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IR企業動向:MGM Resorts~ボクシング村田選手の初防衛戦にスポンサー提供~外資間競争熾烈

2018-03-23

【国内ニュース】

4月15日に横浜アリーナで開催される、ボクシングWBA世界ミドル級タイトルマッチ、村田諒太選手の初防衛戦に、MGM Resorts International(日本法人:合同会社 日本MGMリゾーツ)がスポンサー提供することが明らかとなった。
専門誌によれは、スポンサー料は、数千万円レベル。

MGM Resorts Internationalは、ラスベガスに、ボクシングの聖地と言われる「MGMグランド・ガーデン・アリーナ」を有する。

ただし、施設所有会社が、海外のゲームに、スポンサー提供するのは異例。
MGM Resorts International(日本法人:合同会社 日本MGMリゾーツ)は、日本におけるIR参入へのPRを意図していると考えられる。、

2017年8月、政府IR推進本部「IR推進会議取りまとめ」は、「日本型IR」は、公共政策であり、公益に資することを重要とし、中核機能の一つとして「日本の魅力のショーケース~多様なエンターテイメントやアクティビティの提供」を挙げた。
また、「建築や文化・スポーツ等の他の分野にも一大転換をもたらし、これらの分野が融合した新たな産業領域を創出することが期待される」とした。

横浜市、大阪市など、大都市圏は、後背に有する商圏から考えて、世界最大級のIR権益と考えられる。
大都市圏のIR事業のポテンシャルは、シンガポールニ施設が参考となろう。

MGM Reosrts 東京都内で記者会見「東京, 横浜, 大阪狙い。日本主導コンソーシアム」

2月9日、MGM Resorts Internationalは、東京都内で記者会見を開催。ジェームス・ムーレンCEOがプレゼンテーションを行った。

マカオにおけるMGM Cotaiのグランドオープニングを2月13日を前に、経営陣が、日本に立ち寄り、メディアPRを展開。

以下、ジェームス・ムーレンCEOの発言のポイント。
・ターゲットは、大都市である東京、横浜、大阪に特化(それぞれのイメージパースを紹介)
・日本企業主導のコンソーシアム(企業連合)を形成へ
・多くの日本企業、地元企業と協業したい
・日本の伝統、文化を尊重、ビジネスシーンを理解
・日本の文化を海外に発信。海外のエンタテインメント、MICEを日本に導入

MGM Resorts 2017年度4Q業績 四半期収支均衡、純有利子負債118億ドル~業況改善一巡

2月20日、MGM Resorts Internationalが2017年度4Q業績を発表。

4Q(10-12月)の税引き前利益は、わずかな黒字にとどまった。
リストラやラスベガスの業況改善の効果が一巡し、営業利益が伸び悩む中、有利子負債の大きさが目立つ結果となった。

4Q(10-12月)の税引き前利益は、$41mn、YoY62%減。営業利益は$223mnに対して、利払い負担は$157mn。
ネット有利子負債$11,829mn(手元現金$1,500mn、有利子負債$13,329mn)

2017年度4Q業績(10-12月):
・売上高$2,597mn、YoY6%増、調整後EBITDAは$553mn、YoY6%減、営業利益$223mn、YoY21%減、税引き前利益$41mn、YoY62%減
・株主帰属当期利益では、税制改正に伴う税効果(会計上の一過性)があり、$1、405mn(前年同期$25mn)
・売上高増加要因(非連続要素)
-メリーランド州MGM National Harbor開業(2016年12月):4Q売上高=$187mn、YoY3.5倍
・営業利益増減要因(非連続要素)
-メリーランド州MGM National Harbor開業(2016年12月):4Q営業利益=$5mn(前年同期$14mnの赤字)
・地域別
-米国100%子会社=売上高$1,930mn、YoY5%増、営業利益$305mn、YoY2%減
-マカオ(MGM China-56%所有)=売上高$549mn、YoY10%増、営業利益$43mn、YoY41%減
-米国持分法対象(CityCenter-50%所有など)=営業利益$28mn、YoY13%減

2017年度通期(1-12月):
・売上高$10,774mn、YoY14%増、調整後EBITDAは$2,837mn、YoY1%増、営業利益$1,785mn、YoY18%減、税引き前利益$964mn、YoY23%減
・株主帰属当期利益では、税制改正に伴う税効果(会計上の一過性)があり、$1,971mn、YoY79%増
・売上高増加要因(非連続要素)
-Borgata子会社化(2016年8月に50%所有持分法対象から100%子会社に)の影響
 通期売上高=$851mn、YoY2.4倍
-メリーランド州MGM National Harbor開業(2016年12月):通期売上高=$717mn、YoY13.5倍
・営業利益増減要因(非連続要素)
-Borgata子会社化(2016年8月に50%所有持分法対象から100%子会社に)に伴う損益変動
 通期営業利益=$209mn、YoY5.4倍
 2016年度3Qに計上した子会社化時の一過性利益$430mnの一巡
-メリーランド州MGM National Harbor開業(2016年12月):通期営業利益=$51mn(前期$14mnの赤字)
-2016年度2Qの持分法対象関連会社(50%所有)CityCenterの資産売却に伴う一時利益$401mnの一巡
・地域別
-米国100%子会社=売上高$8,322mn、YoY18%増、営業利益$1,848mn、YoY35%増
-マカオ(MGM China-56%所有)=売上高$1,970mn、YoY3%増、営業利益$194mn、YoY24%減
-米国持分法対象(CityCenter-50%所有など)=営業利益$146mn、YoY72%減

主要開発プロジェクト:
・マカオ MGM COTAI=総投資額34.6億ドル、2018年2月開業
・米国マサチューセッツ州MGM SPRINGFIELD=総投資額8.65億ドル、開業予定2018年9月

2017年度4Q末(12月末)財務状況:
・ネット有利子負債$11,829mn(手元現金$1,500mn、有利子負債$13,329mn)

各地のIR事業コンソーシアムは、地域企業、開発企業、海外オペレーターで形成

日本のIR制度、そして、グローバルスタンダードの観点から、IRコンソーシアムは、地域企業、開発企業、海外オペレーターで形成することが必然である。

地域企業の役割は、「地域社会の信頼・合意形成力」「地域社会の調整」「地域に最適なコンセプトの決定」。
開発企業の役割は、「日本における不動産開発の経験ノウハウ」。
海外オペレーターの役割は、「海外におけるカジノIRの経験ノウハウ」。

上記の3つがそれぞれ不可欠な能力である。

日本企業、地域企業がIR経営主体の中核となる必然性
1-1)IRは大きな権益事業。政府は、少数限定のIRのみ許可する方向。IR経営主体は、一定の商圏を寡占し、大きな利益が確実視される。公共政策性に加え、国内への利益還流、産業育成の視点が重要
1-2)事実、日本と同様に、政府がIR施設を少数に制限するアジア・パシフィック主要国では、自国企業がほとんどのIRを開発運営する。都市国家であるシンガポールはほぼ唯一の例外
1-3)IRは、観光及び地域経済の振興を政策目的とする、街づくり事業である。街に精通した日本企業、地域企業が事業化をリードすべき
1-4)IR経営主体には、地域社会からの信頼が求められる。地域社会の信頼を積み上げてきた、日本企業、地域企業こそIR事業化をリードすべき
1-5)海外IR企業は、日本における事業経験、不動産開発経験、地域社会の信頼を持たない

日本企業、地域企業はIR経営主体をリードする能力を有する
2-1)地域企業は、当該地域、街について高い知識を有する
2-2)日本企業は、観光レジャー施設の高い開発運営能力を有する
2-3)日本企業は、カジノの開発運営の経験を持たない。しかし、カジノの開発運営ノウハウはコモディティ(標準化・流動化)。世界の約130ヵ国に2,000ヵ所ほど存在。そのノウハウは、資本構成によらず、人・チーム・各種サービス会社を通じて調達可能
2-4)日本企業、地域企業は、海外IR企業をパートナーとして活用可能。日本参入意欲を持つ海外IR企業は多数
2-5)IR事業化において、現在の資金力は重要なポイントではない。IR制度上、事業者選定、区域選定が終了するまで、大きな資金は不要。選定されれば、その事実を以って金融市場から資金調達が可能
 
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・MGM Resorts International業績
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MGM Resorts 2017年度2Q業績 損益安定 四半期利益2億ドル確保 米国好調。マカオは停滞
MGM Resorts 2017年度1Q業績 米国、マカオ順調 最終利益2億ドル確保 MGM Cotai開業4Qへ
MGM Resorts 2016年度4Q業績 赤字体質は脱却も利益伸びず 財務体質課題 株価10%下落
MGM Resorts 2016年度3Q業績 合理化とマカオ復活で収益力改善 大型投資の中、負債水準維持
MGM Resorts International 2016年度2Q 米国の損益改善が続く 一過性利益除いても増益確保
MGM Resorts International 2016年度1Q  営業利益YoY20%減 ただし、リストラ合理化は順調
米国:MGM Resorts 2015年度&4Q業績 マカオ15億ドルの減損 通期最終利益4.5億ドルの赤字
米国:MGM Resorts 3Q業績 当期利益$66mnの黒字。米国改善 REIT活用による財務改善策
米国:MGM Resorts 2Q業績 想定以上の実績、資産分離REIT活用など株価向上策を提示
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IR企業動向:MGMリゾーツ 2025大阪万博の公式パートナーに Melcoに続き~外資間競争熾烈
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マカオ:コタイ地区IR開発アップデート~MGM Cotai, Grand Lisboa Palaceとも延期。台風被害
米国:メリーランド州 12月カジノ市場1.3億ドル 過去最高 MGM National Harbor好スタート
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MGM Resorts International パンジー・ホー氏からMGM China株式追加取得 約56%所有へ
米国 メリーランド州:MGM National Harbor 顧客リスト取得でライバルが提訴 MGM側”根拠なし”
米国:MGMグループ アトランティックC Borgata100%子会社化 9億ドル買収 当局承認
米国:MGM Resorts メリーランド州MGM National Harbor 3600名の採用本格化 地域創生に貢献
米国:MGM Resorts ラスベガス Monte Carloを”Park MGM”にリブランド 4.5億ドル投資
米国:MGMグループ アトランティックC Borgata持ち分50%を9億ドルで買収 完全子会社に
米国:マサチューセッツ州 MGM Springfield 市に続き、州規制当局も計画変更を承認 開発本格化へ
米国:MGM Resorts international グループREIT会社MGM Growth PropertiesのIPO計画を公表
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米国:MGM Resorts 最大株主のKirk Kerkorian氏 遺言で株式売却を指示
 

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