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欧州:モンテカルロSBMの経営動向。売上高は伸長ながら、損益は苦戦。その背景

2015-04-12

【海外ニュース】

ForbesによるモンテカルロSBM(Monte-Carlo Société des Bains de Mer)の特集。モナコ公国は皇居よりひと回り大きい約2平方キロメートル。モンテカルロSBMはその最大企業である。また、欧州でも大手であり、単一の複合施設としては最大級。

モンテカルロSBMは2014年3月期には売上高は伸長したが、損益面では2011年以降、営業赤字が続いているようだ。増収は施設の改善、マーケティング、とくにデジタル強化などが奏功。
損益の苦戦の背景は、欧州のカジノ市場の構図的な厳しさ(小規模かつ縮小傾向)、歴史施設群の維持や大規模設備投資の負担が重い、など。投資に対する回収が容易ではないわけだ。

欧州のカジノ市場(2012年)は€6,575mn(約8,400億円)。欧州の経済規模は米国やアジア(日本を除く)とおおむね同規模であるが、カジノ市場は米国やアジアの1割強に過ぎない。
この要因は、1)小さな施設、多数(約500施設以上)、分散、2)カジノ外に大量の機械ゲーム、スロットが存在(200万台。米国の2倍)、3)高いカジノ課税(GGRに対して50-60%など)、4)オンラインゲーミングを合法化(米国やアジアとは対照的)、など。

日本で欧州の施設を地域型IRの参考とする考えがある。ただし、経営収支を分析する際には、日本との市場環境の違いを十分に認識する必要がある。

以下はモンテカルロSBMの経営データの総括:
・2014年3月期の売上高は$650mn(780億円)、YoY11%増。過去5年では最高。
・しかし、利益面では苦戦。2011年から営業赤字が続く。歴史施設群の維持や設備投資負担が重い。
・売上比率はカジノとホスピタリティがほぼ50:50。2014年3月期はカジノが$286mn、ホスピタリティが$259mn。
・Hôtel de Parisなどのリノベーション計画($650mn、約780億円)を推進。2014年3月期の設備投資は$110mn(130億円)。
・従業員数は4,137名。
・施設は、4つのホテル、4つのカジノ、32のレストラン、オペラハウス、ゴルフコース、テニスクラブなど。
・国が株式の69.5%を保有。2027年までモナコのカジノの独占権を持つ。

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