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オンラインカジノ大研究② – (3)

2015-05-12

【カジノジャパン】

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ソフトウェアの検定組織

健全なオンラインカジノを語るうえで、このeCograという組織は無視することのできない存在である。通常、カジノの信頼性をみるためには運営実績、ソフトウェア、ライセンス発行元、運営者、サポートの品質、ペイアウト監査などが主な基準になるが、それをプレイヤーがいちいち正しく調べたうえで遊ぶのは容易ではない。
そこで該当するオンラインカジノが、評価基準となっているeCograからの認定を得ているかが分かれば、そこを利用してよいか一目瞭然。プレイヤーにとって貴重な評価基準となっているのだ。

eCograが設立されたのは2003年。それまではネット環境もまだ不完全であり、国境を越えたオンラインギャンブルの規制機関などはなかった。
そこで世界4大監査会社の一つであるPriceWaterhouseCoopers(PWC)の協力のもと、業界を横断するような意味ある基準作りを目指してeCograは作られ、第三者機関として今も着実に実績を上げている。前述の通り、eCograの主な使命はプレイヤーを守ることである。

オンラインカジノ研究-画像18条件をクリアしたサイトに認定マーク(図2)を発行し、継続的にそうして運営者を監視したり、プレイヤーと認定運営者の間で解決できないトラブルが発生した場合には仲裁に入り、平均して48時間以内に解決させるなどしている。

ソフトウェアメーカーの立場からみても、eCograは登録してから承認・検査をしてもらうなど、検査稼働後におけるプレイヤーのことを考えたアフターサービス的な要素が強いが、この認定マークは厳しい基準(eGAP)を通過したからこその証。

やはり認定に至るまでのチェックレベルは高く、監査で一発合格したオンラインカジノは今までひとつもなく、メーカーから見ても継続して存続していくための指針となっている。

プレイヤーおよびソフトメーカーに支持され、継続的にクオリティが維持される理由として、監査の後でも常にeGAPに基づいた監査が続いていることが挙げられる。
PWCなどは普通100ページ以上に渡る報告書をeCograに提出し、これをeCograの委員が精査するということになるが、そこで基準を満たしていない点について各カジノに通告し、不合格点を直した後、再監査となる。さらに、合格して認定された後でも、フォローアップレビューというものがあり、新たな基準が追加されるたびに監査が行われる。
上記の通りそういう意味では、すべてのカジノが一度は不合格になりうるのだ。

では少し立ち戻るが、eCogra登録前のソフトウェア会社により開発されたゲームは、そもそもどのような検定・検査過程を経て「完成」へと導かれていくのだろうか。
それにはまず検定を通過する必要があり、例えばTSTやitechlab、GA、 BMMなどの第三者機関による認証テストが欠かせない。とくにTSTは1993年にカナダで設立以来、ロンドンやマカオにも審査研究所を設けており、今ではギャンブル系のRNG(Random Number Generator=乱数発生プログラム)ですら、TSTを審査機関としては最大手として認識している。

さらにTSTは、米国ランドカジノのスロットで最大手のIGT(International Game Technology)の機械を検定していることでも知られる組織だ。
そうした信頼ある第三機関による認証テストをパスして、はじめてeCograの認証に至るのだ。

さてそうした重厚なチェックをパスしたソフトへの信頼性の裏付けとして、注目されるのがペイアウト率である。ペイアウト率とは、「賭けた金額に対して、払い戻される金額の割合」を表す。
ペイアウト率は競馬、競輪、競艇、オートレース、スポーツブック、カジノ、麻雀、宝くじ、ロト、キノ、ビンゴ、パチンコ・パチスロなどで「還元率」、「期待値」、「機械割」、「出玉率」、「払戻率」のようにギャンブルの種類によって表現されている。

ペイアウト率はオンラインカジノで94〜98%ともいわれ、控除率(ハウスエッジ)とも深く関係している。控除率が高いゲームではペイアウト率は低く、逆に控除率が低くなればなるほどペイアウト率は高くなる。
そもそもこの原理でギャンブルは胴元が儲かるようにできており、またギャンブルの場が成立している。ただし正しく成立するには、オンラインカジノであればソフトが正常に機能し、どのプレイヤーにも機会が均等に訪れるようなゲームでなければならない。

そこでカジノソフトウェアでは、ゲームの進行に非常に高度な乱数発生装置(RNG)を使用している。これはスロットの出目を決定したり、カードを配ったり、ダイスを投げたりするゲーミングの進行部分において、完全な乱数を発生させいつでも公平にしなければならない。RNGが発生される乱数がランダムであるかどうかは、前述の通り定期的にTSTをはじめとする外部検査機関でテストされる。
TSTは乱数のテストを行っている完全に独立した監査組織であり、カジノソフトウェアがフェアであることを、非常に厳しいテストを通して証明している。
TSTの証明書はオンラインカジノのウェブサイトに表示されており、利用者にもカジノでゲーミングがランダムで公平であることを分かりやすく見せている。
検定自体の合格率は40%以下となっていることから、いかに未完成のソフトウェアが作られ、その都度是正されているか、厳しさの裏にある信頼性も伺えよう。

TSTがeCograと大きく異なる点は、TSTはゲーム自体のダイハードテストなどを行い、公平なものかをテストするもの。そのほかに顧客管理システムなど、バックオフィスといわれるプレーヤーからは見えない部分全てを検査する。
eCograはそのようなゲームシステムのテストに合格したものを、使用開始後にソフトの改ざんなどもなく、同じ状態をキープしているかを監査する。

つまりTSTとeCograの大きな違いは、ゲームの使用前と使用後の公正さを審査しているところにある(図3)。

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カジノジャパン28号(2013年10月31日発行)から転載

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