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誘致レース(595)静岡県牧之原市=杉本市長@市議会 3,4月で合意形成, 県に事務要請

2019-03-09

【国内ニュース】

IR整備法は、区域認定数の上限を「3ヵ所」と法定。政府は、区域認定プロセスの2サイクル実施を検討へ。

2021年前後、政府は、第1サイクルの区域認定(自治体からの区域整備計画の申請受付、選定)を実施する見通し。

今後、都道府県等(都道府県、政令指定市)は、政府が策定する基本方針を見極め、事業者選定および区域整備計画策定のプロセスに入る。

IR整備法は、地方に配慮する観点から、区域認定数見直し時期を「最初の区域認定から7年経過後」とした。

静岡県

・静岡県において、IR誘致の動きがある立地市町村は、静岡市、牧之原市、熱海市
・IR区域整備計画の策定および政府への認定申請の事務主体は、都道府県等(都道府県または政令指定市)
・静岡市は政令指定市であり、誘致作業の事務主体は静岡県また静岡市。牧之原市、熱海市への誘致事務主体は静岡県

牧之原市 杉本市長 市議会 議員全員協議会 3,4月に市内合意形成, 県に事務要請

・3月8日、牧之原市は、市議会の議員全員協議会を開催。杉本基久雄・市長がIRの状況を説明
<杉本市長の説明>
・候補地の地権者の同意を獲得済み
・3月3日、大寄地区総会で説明し、地区長から誘致推進で同意を得た
・4月末までに複数回、市内や近隣市町で説明会や対話集会の場を設定
・3月中に静岡県に誘致意向を伝達する方向。県に夏までの誘致決定を要請
・候補地の概要
– 大寄地区の国道473号バイパス沿いの約163ha
– 現在は遊休地で、企業誘致推進地区として地縁団体「大寄地区」が所有。1980年代にゴルフ場が計画されたが頓挫
<議員、傍聴者とのコミュニケーション>
「市委員会の試算は、大阪市が公表した予測と比較しても過大」
– 市IR誘致促進委員会の試算は、年間来場2,000万人, 売上高6,000億円。大阪市の基本構想案は、年間来場1,500万人, 売上高4,800億円)
– 市長は、第三者による経済効果の精査が必要と対応
「市全体に及ぼす影響が大きく、誘致の当否について議決が必要」
「地区長の同意を地元の承認ととらえるのは違う。一段と慎重に進めるべき」

IR区域整備計画(IR誘致)の合意形成要件
・申請事務主体である都道府県等(都道府県、政令指定市)の行政の決定(首長)
・都道府県等(都道府県、政令指定市)の議会の議決
・立地市町村の行政同意(首長)
・地方自治法第96条第2項の適用により、条例で議会の議決すべき事項として定めることができる

IR実施法案の重要論点11項目に関する与党合意(2018年4月3日)
〇立地市町村との関係
附帯決議の趣旨を踏まえ、認定申請をする自治体の議会の議決と立地市町村の同意を要件とすることにより、地元での合意形成を制度化する。なお、立地市町村の同意については、地方自治法第96条第2項の適用により、条例で議会の議決すべき事項として定めることができるものである旨を確認的に法定する。

 

静岡市:日本平IR構想 県議会質疑~市長選如何で前進の可能性~市長選立候補の県議, 知事答弁引き出す

・2月26日、静岡県議会の一般質問でIRに関する答弁があった
・質問者は、天野進吾・県議(自民党)。日本平IR誘致構想の中心県議。静岡市長選に立候補予定
・川勝平太・知事は以下を答弁
「(日本平が、)IR立地の地域性にかない、適正であるか、十分に検証する必要」
「現在のところ、静岡市の主体的な取り組みはない。市の覚悟が問われる」
「静岡市が主体的に取り組む場合、県は市と一体で検討へ」
・天野進吾氏が、静岡市長選で当選すれば、日本平IR構想が前進へ

静岡市:静岡市長選(3月24日告示、4月7日投開票)3候補 日本平IR誘致の中心県議が立候補へ

・2月25日、静岡市長選(3月24日告示、4月7日投開票)の構図が決まった
・以下の3候補が立候補表明
-田辺信宏氏(無所属, 現職, 57)=自民党推薦。三選を目指す
-天野進吾氏(無所属, 静岡県議・自民党, 77)=元・静岡市長(合併前)
-林克氏(無所属・共産党市民団体が推薦, 63)=野党の推薦等を依頼
・天野氏は、現市政に批判的なグループの中心。また、県議会国際観光産業振興議員連盟の会長であり、日本平へのIR誘致グループの中心
「日本平の眺望を生かしたIRは静岡復活の切り札」であり、県や市に働き掛けを継続

牧之原市:杉本市長 IR誘致表明~県内初。事務主体の県と今後調整

・1月31日、静岡県牧之原市の杉本基久雄・市長は、定例会見にて、IR誘致を表明。県内初の表明となった
・候補地は、東名高速道・相良牧之原インターチェンジから駿河湾に向う国道473号バイパス沿い。敷地面積は数十ha
・牧之原市へのIR区域整備計画の策定および政府への認定申請の事務は、静岡県となる
・牧之原市は、2-3月にかけて、候補地住民に対する説明会を開催。市議会の賛同を得て、3月中に県に正式に事務作業を要請
・市としては、2019年度予算案において、IR関連費用を計上しない方針
・杉本基久雄・市長の発言は以下の通り
「IR提案の具体化に向けた検討・取り組みを前向きに進めていきたい」
「今後の人口減社会に向けたにぎわい創出の絶好の機会と考えている」
「(牧之原市は、)IR誘致に対する高い潜在能力を持つ」
「御前崎港、静岡空港、東名高速と社会基盤が揃う。地価が安い、自然環境が豊か、富士山が見えるなども強み」
「新幹線新駅の整備のきっかけにもなる」
「カジノは施設全体の3%以下。治安、風紀上の対策は必要とは思うが、それを理由に誘致を拒むものではない」
・牧之原市では、青年会議所や商工会など有志によるIR誘致促進委員会が、2018年11月に市にIR誘致要望書を提出

静岡市:静岡県 川勝平太・知事 静岡市・日本平IR構想「検討すべき時期。だし、地元要求が前提」

・1月4日、中日新聞は、静岡市清水区の日本平へのIR誘致の動きをレポート。ポイントは、
-静岡県は、第二弾での開業を見据える
-県幹部は、Genting Group(マレーシア)と連携して、IR誘致に手を挙げる可能性を認めた
-Genting担当者は「IRのコメントは控える。清水港のインフラや静岡の観光風景は大変な可能性とチャンスを秘めている」
・同日、川勝平太・知事は年頭会見にて、上記報道に対してコメント
「(観光への効果を考慮し、)検討すべき時期に入った」
「ただし、カジノを不安視する声もあることから、地元の要求がないと進められない」

静岡市:静岡県 川勝平太・知事 日本平IR構想に理解「地元望むなら十分に考えるに値」

・2017年3月3日、県議会2月定例会の一般質問最終日にて、川勝平太・知事がIR誘致について言及
・自民党議員による一般質問に答弁
・川勝平太・知事 答弁~静岡市清水区の日本平IR構想に対して
「地元が望むなら十分に考えるに値する」
「日本平は、本件や国の文化を象徴するエリアになることが地域性に最もかなう」

静岡県 川勝平太・知事 2016年12月IR推進法の成立時 熱海市は許容。日本平は明確に否定

・2016年12月、静岡県の川勝平太・知事は、IR推進法の成立を受けて以下を発言
・県内の誘致に前向きではないものの、熱海市は許容のスタンス。静岡市・日本平は明確に否定
・県内の誘致について
「静岡県にカジノは似合わない」
・熱海市について
「あえて適地を探せば、海の向こうである熱海市の初島。その可能性までは否定しない」
「熱海市がどう動くか注目したい。住民の意向を踏まえ、考える余地はある」
「収益金の一部が初島の公共のために生かされるのであれば、案外話が弾むかもしれない」
・静岡市の日本平について
「日本平は、景観を維持すべき風致地区。向いていないのではないか」
「日本平は明確に反対だ」

静岡県内IR誘致の動き~熱海市は市長が誘致否定。静岡市・日本平は県議連が推進役

・静岡県内には、静岡市・日本平、牧之原市、熱海市にIR誘致の構想がある
・静岡県の日本平
-県議会国際観光産業振興議員連盟(会長:天野進吾・県議)が推進役
-「日本平の眺望を生かしたIRは静岡復活の切り札」であり、県や市に働き掛けていく方針
・牧之原市
-2019年1月31日、静岡県牧之原市の杉本基久雄・市長は、定例会見にて、IR誘致を表明。県内初の表明
-候補地は、東名高速道・相良牧之原インターチェンジから駿河湾に向う国道473号バイパス沿い。敷地面積は数十ha
・熱海市
-2016年12月26日に斎藤栄・市長が「在任中はカジノ誘致に手を挙げるつもりはない」と明言
-「熱海・カジノ誘致協議会(現熱海・IR誘致協議会)」への補助金は、2002年度から継続してきたが、2017年度から打ち切る方針を決定
(補助金は、旅費・や調査などを目的とし、年間30-50万円であった)
 
カジノIRジャパン関連記事:
・日本各地の動向
IR誘致レース~各地における政治、行政、経済界の動向。3ヵ所の席を巡る競争(2016年12月~)
・静岡県の動向
IR誘致レース~静岡県の動向
・牧之原市の動向
IR誘致レース~牧之原市の動向

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