【海外ニュース】
6月10日、マカオゲーミング管理当局DICJ(The Gaming Inspection and Coordination Bureau)のアドリアーノ・ホー・長官の就任式典があった。アドリアーノ・ホー氏は、パオロ・マルティンス・チャン氏の後任となる。
アドリアーノ・ホー・DICJ長官は、スピーチで、オペレーション監視におけるテクノロジーの活用を強調。
一方、経済財政長官の李偉農(Lei Wai Nong)は、ゲーミングコンセッション再入札、ゲーミング法改正に言及。
・マカオ政府は、ゲーミングコンセッションの再入札の準備に注力
・ゲーミング法制改正のパブリックコンサルテーションは、必要な時期に実施へ
4月20日、賀一誠・マカオ特別区行政長官は、2020年後半にゲーミング法改正に関するパブリックコンサルテーションを実施する方針を明らかにした。
同時に、改めて、次回のゲーミング・コンセッション(カジノ営業権)の発給プロセスは、新規再入札であり、自動更新ではないことを強調。
今後、パブリックコンサルテーションの後、コンセッションの満期(2022年6月26日)の前に、再入札が実施されることになる。
ゲーミング・コンセッションの再入札における焦点は、何社分が発給されるか、現有コンセッション保有者の喪失の可能性、新規事業者の参入の可能性。
とくに、スタンレー・ホー氏の逝去が与える、同ファミリーが深く関与する3コンセッション(SJM Holdings, Melco Resorts & Entertainment, MGM China)への影響、そして、米中関係が与える米系3コンセッション(MGM China, Sands China, Wynn Macau)への影響が注目される。
また、ゲーミング法改正は、ゲーミング・コンセッションの再入札に加え、ジャンケット、サテライトカジノなど現行制度の規定が不十分と考えられる領域をクリアにする見通し。
マカオでは、6社(中国系3社、米国系3社)がゲーミング・コンセッション(サブ・コンセッションを含む)を所有しており、すべて2022年6月26日に満期を迎える。
政府は、ゲーミング・コンセッション再入札(更新ではない、)が、現行営業権の満期(2022年6月26日)前に実施する方針。
マカオでは、コンセッション保有者(および、コンセッション保有者とサービスアグリーメントを締結した事業者)のみが、カジノ運営を許可される。コンセッションは、強大な権益であり、6社の企業価値を支える原動力である。
図表:マカオ カジノ運営6事業者のコンセッション 満期日
コンセッション満期日 | 事業者 | 証券取引所 | カジノ施設数 | 獲得順 |
---|---|---|---|---|
2022年6月26日 | SJM Holdings | 香港証券取引所 | 22 | 1 |
2022年6月26日 | Wynn Macau | 香港証券取引所 | 2 | 2 |
2022年6月26日 | Galaxy Entertainment | 香港証券取引所 | 6 | 3 |
2022年6月26日 | Sands China | 香港証券取引所 | 5 | 4(サブ) |
2022年6月26日 | MGM China | 香港証券取引所 | 2 | 5(サブ) |
2022年6月26日 | Melco Resorts & Entertainment | NASDAQ | 4 | 6(サブ) |
注1:カジノ施設数は2020年3月末時点
注2:2019年3月15日、マカオ政府はSJM Holdingsのコンセッション(MGM China Holdingsのサブ・コンセッション)の満期日を、2020年3月31日から2022年6月26日に延長を承認
注3:(サブ)はサブコンセッション。Sands ChinaはGalaxy Entertainmentより、MGM ChinaはSJM Holdingsより、Melco Resorts & EntertainmentはWynn Macauより取得
5月26日、中国中央テレビ(CCTV, China Central Television)は、スタンレー・ホー氏(98歳)が26日に逝去したと報じた。
スタンレー・ホー氏は、1962年にマカオにおけるカジノ独占権を獲得。2002年の市場開放後、SJM Holdingsの経営トップとなった。2009年に自宅における転倒事故を機に、SJM Holdinsgの日々のマネジメント業務から引退。2018年6月12日、SJM Holdingsの株主総会で、経営トップ(会長、エグゼクティブダイレクター)を辞任し、新設された名誉会長のポストに就いた。
スタンレー・ホー氏は、4人の夫人との間に、17人の子息をもうけた(15人が存命)。
夫人、子息のうち、マカオのカジノ産業で大きな存在感を持つのは、
・アンジェラ・リョン氏(第四夫人):SJM Holdingsの共同会長
・パンジー・ホー氏(第二夫人の長女):MGM Chinaの第二位株主。Shun Tak Holdingsの会長
・デイジー・ホー氏(第二夫人の次女):SJM Holdingsの共同会長
・ローレンス・ホー氏(第二夫人の長男):Melco Resorts & EntertainmentのCEO
今後のマカオ、ホーファミリーの勢力図の変化の可能性が注目される。
ポイントの一つは、SJM Holdingsの支配の行方。2009年以降、スタンレー・ホー氏の後継、SJM Holdingsの支配をめぐって、家族間の争いがあったとされる。
直近では、2019年1月23日、パンジー・ホー氏(スタンレー・ホー氏と第二夫人の長女)、ヘンリー・フォック基金(スタンレー・ホー氏の創業パートナー一族)は、SJM Holdingsの支配について協調することで合意したと発表。
マカオ:SJM Holdings 親会社STDMの支配で合意。パンジーホー氏とフォック基金
もう一つは、ゲーミングコンセッションの再入札の行方。現在、ホー・ファミリーは、コンセッション保有3社に大きく関係している。その3社が、再入札後にコンセッションを維持できるか注目される。
4月20日、賀一誠・マカオ特別区行政長官は、2020年後半にゲーミング法改正に関するパブリックコンサルテーションを実施することを明らかにした。
同時に、改めて、次回のゲーミング・コンセッション(カジノ営業権)の発給プロセスは、新規再入札であり、自動更新ではないことを強調。
今後の流れは、ゲーミング産業の中期レビュー・レポートの分析、パブリックコンサルテーション、ゲーミング法改正、ゲーミング・コンセッション再入札の実施となる。
新型肺炎(COVID-19)の影響で、作業は遅れ気味であるが、2020年後半にパブリックコンサルテーションを実施予定。
ゲーミング・コンセッションの再入札における焦点は、何社分が発給されるか、現有コンセッション保有者の喪失の可能性、新規事業者の参入の可能性。
2019年4月19日、崔世安・前行政長官は、政府として、ゲーミング・コンセッション再入札が、現行営業権の満期(2022年6月26日)前に実施されること、延長オプションを行使しない方針を明らかにした。
現在のゲーミング法では、行政長官は、その権限により、ゲーミング・コンセッションの最大5年間の延長が可能。
12月20日、習近平・国家主席は、マカオ返還20周年記念式典、新マカオ行政長官就任式典に出席し、演説を行った。
習近平・国家主席の演説は、「一国二制度」など政治面が主体で、当初予想されたマカオの経済発展に関する新政策に関する具体的な提示はなかった。また、カジノIR産業に関する言及もなかった。
一方、賀一誠(Ho Iat Seng)・行政長官は就任演説にて以下を述べた。
「グレーターベイエリア構想(香港・マカオ・広東省沿岸部)を推進」
「我々は、MICE、文化クリエイティブ、最新テクノロジー、医療に注力する」
12月12日、ロイターは、習近平・国家主席が、20日にマカオの新経済政策群、金融センター、ビジネスセンター、MICEセンター化を発表するとレポート。
中国政府が、これまで香港に優先的に付与してきた地位と政策サポートを、マカオにも展開する可能性を指摘。
ロイターは、新政策群として、証券取引所(元ベース)の設置、新規の土地の割当などを挙げた。
中国政府は、国営銀行・企業に、マカオにおける金融インフラの設置をサポートさせる方針。
一方、新規に割り当て用地は、広東省珠海の橫琴島で、教育、医療の拡充に利用される見通し。現在、橫琴島は、一部の土地がマカオに供されており、2013年、マカオ大学キャンパスがオープンした。
習近平・国家主席は、18-20日でマカオに滞在し、20日にマカオ返還20周年記念式典、次期マカオ行政長官就任式典に出席した。
12月13日、マカオ政府統計局は、「Analysis Report of Statistical Indicator System for Moderate Economic Diversification of Macao 2018」を発表。
2018年のマカオ経済付加価値において、「Gaming & junket activities」のシェアは50.52%、安定拡大基調が続く。
12月1日、中国政府は、マカオ特別行政区の新体制の要職人事を発表。経済財政庁長官には、李偉農(Lei Wai Nong, 50)が任命された。経済財政庁長官は、ゲーミング産業を管轄する。
賀一誠(Ho Iat Seng, 62)を行政長官とする新体制は、12月20日に発足予定。任期は、5年。
なお、現在の体制は、行政長官は崔世安(Fernando Chui Sai On, 2009年就任)、経済財政庁長官は梁維特(Lionel Leong Vai Tac, 2014年12月就任)。
新体制の重要タスクは、カジノ営業権(カジノ・コンセッション)満期(2022年6月)に伴う制度設計、法改正、再入札の事務である。
12月2日、賀一誠、李偉農、両氏がプレスコンファレンスにて以下をコメント。
賀一誠氏
「今後、政府は、ゲーミング法改正案を議会に提出し、議決を得る」
「法改正後、カジノ営業権の再入札の要件、詳細を公表する」
李偉農氏
「ゲーミング産業には、さまざまな主体が関わり、既得権益がある。しかし、政府は、公益性を重視する」
「政府は、現行コンセッション契約(20年前に整備)を精査する。そのうえで、制度を修正、課題を解決する」
賀一誠氏は、親中派であり、中国・全国人民代表大会(国会)の常務委員、マカオの立法会議員および議長などを経験。
マカオでは、過去20年、親中国派が長官ポストを歴任。行政長官は、各界代表の選挙委員会(400人)の投票で決定するが、委員会メンバーは親中派で固められている。
4月19日、崔世安(Fernando Chui Sai On)・マカオ特別行政区行政長官は、議会にて、カジノ営業権(ゲーミング・コンセッション)の再入札が、現行営業権の満期(2022年6月26日)前に実施されること、すなわち現行営業権の延長オプションを行使しない方針を明らかにした。
続いて、5月11日、梁維特(Lionel Leong)・マカオ特別行政区経済財政庁長官は、カジノ営業権(コンセッション)満期後の方針について言及。ポイントは、
・改めて、”更新(Renewal)”ではなく、”新規入札(New Public tender)”を実施する方針を強調
・政府は、現在、入札実施に向けた法的な準備を進めている(ゲーミング法および関連規制の改正など)
・入札、すなわち事業者選定では、マカオの観光レジャーセンター化への貢献、ノンゲーミング強化などに重点を置く
一方、5月に入り、マカオのゲーミング法専門家であるJorge Godinho氏(マカオ大学・法学部客員教授, リーガルコンサルタント)は、”新規入札”が2021年に実施されると予想。
マカオでは、コンセッション保有者(および、コンセッション保有者とサービスアグリーメントを締結した事業者)のみが、カジノ運営を許可される。コンセッションは、強大な権益であり、6社の企業価値を支える原動力である
再入札の焦点は、コンセッション数の増減、現有コンセッション保有者の退出、新規事業者の参入、など。
マカオのカジノ営業権の”新規入札”は、日本におけるIR区域整備計画の選定認定(国による都道府県等と事業者の決定)の時期と一致する可能性がある。その場合、マカオの現行カジノ営業権保有者は、その喪失リスクを抱えた中で、日本参入営業を展開せざるを得ない。
ゲーミング・コンセッションに関して、現行法、契約(政府-事業者間)が規定するポイントは以下の通り。
・現行コンセッション満期後、新規コンセッションは、フレッシュな入札プロセス(Public Tender)を通じて付与
(政府は、繰り返し、”更新”ではない点を強調)
・現行ゲーミング・コンセッションは、最大5年間の延長が可能
(2019年4月、政府は延長しない方針を表明)
・政府は、2017年より、現行ゲーミング・コンセッションを早期償還できる権利を持つ
(現在まで、政府は権利行使について言及なし)
・現行ゲーミング・コンセッション保有者は、それを喪失した場合、カジノ施設を、対価なしに、マカオ政府に移管する義務
(カジノ施設の喪失は、事業性の観点から、自動的に全施設の喪失を意味する)
2017年央、政府高官は、初めて、”新たな入札(New Tender)”という表現を用いた。その発言は、現コンセッション保有6事業者に激震を与えた。
それまで、政府関係者は、”更新(Renewal)”と表現し、6事業者はそこに満期後も現状維持のニュアンスを感じ取っていた。
政府が”新たな入札”と表現したことで、事業者再募集・選定、入れ替えのニュアンスを読み取ったわけだ。
6月10日、Galaxy Entertainment Groupは、年次株主総会を開催。
呂志和(Lui Che woo) 取締役会議長が、メディアに対応。主な発言は以下の通り。
「一ヵ月以内に、マカオは、入境制限を緩和する可能性がある」
「同社は、ゲーミングコンセッションに再入札(*)に参加するだろう。政府の方針決定を見守る」
(*)マカオの全社のゲーミングコンセッションは、2022年6月26日に満期。再入札は、満期前に実施見通し
また、同席したフランシス・ルイ(Francis Lui)取締役会副議長は、以下を発言。
「デイリーのオペレーティングコストは、US$2.8mn(3億円)」
「Galaxy Macau 第3期, 4期の工事進行は遅れない」
呂志和氏は、マカオを代表する実業家であり、マカオ政府、中国政府に強いネットワークを有する。
マカオでは、早期に、グレーターベイエリア、すなわち香港、広東省との間のボーダーコントロール緩和発表があるとの期待が高まっている。
マカオ政府は、カジノ施設を2月5日から19日まで閉鎖した後、再開した。ただし、現在、域外顧客のマカオへの入境が困難な情勢。
中国政府は、1月末より、本土住民のマカオへの入境を制限。個人旅行(Individual Visit Scheme)ビザの新規発給、団体旅行ビザとも停止中。
マカオ政府は、現在、以下のボーダーコントロールを実施中(3月25日に導入。その後、一部改訂)。
・外国住民(マカオ、中国本土、香港、台湾の住民以外)の入境を禁止
・中国本土、香港、台湾の住民については、
– 過去14日間に海外滞在歴がある住民は入境禁止
– 過去14日間に香港、台湾に滞在歴がある住民は入境可能であるが、14日の医療観察期間(隔離)
– それ以外の住民は入境可能であるが、入境時に感染ネガティブであることを示す証明書を提示
2019年のマカオ訪問者は、3,941万人,YoY10%増。うち、中国本土は71%、香港は19%、台湾は3%、韓国は2%、日本は1%など。
6月1日、マカオのゲーミング規制当局(Gaming Inspection and Coordination Bureau, DICJ)は、2020年5月のカジノ市場(GGR, Gross Gaming Revenue)を発表。
カジノ市場は、5月はMOP1,764mn,YoY93.2%減(約238億円)、1-5月計はMOP33,004mn,YoY73.7%減(約4,456億円)。
4月までの各月の推移は、1月YoY11.3%減、2月YoY87.8%減、3月YoY79.7%減、4月YoY96.8%減。
4-5月はカジノ市場はほとんど消失した。ただし、市場関係者は、夏あたりからの急速な回復を期待。金融市場における典型的なカジノ市場の予想は、4Q(10-12月)がYoY30%減、そして、2021年に新型肺炎以前(2019年)の80%レベルの回復を予想。
マカオ政府は、カジノ施設を2月5日から19日まで閉鎖した後、再開した。ただし、現在、域外顧客のマカオへの入境が困難な情勢。
中国政府は、1月末より、本土住民のマカオへの入境を制限。個人旅行(Individual Visit Scheme)ビザの新規発給、団体旅行ビザとも停止中。
マカオ政府は、現在、以下のボーダーコントロールを実施中(3月25日に導入。その後、一部改訂)。
・外国住民(マカオ、中国本土、香港、台湾の住民以外)の入境を禁止
・中国本土、香港、台湾の住民については、
– 過去14日間に海外滞在歴がある住民は入境禁止
– 過去14日間に香港、台湾に滞在歴がある住民は入境可能であるが、14日の医療観察期間(隔離)
– それ以外の住民は入境可能であるが、入境時に感染ネガティブであることを示す証明書を提示
2019年のマカオ訪問者は、3,941万人,YoY10%増。うち、中国本土は71%、香港は19%、台湾は3%、韓国は2%、日本は1%など。
マカオ カジノ市場(Gross Gaming Revenue)の暦年の動向 ・2014年=MOP351,521mn,YoY2.6%減 ・2015年=MOP230,840mn,YoY34.3%減 ・2016年=MOP223,210mn,YoY3.3%減 ・2017年=MOP265,743mn,YoY19.1%増 ・2018年=MOP302,846mn,YoY14.0%増 ・2019年=MOP292,455mn,YoY3.4%減 2016年9月~2018年12月の前年比プラス要素、マイナス要素 |
4月下旬になり、業界および証券市場関係者の間で、マカオ市場の早期回復への期待が高まっている。
4月22日、Las Vegas Sands経営トップは、投資家向け電話会議にて、同社が展開する3市場の展望について、「市場別の回復の順序は、まず、マカオ、次にシンガポール、最後にラスベガスとなろう」「アジア(マカオ、シンガポール)は、夏から秋、遅くとも10月には高いレベルの利益を確保できるだろう」と述べた。
マカオのカジノ市場(Gross Gaming Revenue)は、2020年1Q(1-3月)にはMOP30,486mn,YoY60%減(約4,115億円)であった。
証券市場における典型的なカジノ市場の予想は、2020年2Q(4-6月)がYoY80%減、3Q(7-9月)がYoY50%減、4Q(10-12月)がYoY30%減となり、2021年に新型肺炎以前(2019年)の80%レベルの回復を予想。
これらの楽観的な予想は、中国、マカオ政府の渡航・入境制限の大幅な緩和を前提とする。
マカオでは、現在でもカジノIR施設は営業中。ただし、渡航制限が厳しく、足元は顧客がほとんどいない状況。
中国政府は、1月末より、本土住民のマカオ渡航を制限。個人旅行(Individual Visit Scheme)ビザの新規発給、団体旅行ビザとも停止中。
マカオ政府は、3月18日に、外国人(中国本土、香港、台湾の住民を除く)の入境を禁止。また、入境者(住民を含む)には、14日間の隔離措置を義務付け。
4月16日、マカオのゲーミング規制当局(Gaming Inspection and Coordination Bureau, DICJ)は、2020年1Q(1-3月)のカジノ市場(Gross Gaming Revenue)の詳細統計を発表。
月次ベースの実績は翌月初に発表済みであり、本統計は市場構成を示す情報となる。
1Q(1-3月)のカジノ市場は、MOP30,486mn,YoY60%減(約4,115億円)、うち、VIP部門(VIP Baccarat)がMOP14,809mn,YoY60%減、マス部門MOP15,677mn,YoY60%減。
1Qは、新型肺炎(COVID-19)の影響により、とくに、2月以降は売上高が激減。月別には、1月YoY11%減, 2月YoY88%減, 3月YoY80%減。
1Qは、VIP部門、マス部門とも前年同期比ベースでほぼ同じトレンドで、構成比は、VIP部門49%、マス部門51%。
2019年4Qの構成比は、VIP部門45%、マス部門55%。1Qの新型肺炎に影響は、マス部門に顕著であったと考えられる。
なお、構成比は、中国政府の反腐敗対策以前の2013年の構成比は、VIPが66%、マスが34%であった。
コンセッション6事業者のカジノ顧客セグメント別の限界利益(GGRからGGR課税, リベートおよびプロモーショナルアローワンスを控除)の構成比は、VIP部門が約3割、マス部門が7割。
VIP部門は、キャッシュバック・リベート(仲介業者、プレイヤー)負担が大きく、GGRに対する利益率が低い。
2020年3月末のカジノ施設数およびデバイス供給量は、施設数41(前年同期末41)、テーブル数5,533台(同6,624台)、スロット数7,316台(同17,122台)。
デバイス供給量は、稼働ベース。マカオでは、カジノ施設は営業を継続しているが、顧客間・デバイス間の社会的距離の確保、顧客の少なさなどから、稼働数を絞っている。
3月25日より、マカオ政府は、中国本土、香港、台湾の住民のうち、過去2週間に海外渡航歴を持つ住民の入境を禁止。禁止期間は未定。
マカオ政府は、18日より、マカオ住民以外(住民ID保有者以外)のマカオ入境の禁止措置を導入した。禁止期間は未定。
当初、中国本土、香港、台湾の住民、および、非居住外国人労働者(ブルーカード保有者)は禁止措置の例外とした。
19日には、非居住外国人労働者(ブルーカード保有者)の例外指定を取り消した。
ゆえに、現在では、マカオ政府が入境を認めるのは、グレーターチャイナ(中国本土、香港、マカオ、台湾)の住民のみとなる。
2019年のマカオ訪問者は、3,941万人,YoY10%増。うち、中国本土は71%、香港は19%、台湾は3%、韓国は2%、日本は1%など。
マカオ 新型肺炎(COVID-19) 対策
<入境制限> <カジノIR施設運営> |
3月19日、マカオ政府は、2020年度予算の修正案において、2020年度のカジノ市場(Gross Gaming Revenue)予想を、従来のMPO260 billion(約3.6兆円)からMOP130 billion(約1.8兆円)へ約50%切り下げた。
従来予想は、2019年11月に策定された。政府予想は、保守的な傾向がある。2019年度のカジノ市場は、MOP290 bllion,YoY3.4%減であった。
3月19日、マカオのゲーミング規制当局(Gaming Inspection and Coordination Bureau, DICJ)は、カジノ施設の再開状況、および、防疫対策の監視継続を発表。
当局は、カジノ施設を2月5日から19日まで閉鎖した、2月20日より再開可能とした。当局は、再開までに、30日間の猶予期間を設定した。
3月20日の稼働は、37施設、テーブルは約5,400台の見通し。設置数に対する稼働率は80%(2019年末の設置数6,739)。
2019年末には、カジノは全41施設であったが、新型肺炎(COVID-19)の発生前から停止していた2施設に加え、マカオジョッキークラブが停止を申請した。
当局は、衛生ガイドラインを設定し、環境検査を強化中。
従業員とゲストの体温測定、マスク着用、健康宣言の提出、デバイス(テーブル, スロットマシン, チップなど)と施設の清掃・消毒、デバイス間の距離調整、テーブルにおける飲食禁止、など。
1月15日、マカオ政府観光局(Macao Government Tourism Office)は、年次プレスカンファレンスを開催し、観光産業政策の2019年レビュー、2020年の目標などを発表。
ポイントは、
・2019年の訪問者数実績(速報)は、3,940万人,YoY10.1%増
・発地別の内訳は
– 中国本土2,700万人強,YoY10.5%増
– 香港730万人,YoY16.2%増
– 台湾100万人強,YoY0.2%増
– それ以外(国際)310万人,YoY2.8%減
・2018年10月24日に開通した港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge, HKZM, 香港、珠海市、マカオを結ぶ)が貢献
・”Macao Tourism Industry Development Master Plan”に基づき、持続的かつ多様性を持つ観光都市を目指す
・”食の創造都市”の戦略を推進
12月10日、マカオ政府は、LRT(Light Rapid Transit)タイパ線を営業開始。マカオ初の軌道交通。
営業開始区間は、タイパ線と呼ばれる。長さは9.3Km、11駅の構成で、両端はタイパ・フェリーターミナル駅から海洋駅(オーシャン駅)。タイパ・フェリーターミナル、マカオ国際空港、コタイ地区IR群を結ぶ。
タイパ線の工事は、2012年に開始し、2018年3月からテスト運転のフェーズにあった。建設費用は、約110億マカオパタカ(約1,500億円)。
なお、LRT全体計画は、21Kmでマカオ半島線を含む。マカオ半島線は、ルート調整段階。マカオ政府は、タイパ線とマカオ半島線の接続を2024年までに実現したい意向。
12月10日、三菱重工業は、グループの三菱重工エンジニアリングが、マカオ政府に、LRT向け全自動無人運転車両システム(Automated Guideway Transit:AGT)の建設工事を完成させ、9月にマカオ政府に引き渡したと発表。
2011年3月3日、三菱重工業は、伊藤忠商事と共同で、LRT一式を受注したと発表。受注額は46億8,800万マカオパタカ(約630億円)。受注範囲は、駅舎と土木工事を除くLRTシステム一式で、APM車両(110両)、供電設備、通信システム、軌道工事、検修設備、ホームドア、料金機械など。
ちなみに、同システムは、東京都の「ゆりかもめ」と同じ。
LRTは、新タイパ・フェリーターミナル(Pac On ferry terminal, 2017年6月開業。タイパ・フェリー線は、2007年10月以降、臨時ターミナルであった)、港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge, HKZM)に続く、マカオの交通インフラの拡充の位置づけ。
香港-マカオの交通アクセスについては、2018年10月24日に、香港、珠海市、マカオを結ぶ、港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge, HKZM)が開通。
港珠澳大橋は、全長55Km(主体部分36Km)と世界最長の海上橋であり、香港、珠海、マカオを結ぶ。工費は、全体で約1兆6,000億円、メイン区間は約8,000億円。
専門家は、港珠澳大橋は、2022年には年間500万人前後を輸送し、訪問者拡大に大きく貢献すると予想。
港珠澳大橋は、香港-マカオ間の移動を30~45分(橋の走行時間)。香港-マカオ間の片道バス料金は、HK$160~190とフェリーと同水準に設定された。
港珠澳大橋のマカオ側のチェックポイントでは、IR事業者の共同シャトルバスが、二つのフェリー乗り場まで運行(フェリー乗り場からは各社別のシャトル)。
港珠澳大橋の開通まで、香港-マカオ間の移動は、実際上、海路(高速フェリー:海上の移動時間は1時間強)に限定された。
マカオへの訪問者数は、2018年には3,580万人(YoY9.8%増)。うち、交通路別には、陸上路が62%、海上路が29%、空路が9%であった。
10月3日、SJM Holdingsの副議長CEOであるAmbrose So Shu Fai氏は、Grand Lisboa Palaceの開業時期について、直近見通し2020年下期が変わっていないことを強調した。
同プロジェクトは、天候不順を含む様々な困難により、進行が遅れてきた経緯がある。
コタイ地区では、2007年8月のThe Venetian Macao開業から2018年2月のMGM Cotaiまで、10の大型IRが開業した。
現在、建設作業が進行中の新規開発計画(新規土地利用)は、Grand Lisboa Palace。Grand Lisboa Palaceの開業により、コンセッション6社すべてがコタイ地区に進出することになる。
Grand Lisboa Palace(SJM Holdings)
・建設作業は、2014年2月に開始
・2020年下期の開業見通し
<施設概要>
・総開発費=390億香港ドル(約5,500億円)
・延べ床面積=約52万㎡(加えて、駐車エリアは約7.7万㎡)
・ホテル=合計2,000室(Grand Lisboa Palace, Palazzo Versace, Karl Lagerfeld)
・MICE、飲食、ショッピング、カジノなど
一方、計画策定フェーズ(新規土地利用)は、Galaxy Macau第3期&4期, Studio City第2期, Wynn Palace拡張1期がある。
Galaxy Macau 第3期&4期(Galaxy Entertainment Group)
・近く正式計画を公表へ
<施設概要>
・開発費=430億香港ドル以上(約6,020億円以上)
・延べ床面積=100万㎡レベルを想定
・ホテル=約4,500室
・MICEは3,700㎡、アリーナ16,000席、飲食、カジノなど
・ファミリー・エンタテインメント、MICEを強調
Studio City第2期(Melco Resorts & Entertainment)
・プロジェクト予算は、13.5億ドルから14億ドルを想定
・ホテル2棟(計900室)、ゲーミングエリア
・ウォーターパーク、飲食、リテイル、MICE、シネプレックスなど
Wynn Palace拡張1期-南区画(Wynn Macau)
・初期投資額20億ドル(約2,160億円)
・土地面積3ha
・プロパティ名”Crystal Pavilion”
・ホテル棟は約650室
・2021年後半に着工。工期は36ヵ月強
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・新型コロナウイルス(COVID-19)
マカオ:Galaxy 呂志和・議長「1ヵ月以内に入境制限緩和の可能性」~香港間の往来再開へ
マカオ:19日, 政府, 感染リスク”極めて低位”~早ければ来週にも入境制限緩和発表期待
マカオ:カジノ市場回復, 渡航制限緩和の楽観強まる。2021年予想, 新型肺炎前の8割レベル
マカオ:新型肺炎 25日, 海外渡航歴ある中華圏住民の入境も制限~中華圏住民以外は全面禁止
マカオ:新型肺炎 政府, 19日より外国人労働者の入境も禁止~中華圏住民以外を全面禁止
マカオ:新型肺炎 政府,20年度修正予算案でカジノ市場50%切下/20日,テーブル稼働80%
マカオ:新型肺炎 マカオ政府, 18日より非住民の入境禁止, 期間は未定~感染者報告受け
マカオ:新型肺炎 当局, カジノ施設の再開状況を公表。ほぼ全施設再開, 稼働テーブル46%
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ”~10日より日本含む4ヵ国の滞在者を新たに隔離措置
G2E 2020 Asia 開催延期 5月19~21日から7月28~30日に。新型肺炎でマカオ政府とも協議
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ”~カジノ市場 2月YoY88%減。中国客不在,回復見えず
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ”~政府,3月2日に娯楽施設再開を容認。リスク後退と判断
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ”~2月15日から21日のホテル稼働率11%。中国客不在
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ”~Melco経営陣「影響は今後4-6ヶ月に及ぶ可能性」
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ”~カジノ再開。29施設, テーブル稼働27%。中国顧客不在
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ”~20日,カジノ再開。中国顧客不在で各社とも限定開業
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ”~カジノ閉鎖,予定通り19日まで。ただし中国顧客不在
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ” 日本レース影響も~10日,カジノ閉鎖期間,予見できず
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ” 日本レース影響も~4日,政府はカジノ施設に2週間停止要請
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ” 日本レースに影響も~株価下落率, Galaxy, Melcoが大
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ” 市場縮小が海外IR6社に影響。日本レース左右も
マカオ:新型肺炎 春節大型連休を直撃~中国本土の個人ビザ発給停止。団体ビザに続き
マカオ:新型肺炎 春節大型連休を直撃~訪問者が激減。カジノは一部入場禁止措置
マカオ:新型肺炎 春節大型連休(24-30日)直撃~IR施設, 現時点で営業継続も閉鎖視野
・マカオ主要人事
マカオ:スタンレー・ホー氏が逝去~業界, 家族の勢力図変化, 営業権再入札の行方注目
マカオ:特別行政区トップ人事 両長官「カジノ営業権再入札, 既得権より公益性を重視」
マカオ:行政長官選 賀一誠氏, 12月20日就任へ~中国主導。カジノ営業権再入札へ
マカオ:行政長官選挙 賀氏,中国イニシアティブ強調~カジノ営業権再入札の責任者
マカオ:スタンレー・ホー氏 親族が健康悪化報道否定~業界と一族のパワーバランス注目
・マカオ・ゲーミングコンセッション満期(2022年)関連
マカオ:行政長官 カジノ営業権再入札プロセスに言及~21-22年前半。改めて”更新”否定
マカオ:特別行政区トップ人事 両長官「カジノ営業権再入札, 既得権より公益性を重視」
G2E 2019 Asia マカオ・カジノ営業権満期2022年と再入札~北京, 新規候補, 合従連衡
マカオ:政府,カジノ営業権満期に伴う再入札準備~21年実施予想も。日本営業に影響
マカオ:行政長官 コンセッション延期を改めて否定。2022年までの再入札実施を明言
マカオ:政府, SJMとMGMの営業権延長承認。全社, 22年6月満期に~新規入札強調
マカオ:政府 コンセッション満期後方針「依然調査中」~各社は政府の一挙手一投足注視
マカオ:崔行政長官 コンセッション満期”2022年までに入札プロセス”@19年施政方針
マカオ:政府 ゲーミング・コンセッション満期後方針で法改正の提案精査中。”新たな入札”不可避
G2E ASIA 2018 マカオDICJ長官 ゲーミング・コンセッション満期後方針~2018年後半に詳細公表
マカオ:サテライト経営者、コンセッション満期(2020-22年)に期待表明@全国人民代表大会
マカオ:政府 コンセッション満期(2020-22年)後方針 改めて”新たな入札”と表現、”更新”でなく
IR関連企業動向:マカオ SJM Holdings 日本参入にチーム編成 2020年営業権満期後を懸念
マカオ:政府のゲーミング・コンセッション満期(2020-2022年)後対応に疑心暗鬼 株価不安定
マカオ:経済財政庁長官 ゲーミングコンセッション 2020年前にレビュー完了 事業者の命運
マカオ:政府 ゲーミング産業中間レビュー公開~カジノコンセッション満期後方針には言及せず
マカオ:ゲーミングコミッションの機能強化へ 16年間の休眠期間後 観光レジャーへの市場改革
マカオ:政府 2016年初に中間レビュー公開予定 コンセッション早期償還、満期後の方針が焦点(2)
政府 2016年初に中間レビュー公開予定 コンセッション早期償還、満期後の方針が焦点(1)
・マカオ政策
マカオ:MGTO 年次発表 2019年訪問者数, 3,940万人,YoY10%増~港珠澳大橋が貢献
マカオ:習近平主席, 経済政策言及せず/賀一誠長官, 大湾区構想, MICE, 文化産業育成
マカオ:中国政府 マカオを金融, MICEセンターへ。習主席, 今週発表~香港を追走・補完へ
マカオ:DICJ 1月時点ジャンケット・リスト公表, 100業者に減~政府, マス重視を明確化
マカオ:議会 ゲーミング従業員の勤務時間外のカジノフロア入場禁止制度を承認
米著名投資家 マカオ米国系事業者を売却~米中経済摩擦で営業権失効リスク高まる
マカオ:政府 Typhoon Mangkhutで一時、カジノ営業全面停止策導入~17日8時に再開容認
中国:政府高官 海南島の開発方針について。ゲーミング否定~IR設置の市場思惑に対して
マカオ:政府観光局 2017年訪問者数3,260万人、YoY5%増。国際、宿泊けん引。港珠澳大橋に期待
マカオ:政府観光局 ツーリズムマスタープラン15年計画 ”World Centre of Tourism&Leisure”
マカオ:MGS Entertainment Show 2016 政府代表 市場けん制 規制と観光戦略の強化を推進
マカオ:Parisian Macao 新規テーブルアロケーション150台 Wynn Palaceと同条件 9月13日開業
マカオ:Wynn Palace 既存施設からのテーブル250台移動の承認取得 株式市場は冷静な評価”合理的”
マカオ:政府 フォンベッティングに罰則規定導入へ ジャンケット、VIPの透明化を強力に推進
マカオ:マネーロンダリング対策の新ルールを公開 VIPオペレーションに一段の透明性を要求
マカオ:政府観光局 マスタープラン(案)レジャー多様化 ノンゲーミング収入を10年間で倍増へ
マカオ:政府 5ヵ年発展計画の草案発表。5月にゲーミング産業中間レビューの所見公開の可能性
マカオ:マカオ政府 ゲーミング産業の中間レビュー 年内に中国政府に提出へ 中央が関与強める
マカオ:中国&マカオ政府高官 渡航政策、中間レビューにコメント レビュー公開は旧正月後
マカオ:DICJ長官 ジャンケット数は141に減 マス主体の市場に転換 中間レビュー公開は年前半
マカオ:ジャンケット業界 VIPルーム数100、過去半年で3割減 政府は業態適正化を推進へ
マカオ:経済財政庁 長官、DICJ 長官 - ジャンケット団体と会合 中間レビュー&改革に向けて
・マカオ市場
マカオ:カジノ市場 5月YoY93%減, 1-5月計74%減~入境規制緩和が鍵。夏以降に楽観論
マカオ:カジノ市場 4月YoY97%減, 1-4月計69%減~一方,4月後半に先行き楽観論台頭
マカオ:カジノ市場回復, 渡航制限緩和の楽観強まる。2021年予想, 新型肺炎前の8割レベル
マカオ:2020年1Q 市場詳細統計 60%減, 構成VIP49%, マス51%~4Q比VIP構成上昇
マカオ:カジノ市場 3月YoY80%減, 1-3月計60%減。回復期は見えず~新型肺炎
マカオ:新型肺炎 政府,20年度修正予算案でカジノ市場50%切下/20日,テーブル稼働80%
マカオ:新型肺炎”前例なき深刻さ”~カジノ市場 2月YoY88%減。中国客不在,回復見えず
マカオ:カジノ市場 1月YoY11%減, 2ヵ月連続2ケタ減~中国経済不安と新型肺炎が影響
マカオ:2019年4Q 市場詳細統計 全体8%減,VIP23%減,マス8%増~VIP構成45%,経済不安
マカオ:カジノ市場 12月YoY14%減,16年3月来の2ケタ減。19年計YoY3%減~中国経済不安
マカオ:カジノ市場 11月YoY8.5%減,1-11月累計YoY2.4%減~小動き,中国経済不安,VIP縮小
マカオ:カジノ市場 10月YoY3.2%減,1-10月累計YoY1.8%減~小動き,中国経済不安,VIP縮小
マカオ:2019年3Q 市場詳細統計 全体4%減, VIP23%減, マス18%増~VIP構成比44%に低下
マカオ:カジノ市場 9月YoY1%増, 1-9月計YoY2%減~小動き。中国経済不安,VIP縮小
マカオ:カジノ市場 8月YoY8.6%減,1-8月累計YoY1.9%減~中国経済不安,VIP縮小
マカオ:カジノ市場 7月YoY3.5%減,1-7月累計YoY0.9%減~中国経済不安,VIP減,マス増
マカオ:2019年2Q 市場詳細統計 全体フラット, VIP縮小, マス伸長~中国経済不安
マカオ:カジノ市場 6月YoY5.9%増, 1-6月累計YoY0.9%減。小動き~経済不安影響
マカオ:カジノ市場 5月YoY1.8%増 年初来, 前年並み小動き~経済不安の影響明らか
マカオ:カジノ市場 4月YoY8.3%減 2016年6月以来の減少幅~経済不安の影響明らか
マカオ:2019年1Q 市場詳細統計 VIP低調, マス伸長~中国経済不安がVIPに影響
マカオ:カジノ市場 3月YoY0.4%減 年初から前年並み推移~経済不安の影響明らか
マカオ:カジノ市場 2月YoY4%増。プラス転換も伸び率低位~経済不安の影響明らか
マカオ:国際通貨基金 ゲーミング産業展望~安定成長。リスクは米中摩擦, 営業権満期
マカオ:カジノ市場 1月YoY5%減。2016年8月以来の前年割れ~経済不安, 全面禁煙
マカオ:2018年10-12月 市場詳細統計 マスがYoY16%増と牽引, 構成比VIP53%:マス47%
マカオ:カジノ市場 12月YoY16.6%増, 経済不安のなか持ち直し 2018年間YoY14.0%増
マカオ:カジノ市場 11月YoY8.5%増 中国経済不安の中、持ち直し。28ヵ月連続成長
マカオ:中国の高額消費が減速。米中関係を背景に景気懸念~カジノ市場への影響注目
マカオ:カジノ市場 10月YoY2.6%増。単月過去最高。伸び率は中国経済不安が影響し低位
マカオ:2018年7-9月 市場詳細統計 YoY10%増, マスが牽引19%増。VIP54%:マス46%
マカオ:カジノ市場 9月YoY2.8%増。台風マンクット影響吸収し、26ヵ月連続プラス維持
マカオ:カジノ市場 8月YoY17.1%増、1-8月計YoY17.5%増 25ヵ月連続成長。総合観光拠点
マカオ:カジノ市場 7月YoY10.3%増、1-7月計YoY17.5%増 24ヵ月連続成長。総合観光拠点に
マカオ:2018年4-6月 市場詳細統計 YoY17%増。VIP、マスそれぞれ牽引 VIP56%:マス44%
マカオ:カジノ市場 6月YoY12.5%増、1-6月計YoY18.9%増 23ヵ月連続成長。成長軌道継続
マカオ:カジノ市場 5月YoY12%増、1-5月計YoY20%増 22ヵ月連続成長。成長軌道継続
マカオ:カジノ市場 4月YoY28%増、1-4月計YoY22%増 21ヵ月連続成長。勢いは継続
マカオ:2018年1-3月 市場詳細統計 YoY21%増。VIP、マスそれぞれ牽引 VIP56%:マス44%
マカオ:カジノ市場 3月YoY22%増 伸び率は20%台に復帰。2018年は10%台前半の成長予測
マカオ:カジノ市場 2月YoY6%増 旧正月含むも成長率低下。2018年は10%台前半の成長予測
マカオ:カジノ市場 1月YoY36%増、ペースアップ。18ヵ月連続成長 ~ 港珠澳大橋の開業に注目
・マカオ開発動向
マカオ:政府 LRTタイパ線,12月10日開業。港珠澳大橋に続く交通網拡充~三菱重工が施行
マカオ:コタイ地区IR開発アップデート~Lisboa Palace,20年2H開業。計画策定3施設
マカオ:コタイ地区IR開発アップデート~Lisboa Palaceに加え, 計画策定フェーズ3施設
Wynn Resorts マカオWynn Palace拡張1期20億ドル計画~営業権再入札の前後関係焦点
マカオ:政府 LRTタイパ線, 12月19日までに開業~交通網拡充, 港珠澳大橋に続き
マカオ:中国国務院 マカオ隣接の横琴島の国際リゾート開発に合意~Galaxyなど計画
マカオ:政府 LRTタイパ-コタイ区間を19年後半に開業へ~交通網拡充, 港珠澳大橋に続き
マカオ:政府 港珠澳大橋 10月24日開業へ~都市MICE力向上。まず年間500万人輸送視野
マカオ:コタイ地区IR開発アップデート ~ Lisboa Palace, Galaxy Macau 第3期&4期の進捗
マカオ:Melco Resorts 「モーフィアス」施設概要。世界的タレント起用~COD全体で約2,200室に
マカオ:Melco Resorts 新規ホテル「モーフィアス」開業。COD第3期~CEO日本参入アピール
マカオ:コタイ地区IR開発アップデート~MGM Cotai 2月13日に開業イベント 旧正月前を意識
マカオ:コタイ地区IR開発アップデート~MGM Cotai 2月開業に延期 テーブル割当想定以下
マカオ:コタイ地区IR開発アップデート~MGM Cotai 予定通り1月29日開業へ。コタイ10番目
マカオ:港珠澳大橋 2018年開業へ ~ 都市競争力を一段引き上げへ。MICE市場の成長期待大
マカオ:コタイ地区IR開発アップデート ~ MGM Cotai, Grand Lisboa Palace, Galaxy3期&4期
マカオ:Galaxy Entertainment 2017年度1Q業績 大幅増益 コタイ次期近く着工 日本の機会追及
マカオ:The Parisian Macao 開業 29億ドルIR 「今後は日本, 韓国, ベトナム, タイ」
マカオ:The Parisian Macao 施設概要 ミドルクラス向け 開始時テーブル410台 9月13日開業
マカオ:8月22日 Wynn Palace開業 投資額マカオ最大42億ドル & コタイ地区IR開発アップデート
マカオ:Galaxy 呂会長 港珠澳大橋は観光MICE市場を一変 & コタイ地区IR開発アップデート
マカオ:The Parisian Macao 9月13日開業へ 27億ドル開発 コタイ地区IR開発状況アップデート
マカオ:Galaxy Entertainment 非ゲーミング拡大へVIPの概念拡張 アジア観光競争に対応
マカオ:Galaxy Entertainment コタイ第三&四期 予定通り MICE強化 5,200~6,500億円投資へ
マカオ:Wynn Palace 8月22日開業へ 41億ドル開発 コタイ地区IR開発状況アップデート
マカオ:政府 LRTタイパ区間 2019年運用開始を確認 ~ コタイ地区IR開発アップデイト
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