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ベトナム:ラグーナ・ランコ― 20億ドルIR計画 カジノライセンス取得。本格開発スタートへ

2018-05-27

【海外ニュース】

4月、ベトナム・トゥアティエン=フエ省(Thua Thien Hue province)のIR計画ラグーナ・ランコ―(Laguna Lăng Cô beach resort)が、政府より、カジノ・ライセンスを取得した。

同施設は、2013年4月に、第一期がリゾート(カジノ含まず)として開業済み。開発者は、シンガポールのBanyan Tree Holdings。
カジノ・ライセンスは、Banyan Tree Holdingsに付与された。

今後、Banyan Tree Holdingsは、パートナーを選定し、カジノを含むIRとなる第二期開発を進める方針。

ラグーナ・ランコ―(Laguna Lăng Cô beach resort)の全体計画は、2022年に完成予定、投資総額20億米ドル。

なお、ベトナム政府は、一定条件をクリアしたIRにおいて、パイロットとして内国人の入場を可能とする方針。
ラグーナ・ランコ―(Laguna Lăng Cô beach resort)は、その対象とはならない可能性が高い。

パイロットは、その権益性の高さゆえ、ベトナム資本主体プロジェクトが優先対象となる可能性が高い。
北部クアンニン省Van Don Economic Zone(開発者:ベトナム Sun Group)、キエンザン省フーコック島(開発者:ベトナム Vingroup)が対象となる見通し。

ベトナム IR開発動向

現在、ベトナムには、8つのディーラーカジノを備える統合型リゾートが稼働中。
ほとんどが小型施設であるが、東南部のバリア=ブンタウ省(Ba Ria-Vung Tau)のThe Ho Tram Stripは、政府に対して大型投資をコミットメント。

The Ho Tram Strip(カナダのAsian Coast Developmentの現地子会社The Ho Tram Project Company運営)は、最終投資計画40億ドルの大型の外国人専用カジノを含む統合型リゾート(IR)。
The Ho Tram Stripは、すでに、The Grand Ho Tram(2013年7月開業)、The Bluffs golf courseなどが稼働中であり、すでに11億米ドルの投資が実行された。

ベトナム政府は、The Ho Tram Stripに続き、4つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)の開発を承認。
それぞれ、2017年3月に施行されたカジノ法制に則り、総投資額20億米ドルの計画を提案した。

・北部クアンニン省(Quang Ninh province)Van Don Economic Zone
 開発者:ベトナム Sun Group
 詳細計画は未公表 

・南中部クアンナム省(Quang Nam province)Chu Lai Economic Zone ホイアン(Hoi An)
 2016年4月、Nam Hoi An Casino Resort Projectが着工
 合計投資額40億ドル。第一フェーズは、160haの土地に、6.5億ドルの投資
 開発者:マカオ Suncity Group、ベトナムVinaCapital、香港VMS Investment Group

・キエンザン省(Tỉnh Kiên Giang province)フーコック島(Phu Quoc island)
 開発者:ベトナム Vingroup

・トゥアティエン=フエ省(Thua Thien Hue province)ラグーナ・ランコ―(Laguna Lăng Cô beach resort)
 開発者:シンガポールBanyan Tree Holdings、パートナー選定中
 投資額20億ドル。2022年に全体が完成予定

ベトナム カジノ市場、新カジノ法令(2017年3月施行)による内国人入場の容認

ベトナム政府は、従前、ベトナム政府は、内国人のカジノ、電子ゲームパーラーへの入場を禁じてきた。
ベトナムのカジノ市場は、外国人のみ入場可能な状況下、年間3億米ドルほどと推定される(8つの統合型リゾート、20ほどのスロットパーラー)。

調査機関によれば、内国人の入場が可能となった場合のベトナムのカジノ市場のポテンシャルは30億米ドル。ベトナム国民は9,200万人。
ちなみに、ベトナム国民の海外カジノ施設(主に、カンボジア)への流出は、ベトナム政府にとって8億米ドルの税収ロスとの試算もある。

ベトナム政府は、観光産業促進を目的に、大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)の開発を促進してきた。

従前、ベトナム政府は、大型IR開発計画に対して、外国人専用カジノを前提とし、40億ドルのミニマムコミットメント(最低投資義務)を求めてきた。事業の投資回収性は見込めず、実際には、ほとんどの計画は停止状態であった。

その後、政府は、最低投資義務を20億ドルに引き下げ、そして、内国人の入場を容認する方向を打ち出した。今後、大型IRの整備が加速するとみられる。

2017年1月、政府はカジノ法令を公表。一定の条件を備える、少数のIR施設にパイロット・ベースで内国人の入場を容認する方針。

パイロットは、その権益性の高さゆえ、ベトナム資本主体プロジェクトが優先対象となる可能性が高い。
北部クアンニン省Van Don Economic Zone(開発者:ベトナム Sun Group)、キエンザン省フーコック島(開発者:ベトナム Vingroup)が対象となる見通し。

ベトナム政府 カジノ法令(2017年3月施行) 内国人の入場容認のポイント

・3年間のパイロット・プログラムとして、内国人のカジノへの入場を容認
・条件は、21歳以上、月収入は1,000万ベトナムドン(VND)以上(≒$445)
・最低投資額20億米ドルの統合型リゾート(ホテル、エンタテインメントなどコンプレックス)内のカジノ施設に限定
・少なくとも二施設を指定(南部、北部にバランスよく)
・三年後に、政府は、改めて内国人のカジノへのアクセスを再考

 
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