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米国:新型肺炎 日本参入営業3社 LVS, MGM, Wynn 米国全施設を閉鎖~固定費負担で明暗

2020-03-18

【海外ニュース】

先週末から3月17日までに、米国全域にカジノIR施設の一時閉鎖の動きが広がった。

日本IRへの参入活動を展開する大手3社は、米国内のすべての施設を閉鎖することとなった。

・Las Vegas Sands
– 17日にラスベガス施設(Venetian, Palazzo)の閉鎖を発表。閉鎖期間は少なくとも4月1日まで
– これにより、同社の米国のすべての施設が閉鎖

・MGM Resorts International
– 3月13日から16日までに、米国内のすべての施設を一時閉鎖を決定。再開時期は未定

・Wynn Resorts
– 14日にEncore Boston Harbor(マサチューセッツ州)の2週間の閉鎖を発表。 15日にWynn Las Vegas & Encore(ネバダ州ラスベガス)の2週間を目途とした閉鎖を発表
– これにより、同社の米国のすべての施設が閉鎖

閉鎖による業績、財務へのインパクトは、社別に明暗。MGM Resorts Internationalは、米国内に多数の施設を運営する。それらは、損益分岐点が高く、かつ、固定費負担が重い。

Las Vegas Sands 19年度4Q 経常益8.2億ドル,堅調 アデルソン氏,新型肺炎「前例なき深刻さ」
MGM Resorts 19年度4Q 実質経常益0.8億ドル,YoY33%減。マカオ閉鎖,毎日150万ドル赤字
Wynn Resorts 19年度4Q 経常益1.2億ドル,YoY24%減。マカオカジノ閉鎖,毎日250万ドル赤字

米国:新型肺炎 MGM Resorts 米国全施設閉鎖, 再開未定。ラスベガス,17日より~株価暴落

3月13日から16日までに、MGM Resorts Internationalは、相次いで施設閉鎖を発表、結果として米国内のすべての施設が一時的に閉鎖することになった。

3月16日、株価は前日比33.6%低下し、株式時価総額は50.5億ドル(約5,350億円)となった。年初来の株価下落率は69%。

15日には、MGM Resorts Internationalは、3月17日よりラスベガスの全施設を閉鎖すると発表。16日にはカジノフロアを閉鎖、17日にホテルを閉鎖。再開時期は未定。
なお、5月1日以前の日程についての予約受付を停止する。

MGM Resorts Internationalの米国内施設は以下の通り。

<Las Vegas>
Bellagio
MGM Grand Las Vegas
Mandalay Bay
The Mirage
Luxor
New York-New York
Excalibur
Park MGM
Circus Circus Las Vegas
CityCenter(持分法対象関連会社 50%所有)
<その他>
Detroit, Michigan – MGM Grand Detroit
Biloxi, Mississippi – Beau Rivage
Tunica, Mississippi – Gold Strike
Atlantic City, New Jersey – Borgata
Prince George’s County, Maryland – MGM National Harbor
Springfield, Massachusetts – MGM Springfield
Yonkers, New York – EMPIRE CITY CASINO
Northfield, Ohio – MGM NORTHFIELD PARK

マカオのMGM Chinaの施設群は、営業を継続中。ただし、中国顧客が不在の状況にある。
中国、マカオ政府は、新型肺炎(COVID-19)対策として、入境者を厳しく制限中。中国政府は、中国本土におけるマカオへの個人旅行(Individual Visit Scheme)ビザ、団体旅行ビザの発給停止。

米国:ネバダ州ラスベガス 新型肺炎の影響~MGM Resorts, 感染者確認。全ビュッフェ閉鎖へ

3月10, 11日、MGM Resorts International(MGM Resorts)は、ネバダ州ラスベガスにおける新型肺炎(COVID-19)の状況と対応を発表。

10日、MGM Resortsは、15日より、ラスベガス施設内のすべてのビュッフェ(ARIA, Bellagio, MGM Grand, Mandalay Bay, The Mirage, Luxor, Excalibur)を閉鎖すると発表。

なお、同日、MGM Resortsは、ニューヨーク州EMPIRE CITY CASINOの競馬施設の従業員1名が新型肺炎で死去したことを明らかにした。直後に、同社は、レース場を閉鎖した。

3月11日、MGM Resorts、ネバダ州南部保険当局が”The Mirage”の顧客において、感染者1名を確認したと発表。感染者は、ニューヨークからの来訪者で、”The Women of Power Summit”(3月5-8日)に参加した。

MGM Resortsは、内規に則り、専門業者にイベントエリア、感染者の個室の清掃を委託し、ウイルス除去を実施。同時に、感染者のコンタクトした従業員、ゲストに事実を通知したうえで、該当従業員については隔離策を実施。

2月25日、米国連邦政府は、新型肺炎の感染が、東アジアのみならず、米国を含むグローバルで波及することは、不可避であるとの認識を示した。
ラスベガスの主要事業者であるMGM Resorts International, Las Vegas Sands, Wynn Resortsなどは、2月末時点まで、米国、ラスベガスの事業において新型肺炎の影響は観測できないとの見解であった。

トレードショー、国際会議などMICE業界団体も、2月末時点まで、やはり影響はほとんどないとした。一部の中国からの団体顧客のキャンセルはあるが、全体トラフィックへの影響は1%未満のようだ。

2018年の米国のカジノ市場(GGR)は、754億ドル,YoY4%増。施設数は966。
ネバダ州は、最大の州であり、2019年のGGRは、120億ドル,YoY1%増、うち、ラスベガスストリップ地域は、66億ドル,YoYフラット。

2019年のラスベガスの来訪者は、4,252万人,YoY1%増であった。このうち、来訪者に占めるアジア人(米国人含む)は2%ほどと推定される。

新型肺炎 日本レース影響も~IR事業者の時価総額,YTD変動 Melco,MGM,Wynn40%強の縮小

3月9日、ニューヨーク・ダウ平均株価(ニューヨーク証券取引所, NASDAQ)終値は、23,851.02ドル, 前日比2,013.76ドル低下(-7.79%低下)。低下額は過去最大。

以下は、日本IR事業への参入意欲を持つ大手IR事業者の3月9日終値をベースとする株式時価総額、1月初からの年初来変動率(Year-To-Date, YTD)。

縮小率が大きい3社は、MGM Resorts Internationalの47%減、Wynn Resortsの42%減、Melco Resorts & Entertainmentの40%減。
米国本社、米国上場で、マカオへの依存度が相対的に高い3社。

縮小率が小さい3社は、SJM Holdingsの9%減、Galaxy Entertainment Groupの17%減、Genting Singaporeの21%減。
マカオ(香港)、シンガポールの本社の3社。

市場は、新型肺炎(COVID-19)の影響、および、マカオの営業権満期(2022年6月)のリスクを重視。

<マカオ・香港>
Galaxy Entertainment Group(香港証券取引所) 27,986億円, YTD17%減
Melco Resorts & Entertainment(NASDAQ) 7,127億円, YTD40%減
SJM Holdings(香港証券取引所) 6,052億円, YTD9%減

<フィリピン>
Bloomberry Resorts(フィリピン証券取引所) 1,592億円, YTD37%減

<シンガポール>
Genting Singapore(シンガポール取引所) 6,539億円, YTD21%減

<米国>
Las Vegas Sands(ニューヨーク証券取引所) 39,016億円, YTD29%減
MGM Resorts International(ニューヨーク証券取引所) 9,248億円, YTD47%減
Wynn Resorts(NASDAQ) 9,015億円, YTD42%減

米国:カジノ市場(商業+部族) 2018年754億ドル,YoY4%増, 施設数966~9年連続拡大

9月12日、先住民ゲーミング委員会(The National Indian Gaming Commission, NIGC。連邦政府・内務省Department of the Interiorが管轄)は、2018年のトライバル・カジノ市場(GGR)を発表。
この結果、2018年の米国のカジノ市場(商業、トライバル)が明らかとなった。

2018年の米国カジノ市場(GGR)は、754億ドル,YoY4%増。施設数は966。2010年以降の拡大基調が継続。

2018年のトライバル・カジノ市場(GGR)は、337億ドル,YoY4%増。施設数は501であった。NIGCは、例年7月頃に年次集計を公表する。

6月11日、米国ゲーミング協会(American Gaming Association)は、2018年のコマーシャル・カジノ市場(GGR)を発表。
2018年は417億ドル,YoY3%増と、2010年来の拡大基調をキープした。施設数(レーシーノ含む)は465ヵ所。

米国のカジノ市場は、成熟しているが、経済成長、カジノ導入州および施設数の増加を背景に、市場規模は拡大基調をキープ。ただし、競争激化の結果、個別施設の損益は悪化するケースも多い。
 
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