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米国:ニュージャージー州 北部へのカジノ設置議論(5)時間切れ。2015年住民投票に入らず

2015-07-15

【海外ニュース】

ニュージャージー州ではカジノ設置が南部のアトランティックシティに限定されているが、5月末以降、北部に最大三つのカジノを含む統合型リゾート(IR)設置を法制化する動きが浮上した。
推進派は11月の州の住民投票の議題にその提案を盛り込む姿勢であった。

現地メディアによれば、同法案を2015年11月の住民投票に盛り込むのは、時間切れで、困難な情勢となった。
同法案が1年後にどうなるかは現時点では予測不能であるが、アトランティックシティからすれば、少なくとも一年間、州内競争激化が先延ばしとなる。

当然のことながら、州北部の議員には推進派が多く、アトランティックシティを含む州南部の議員には反対の声が強かった。
北部の三つのIRは大経済圏であるニューヨーク市をターゲットとし、大きな収益が期待される。推進派は三つのIRの収益の一部を、アトランティックシティのサポートに回すアイデアを検討していた。

すでに、二つの事業者がそれぞれ投資額$4.6bn、1.2bnのプロジェクトを検討していた。こうしたプロジェクト主体が来年以降、戻ってくるかは現時点では不明である。

米国東海岸では1970年台にニュージャージー州アトランティックシティが、1990年代にはコネチカット州の2つのインディアンカジノがカジノ産業を興し、隆盛を誇ってきた。しかし、それぞれ周辺州との競合により、市場は大きく縮小した。
アトランティックシティのカジノ市場は2006年のピークにはUS$5.2bnであったが、2014年にはUS$2.6bnと半減。
コネチカット州の2つのインディアンカジノの合計のカジノ売上高は2006年のピークにはUS$3.2bnであったが、2014年にはUS$1.9bnに減少。

ここにきて、大きな顧客送出市場であったニューヨーク州、マサチューセッツ州が自らの州内にカジノを含む統合型リゾート(IR)を開業する流れとなり、ニュージャージー州、コネチカット州とも州境へのカジノ開設を実現する動きが活発化している。

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