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ぴあ 林特別顧問 第5回「日本のライブエンタテインメントの力をIRに集約すべき」

2015-06-17

【インタビュー&特集記事】

ぴあ林特別顧問-画像1

ぴあ株式会社の林和男氏(特別顧問)は学生であった1972年に矢内廣氏(代表取締役社長)らと雑誌『ぴあ』を創刊した同社の創業メンバーで、学生ベンチャーのパイオニア的存在である。林氏は小泉政権の時代から、政府の知的財産戦略本部、日本経済団体連合会(経団連)においてライブエンタテインメント産業の発展に向けた調査と提言を行ってきた。その提言の一つは、カジノを含む統合型リゾート(IR)の実現である。今回、林氏にライブエンタテインメントの視点から、IRを語ってもらった。
全5回で、今回は最終回の5回目。

第5回:日本のライブエンタテインメントの力をIRに集約すべき

ライブエンタテインメント産業は地域振興につながる
日本は人口減少、労働力減少、高齢化の時期を迎えています。日本は製造業一辺倒から、サービス産業を成長のけん引役に育成することが急務です。

日本は自分たちの魅力を磨き、世界にアピールする必要があります。これが、エンタテインメント産業の海外展開であり、インバウンドの国際観光産業です。
サービス産業、エンタテインメント産業、インバウンド観光は、すべて地域振興につながります。

小泉政権の時代から現在の安倍政権に至るまで、日本がやるべき成長への取り組みは明確です。こうした産業を育てなければ、日本経済は地盤沈下するのです。

IRに期待される役割は明確
IRに期待される役割も明確です。ライブエンタテインメント産業の視点では、ライブエンタテインメントの集積地の役割、十分な収容力を持ち、国内、海外の人々を強力に集客する会場の整備です。
それらは、国内市場のボトルネックである会場の不足、海外展開のボトルネックである海外の人々へのプロモーション力の不足の解決に貢献するでしょう。

一方、インバウンド観光の視点では、IRは直接的に訪日外国人を集客するだけではなく、広域観光のハブとして観光地をプロモーションし、送客する役割です。
IR議連は日本の道州制の各ブロックに一つのIRを想定しています。IRに広域ブロックの観光のハブとしての役割を期待しているのは明らかです。

日本独自コンテンツをIRに投入し、ライブエンタテインメント集積地を実現する期待
日本のライブエンタテインメントは独自かつ多様な魅力を持つコンテンツを持っています。これは、アジアにおいて際立った特徴です。
日本がクールジャパンと呼ばれるのは、他の国にはないコンテンツを生み出しているからなのですね。
日本のライブエンタテインメント市場規模は米国に次いで世界第二位、アジアでは突出しています。この事実がライブエンタテインメントの実力の証左です。

伝統芸能では、言うまでもなく、歌舞伎、相撲、落語などがあり、新しい分野ではアニメ、ゲーム、それからアイドル、カワイイ系などがあります。これらは海外には存在しない、日本独自のコンテンツです。

これらをベースにして、例えば、アニソンの声優イベント・コンサートがものすごい観客を動員し、アニメの世界が舞台化されたものが、「2.5次元ミュージカル」といわれ、注目を集めています。

日本の独自のコンテンツをIRに投入し、日本独自のライブエンタテインメントを提供すれば、ラスベガスのシルク・ドゥ・ソレイユやマジックショーに匹敵するようなすごいライブエンタテインメント集積地ができるのではないかという期待感があります。
逆に、IRは日本独自コンテンツを提供しなければ、外国のお客様は満足しないのではないでしょうか?

IRにおけるライブエンタテインメントの集積地の実現は重要な国家戦略
私はマカオ、シンガポールを見てきて、ライブエンタテインメントの存在感が弱いと感じます。マカオはシルク・ドゥ・ソレイユを持って来ましたが、撤退しましたね。シンガポールはブロードウエイの「ライオンキング」を持って来ましたが、やはり十分な成果は上がっていないように見えました。

結局、マカオ、シンガポールのIRのライブエンタテインメントでは、欧米、ラスベガスのコンテンツの輸入、あるいは模倣的な作品が主体です。
それでは、ライブエンタテインメントは十分な存在感を発揮できません。

日本のIRは、日本の独自コンテンツで勝負できます。マカオやシンガポールのIRにおいて、ライブエンタテインメントが活性化しない状況とは全く異なるのです。
これは、アジアにおいて日本の際立った強みです。

ライブエンタテインメントは、自国のソフトパワーの源泉であり、その振興が文化・経済の双方から国家ブランド価値の増大に大きく貢献します。
日本のIRにおけるライブエンタテインメントの集積地化の実現は、まちづくりや都市づくりにも寄与する重要な国家戦略だと考えています。

カジノIRジャパン


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