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カジノの組織と仕事・人材教育(6)

2015-03-12

【カジノジャパン】

マカオ人材教育-画像1マカオ政府は、外国人向けビザ発給の評価基準として、地元マカオ市民の雇用数、管理職登用数を組み入れている。

ゲーミング企業では、欧米のゲーミング業界から豊富な知識やノウハウを持った企業中枢を担うエキスパート、現場オペレーションに必要な中国本土、フィリピン出身の単純労働に従事するスタッフなど、多くの非マカオ籍人材を必要とする。

そのため、マカオ市民の雇用は必須となるというわけだ。実際、マカオの日刊紙に掲載されるゲーミング各社の人材募集広告を見ると、ほとんどが「マカオ市民に限る」との但し書きが入る。

労働人口の約15%を占めるゲーミング産業従事者。統計に含まれないジャンケット、さらにホテル、観光といった周辺産業を含めると、マカオでは自身や家族が何かしらゲーミング産業と関わって暮らす市民がほとんどだ。

マカオにおいて、「ゲーミング企業で働く」ことに対する印象、そして社会的地位はどのように捉えられているのか。一般的に、マカオで不動の人気を誇る職業といえば、公務員、そして自営業だという。

ゲーミング産業がマカオの主要産業として脚光を浴び始めたのは、カジノライセンスの対外開放による外資企業の進出ラッシュがあったここ10年ほどの話。
以前は、あまり自分の家族を働かせたくない世界、という印象もあったようだが、それは昔の話。今では、マカオでカジノライセンスを保有するゲーミング6社すべてが香港証券取引所メインボードに上場する世界的大手企業で、給与と待遇面も申し分ない。

そういった企業で働きたいと考えることは、ごく一般的な感覚として「普通」のことと捉えられる。

マカオではカジノライセンスの対外開放の後、大型施設が次々と開業し、現在もなお、大型プロジェクトが同時並行で進められている。人材需要は高まるばかりなのだが、育成面はどのようになっているのだろうか。

現在、マカオにはゲーミングを専門とする官立の教育機関が2つある。

1つが主にマネジメント層の育成に主眼を置いたマカオ大学コマーシャル・ゲーミング・インスティテュート、もう1つがもともとディーラー養成学校から総合ゲーミング教育、研究センターへと格上げされたマカオ理工学院ゲーミング・ティーチング&リサーチセンターだ。
この他、ホテル業のプロフェッショナルを育成するためのマカオ旅遊学院という官立学校もある。

ディーラーとしてマカオのゲーミング企業で働く場合、マカオ理工学院ゲーミング・ティーチング&リサーチセンターの門をくぐることになる。

マカオ人材教育-画像2同スクールでディーラーとして必要な知識、技術を身につけた後、実際にゲーミング企業にディーラーとして就職する。
就職後も、企業内研修や、同スクールとゲーミング企業とのコラボレーションクラスなどに参加することで、より多くの種類のゲームに対応できるようになったり、管理職としてステップアップするための知識を得るなどの機会が与えられるという。

ディーラーに限らず、マカオのゲーミング企業は完全に労働者の売り手市場となっている今、既存人材の定着率を上げることに懸命。企業内でキャリアアップ研修を受けることができる機会も多い。

ゲーミング企業は広く門戸を開いており、未経験者でも採用後のOJTや社内研修、さらにゲーミング専門教育機関と連携した講座の運営などを通じて知識やノウハウを蓄積することができる。

マカオでは政府系教育機関とゲーミング各社がそれぞれ独自に、時にタッグを組みながら、特に地元マカオ市民の専門人材の育成を進めているのが現状だ。

次回以降、上記で紹介した2つのゲーミング専門教育機関について、それぞれの特徴を紹介していく。

カジノジャパン28号(2013年10月31日発行)から転載


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