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必読! IR議連幹部がIR法案の今と今後を語る-第1回「IR法案再提出の予定と課題」

2015-03-10

【インタビュー&特集記事】

議連美原さん4名-画像キャプチャー

3月4日、自民党本部で、国際観光産業振興議員連盟(IR議連)幹部の細田博之会長、岩屋毅幹事長、萩生田光一事務局長、そして美原融大阪商業大学教授が加わり、「IRで、日本がより豊かになるために」と題して座談会が行われた。IR法案の今後の展開、依存症のことなど、幅広い議論が展開された。
「IR法案再提出の予定と課題」「IR議連と内閣官房の関係」「IR設置地域について」「パチンコは切り離す」「IRは依存症対策の契機」「IR収益の行方」「IRと経済発展」。テーマごとに6日に分けて掲載する。

IR法案再提出の予定と課題

細田先生-画像キャプチャー美原 第189国会も様々な法案を抱えスタートしています。細田先生、岩屋先生、萩生田先生には会期中立て込んでいる中でわざわざご参集頂き有難う御座います。さてIR議連の会長であられる細田会長にまず再度IR推進法案を提出する予定につき、お聞きしたいと思います。

細田 前国会で解散が行われたので、IR法案は廃案になってしまったわけですから、この通常国会で出し直すという手続きが必要です。それに向けて今、各党の議員と協議していますが、特に維新の党と次世代の党が共同提出者になるという了解は得ており、提出者・政党は揃います。ですから、衆議院で予算案が可決次第、できるだけ早く提出する手続きに入りたいと思っています。

美原 与党の一部では、統一地方選挙前に提出すると、マスコミが騒ぎ出して、いたずらに不安を煽ることになり、選挙戦術としては不利になるのではないかという声意見もありますが、いかがですか。

岩屋先生-画像キャプチャー岩屋 地方自治体の中には熱心にIRについて研究・勉強していただいていて、また来年度予算で予算措置をした上で、さらに検討を深めたいという所も出てきています。ですから、国会で期待通りに法案が提出されたということにならないと、熱心に取り組んでいる地域のみなさんにご迷惑をお掛けすることになると思います。だとしたら特段、統一地方選挙を意識するのではなく、清々粛々と法案を提出したらいいのではないかと思います。
予算案可決後の適切なタイミングで上程するということです。

美原 そのために、これからしなければならないのは、どういうことでしょうか。審議に係る障害はありますか。

細田 どの委員会でやるにしても、委員会の中で優先度を高めていかないといけない。また、様々な閣法の後で審議するということになると、日数が限られるわけです。だから、その中ではやはり与党内の意見統一が必要になります。ご存じのように、公明党内ではどうするかという議論があります。公明党は、スポーツ振興くじ「toto」の法案提出の時も自主投票にしたんです。従って、公明党と話を詰めていく必要があります。

美原 国家対策委員会レベルでの意見統一が重要ということですね。一方、ご指摘のように公明党の山口代表、井上幹事長は、公の席で「慎重な議論を」とか「果たしてカジノ賭博とはいかがなものか」というような否定的なご意見を述べていますが、この辺はどうなんでしょうか。公明党は今ひとつ不安感を拭えないでいるような気がしないでもありませんが。

萩生田さん-画像キャプチャー萩生田 幹部の中には、いわば法律で常習賭博罪の例外を一つ追加して設けるということ自体がいろんな影響を及ぼすのではないかということに加えて、国家の品格としてというようなことを言う人もいるわけですよ。しかし、考えてみてください、カジノは世界中でやっているわけで、弊害は除去しなければならないけれど、それは国際観光の一つの重要な要素なんだということを認識してほしいと、たびたび言っているわけですね。それでも反対する人は、依存症の問題を取り上げて、政府がもっと明確に具体策を出すべきであると言っています。依存症対策というのは政府の問題ですから、実施法の段階で明らかにしていけばいいのではないかと考えています。

美原先生-画像キャプチャー美原 なるほどね。国土交通省の太田大臣は公明党の幹部として閣内におられ、内閣総理大臣からIR担当だとご指名されているようですが、どのようにお考えなのでしょうか。

細田 IRに関しては、党内に配慮されて、あまりお話しされていない。議連としても政府、閣内におられる以上、特段、直接話しているわけではない。しかし、安倍総理からぜひ担当大臣になって推進してくださいとお願いされて、それは了解しているからこそ、IR担当大臣という職を受けられたのだと私は思っています。

美原 そうですか。そうすると今後、重要なポイントの1つは公明党との間で合意を形成し、反対がないようにするということになりますか。

細田 そうですね。しかし、その主たる議論はギャンブル依存症が増えるのではないかというような弊害面の指摘ですからね。ご存じのように、ギャンブル依存症の問題というのはもともとある問題で、競馬、競輪、パチンコ、スロットその他にたくさん存在する。ただ、その対策が社会的にあるいは政府の対策として十分かどうかという議論になって、直接、IRの問題というよりも背景の方の問題が大きいわけです。だから我々としては、IRの収入を具体的に依存症対策の方に使って、そういう人たちに教育をしたり、指導したりする仕組みを作って、助成をしていくということも含めてやっていきます。

美原 なるほど、それを国会審議の中でご議論するということですね。そうすると、場合によっては、政府に対してその責任を促すために、たとえば附帯決議みたいな形で、国会議員のご意志を表明していただくという戦略に繋がると考えていいですね。

細田 当然、それはやらなければいけない。

美原 やはり国会審議の附帯決議という重みのある何らかの取っ掛かりがあれば、政府も責任を持って動き出さざるを得ないのではないかと思います。その最初のイニシャティブはやはり国会議員の意思として先生方に取っていただかないと、これはなかなか動き出さないでしょうね。

細田 具体の条文における修正に関しては、日本人の入場に関し、適切な規制を設けることも考慮しています。日本人が浴衣に下駄履きで参加できて、結果として、そういう依存症の人を増やすようなことはないようにしないといけない。

美原 それは第10条に関わる修正のことですね。内容的には臨時国会で議連で審議し、合意した内容と同じですね。

細田 そうです。修正を今協議しているところです。

美原 その他に、今の法案全体に関しまして、大きな変更というのは考えておられますか。

細田 それは考えておりません。

美原 あくまでも今まで議連の内部でご議論されたものを合意として提出するという了解で間違いないですね。

細田 全部やり直して骨格を変えたりすると、また自民党内でも一から議論しないといけませんから。そこはもう十分に議論を尽くしたので。

美原 そうしますと、党内手続きとしましては部会や政調、総務会(一部修正)報告という形になるわけですか。

細田 そうですね。実際はそうです。

(構成・佐藤亮平、越後耕一、小池隆由、稲葉昌司 撮影・葛西龍)

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