を政策目的とする、街づくり事業である。街に精通した日本企業、地域企業が事業化をリードすべき
1-4)IR経営主体には、地域社会からの信頼が求められる。地域社会の信頼を積み上げてきた、日本企業、地域企業こそIR事業化をリードすべき
1-5)海外IR企業は、日本における事業経験、不動産開発経験、地域社会の信頼を持たない

日本企業、地域企業はIR経営主体をリードする能力を有する
2-1)地域企業は、当該地域、街について高い知識を有する
2-2)日本企業は、観光レジャー施設の高い開発運営能力を有する
2-3)日本企業は、カジノの開発運営の経験を持たない。しかし、カジノの開発運営ノウハウはコモディティ(標準化・流動化)。世界の約130ヵ国に2,000ヵ所ほど存在。そのノウハウは、資本構成によらず、人・チーム・各種サービス会社を通じて調達可能
2-4)日本企業、地域企業は、海外IR企業をパートナーとして活用可能。日本参入意欲を持つ海外IR企業は多数
2-5)IR事業化において、現在の資金力は重要なポイントではない。IR制度上、事業者選定、区域選定が終了するまで、大きな資金は不要。選定されれば、その事実を以って金融市場から資金調達が可能
 
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マカオ:Melco Crown マカオでは初めて顔認証システムを導入 米国ではプライバシー保護の懸念も
フィリピン:Melco Crown (Philippines) Resorts 27億PHP(約73億円)の増資 設備増強に向けて 
・ Melco Resorts & Entertainment 業績
Melco Resorts 2017年度3Q業績 EBITDA過去最高 マカオ、フィリピン好調 日本参画意欲を強調
Melco Resorts 2017年度2Q業績 大幅増益 マカオ、フィリピン好調。日本進出の意欲強調
Melco Resorts & Entertainment 2017年度1Q業績 利益YoY3倍 StudoCity、フィリピン貢献
Melco Crown 2016年度4Q 業績回復、大型施設群が黒字化 ローレンス・ホー氏の支配力拡大
Melco Crown Entertainment 2016年度2Q Studio City、CoD Manilaとも黒字に 先行投資開花
Melco Crown Entertainment 2016年度1Q 業績底打ち感 新規IR立ち上がり、マカオ安定化
フィリピン:Melco Crown (Philippines) 2015年度業績 通期損失220億円。開業負担が重い
マカオ:Melco Crown 2015年度&4Q業績 4Qは僅かに赤字だが、今後の改善を示唆
マカオ:Melco Crown Studio Cty ローン・コベナンツ見直し成功 資本再編は起こらず
・ローレンス・ホー氏 事業 Melco International Development
ローレンス・ホー氏(Melco Resorts, CEO)ポートフォリオ見直し~ロシア撤退、キプロス追加出資
キプロス:Melco Int’l Dev 5億€IR 単独支配株主(71%所有)を当局承認 地元企業と合弁
キプロス:欧州最大級のIR Melco–Hard Rockが選定 5億ユーロ規模計画 2016年初着工へ
・ローレンス・ホー氏 事業 Summit Ascent Holdings
ローレンス・ホー氏(Melco Resorts, CEO)ポートフォリオ見直し~ロシア撤退、キプロス追加出資
ロシア ウラジオストク:Tigre de Cristal 2016年度業績 売上高45億円、開業から40万人受入
ロシア ウラジオストク:Tigre de Cristal 第二期 5億ドル投資 ホテル、MICEなど拡充へ
 

<海外主要オペレーターの会社情報、株価>

「IR関連企業&株価」の「海外主要オペレーター」を参照ください。
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