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シンガポール:中期的なアジアのIR開発競争が二つのIR事業者に与える影響。当面は安定

2015-06-14

【海外ニュース】

The Straits Timesがさまざまな専門家の意見を集約し、中期のシンガポールの二つのIR、マリーナ・ベイ・サンズ(運営会社はLas Vegas Sandsの100%子会社)、リゾーツ・ワールド・セントーサ(Genting Singapore)の展望を考察した。

今後、アジアパシフィック地域ではIRの開発競争が進むが、シンガポールの二つのIRの業績は成長余地こそ小さいものの、安定推移が可能との結論。

シンガポールの二つのIRの主たる顧客は東南アジアのマスマーケット、すなわちシンガポール人、マレーシア人、インドネシア在住中国人である。足元は中国人顧客が減少するものの、東南アジアのマスマーケットを背景に、二つのIRは十分な利益を確保している。
中期的にも東南アジアのマスマーケットは成長見通しであり、そこでは強力な競合が出現する予定はない。

中国人市場の変調については、既に織り込み済みであり、今後の影響は限定的との見方。足元ではシンガポールにおいてもマカオ同様に、中国人顧客が減少。しかし、中国人市場の縮小、東南アジアマスの順調の結果、すでのシンガポールのIRでは中国人、中国人VIPの構成比は十分に低下した。
なお、マカオでは腐敗対策、渡航ビザ規制、金融商品価格低迷が影響し、市場減少が顕著。マカオ市場は1-5月累計ではMOP104,289mn(約1兆6165億円)、YoY37%減であった。

今後、アジアパシフィック(ロシア含む)においては、2020年までに完成予定のIR計画は少なくとも17ある。
マカオが6施設、韓国が3施設、フィリピンが2施設、オーストラリアが2施設、ニュージーランドが2施設、ロシアのウラジオストクが2施設である。
とくに、日本のIRが実現すれば、カジノ市場はUS$15bn-30bnの間と予想され、アジアではマカオに次ぐ市場と予想。

シンガポールのIRにおいては、それら新規大型IR群との競合の影響は大きくはないという見方。やはり、新規大型IR群は、シンガポールから距離があり、東南アジアのマスマーケットを奪い合う関係とはなりにくいため。

逆に、シンガポールのIRの最大のリスクは、東南アジア諸国のIR参入であるが、現在のところ、目立った動きはない。インドネシア、タイには合法化の動きはない。マレーシアに拡大の動きはない(Resort World Genting以外に)。ベトナムは不透明であるが、それほど多くのプレイヤーはいない。

最後に、シンガポール国内の新たなIR設置の可能性であるが、現時点ではそうした動きはない。
シンガポール政府は、二つのIR事業者に2007年3月から2017年3月の10年間の市場寡占を保証した。円滑な投資回収を約束するため。
2015年5月にはシンガポール政府は2017年3月以降の方針について、現時点では3つ目以降のライセンスを出すより、既存IR2事業者と協業してサービスを強化することにプライオリティを置くとした。
シンガポールのIRの強みは、アクセスのよさ、信頼性、清潔さ、安全さ、多様なアメニティとホスピタリティであり、それを磨くことが優先との考え。
むろん、モラトリアム期間が切れた後には、シンガポール政府は周辺との競争環境の変化を注視しつつ、新規ライセンスのオプションを検討する可能性もあろう。

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カジノIRジャパン

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The Straits Times


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