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ベトナム:新型肺炎 4月1日より全カジノ施設閉鎖, 15日まで目途~一部除き外国人専用

2020-04-02

【海外ニュース】

4月1日より、ベトナムのカジノ施設すべて閉鎖された。新型肺炎(COVID-19)の対策。同日、ベトナム政府は、生活必需ではない、複数名が集合する施設の閉鎖令を発表。

閉鎖期間は、まずは4月1日から15日が目途。

政府は、ベトナム国民に、原則として自宅待機を要請。

現在、ベトナムには、9つのディーラーカジノを備える統合型リゾートが稼働中。
ほとんどが小型施設であるが、東南部のバリア=ブンタウ省のThe Ho Tram Strip、キエンザン省フーコック島のCorona Resort and Casinoは大型IR。
なお、ホテル内設置の電子ゲームパーラーは、約20ヵ所に存在する。

ベトナムでは、ローカル(内国人)のカジノ入場を禁止。
2017年3月のカジノ法令(政府が指定する施設にて、要件を充足する国民のみが入場可)の施行後、2019年1月に開業したCorona Resort and Casinoのみローカルが入場可能なカジノ施設を有する。

アジア太平洋地区において、営業停止中の施設は、韓国のカンウォンランド(唯一の自国民の入場可能な施設)および外国人専用施設、カンボジア、ベトナム、フィリピン・マニラ首都圏、マレーシアのResorts World Genting(唯一のカジノ施設)、オーストラリア・ニュージーランド全施設など。

マカオ、シンガポールは、営業継続中であるが、それぞれ厳しい入国(入境)、施設入場の制限が設定されている。

ベトナム:フーコック島 Corona Resort and Casino開業~地元資本主体で内国人パイロット対象

1月19日、ベトナムのキエンザン省(Tỉnh Kiên Giang province)フーコック島(Phu Quoc island)のIRであるCorona Resort and Casinoが開業。
ベトナムで最初のローカル(内国人)がカジノ施設に入場可能な施設となった。

施設開発者は、Phu Quoc Tourism Investment and Development社。資本の半分は、ベトナム最大のコングロマリットであるVingroupが所有。
カジノ部門のマネジメントサービスは、オランダのUpffinity Gamingが担当。カジノ部門のデザインは、Steelman Partners。

IR施設の概要は、
・投資額=21億米ドル
・ホテル群、飲食群、ショッピング、サファリアミューズメントパーク、コンベンショ、劇場など
・カジノフロア=18,800㎡(テーブル100台、スロット1,000台)、24時間営業休みなし

2017年3月、ベトナム政府は、新カジノ法令を施行、内国人のカジノ施設入場を容認した。ただし、パイロット期間3年で、政府が指定する一定条件(最低投資額20億ドルなど)をクリアする少数施設のみが対象。

パイロット対象は、その権益性の高さゆえ、ベトナム資本主体プロジェクトが優先対象となる方向。
北部クアンニン省Van Don Economic Zone(開発者:ベトナム Sun Group)、キエンザン省フーコック島(開発者:ベトナム Vingroup)が対象となる見通し。

ベトナム IR開発動向

現在、ベトナムには、9つのディーラーカジノを備える統合型リゾートが稼働中。
ほとんどが小型施設であるが、東南部のバリア=ブンタウ省のThe Ho Tram Strip、キエンザン省フーコック島のCorona Resort and Casinoは大型IR。

大型IRでは、2013年7月にThe Ho Tram Stripが開業。その後、2019年1月にCorona Resort and Casinoに開業した。

ベトナム政府は、2017年3月にカジノ法制を施行。新規IRには総投資額20億米ドルを義務付けた。ベトナム政府は、4つの大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)の開発を承認。

2017年3月、ベトナム政府は、新カジノ法令を施行、内国人のカジノ施設入場を容認した。ただし、パイロット期間3年で、政府が指定する一定条件(最低投資額20億ドルなど)をクリアする少数施設のみが対象。
パイロット対象は、その権益性の高さゆえ、ベトナム資本主体プロジェクトが優先対象となる方向。
北部クアンニン省Van Don Economic Zone(開発者:ベトナム Sun Group)、キエンザン省フーコック島(開発者:ベトナム Vingroup)が対象となる見通し。

<2013年7月開業>
・東南部バリア=ブンタウ省(Ba Ria-Vung Tau)The Ho Tram Strip
 開発者:カナダのAsian Coast Development(運営:現地子会社The Ho Tram Project Company)
 政府に対して大型投資をコミットメント。最終投資計画40億ドル
 2013年7月、The Grand Ho Tram開業。Golf courseなどが稼働中で、すでに11億米ドルの投資が実行

<2017年3月以降に承認>
・北部クアンニン省(Quang Ninh province)Van Don Economic Zone
 開発者:ベトナム Sun Group
 土地面積は2,500ha
 2019年から段階的に開業し、2022年に完成予定 
 2018年後半、カジノ施設への内国人入場可能の指定を申請中

・南中部クアンナム省(Quang Nam province)Chu Lai Economic Zone ホイアン(Hoi An)
 開発者:マカオ Suncity Group、ベトナムVinaCapital、香港VMS Investment Group
 2016年4月、Nam Hoi An Casino Resort Projectが着工
 合計投資額40億ドル。第一フェーズは、160haの土地に、6.5億ドルの投資

・キエンザン省(Tỉnh Kiên Giang province)フーコック島(Phu Quoc island)
 開発者:ベトナム Vingroupが主体
 投資額=21億米ドル
 政府は、カジノ施設への内国人入場のパイロット対象に指定

・トゥアティエン=フエ省(Thua Thien Hue province)ラグーナ・ランコ―(Laguna Lăng Cô beach resort)
 開発者:シンガポールBanyan Tree Holdings、パートナー選定中
 投資額20億ドル。2022年に全体が完成予定
 2013年4月に、第一期がリゾート(カジノ含まず)として開業済み
 2018年4月、政府より、カジノ・ライセンス取得(Banyan Tree Holdingsに付与)

ベトナム カジノ市場、新カジノ法令(2017年3月施行)による内国人入場の容認

ベトナム政府は、従前、ベトナム政府は、内国人のカジノ、電子ゲームパーラーへの入場を禁じてきた。
ベトナムのカジノ市場は、外国人のみ入場可能な状況下、年間3億米ドルほどと推定される(8つの統合型リゾート、20ほどのスロットパーラー)。

調査機関によれば、内国人の入場が可能となった場合のベトナムのカジノ市場のポテンシャルは30億米ドル。ベトナム国民は9,200万人。
ちなみに、ベトナム国民の海外カジノ施設(主に、カンボジア)への流出は、ベトナム政府にとって8億米ドルの税収ロスとの試算もある。

ベトナム政府は、観光産業促進を目的に、大型のカジノを含む統合型リゾート(IR)の開発を促進してきた。

従前、ベトナム政府は、大型IR開発計画に対して、外国人専用カジノを前提とし、40億ドルのミニマムコミットメント(最低投資義務)を求めてきた。事業の投資回収性は見込めず、実際には、ほとんどの計画は停止状態であった。

その後、政府は、最低投資義務を20億ドルに引き下げ、そして、内国人の入場を容認する方向を打ち出した。今後、大型IRの整備が加速するとみられる。

2017年1月、政府はカジノ法令を公表。一定の条件を備える、少数のIR施設にパイロット・ベースで内国人の入場を容認する方針。

パイロットは、その権益性の高さゆえ、ベトナム資本主体プロジェクトが優先対象となる可能性が高い。
北部クアンニン省Van Don Economic Zone(開発者:ベトナム Sun Group)、キエンザン省フーコック島(開発者:ベトナム Vingroup)が対象となる見通し。

ベトナム政府 カジノ法令(2017年3月施行) 内国人の入場容認のポイント

・3年間のパイロット・プログラムとして、内国人のカジノへの入場を容認
・条件は、21歳以上、月収入は1,000万ベトナムドン(VND)以上(≒$445)
・最低投資額20億米ドルの統合型リゾート(ホテル、エンタテインメントなどコンプレックス)内のカジノ施設に限定
・少なくとも二施設を指定(南部、北部にバランスよく)
・三年後に、政府は、改めて内国人のカジノへのアクセスを再考

 
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