【海外ニュース】
22日にラスベガスサンズ社が2015年2Q業績を発表した。引き続き、マカオ市場の不振により、収益は縮小した。
一方では、着実に環境変化への対応を進めている。これは、1)マスを利益の主体とするビジネスモデル、2)アジアにおける事業基盤の強化、など。
2Q業績(3ヶ月間):
・売上高$2,921mn、YoY19%減、調整後EBITDAは$1,016mn、同23%減、株主帰属当期利益$469mn、同30%減。
・調整後EBITDAの連結および地域別の動向(2014年1Q, 2Q, 3Q, 4Q, 2015年1Q, 2Q)
-全社連結=$1,479mn, $1,312mn, $1,283mn, $1,346mn, $1,050mn, $1,016mn(YoY23%減)
-マカオ(Sands Chinaサンズチャイナ)=$939mn, $801mn, 809mn, $711mn, $527mn, $560mn(YoY30%減)
-シンガポールMarina Bay Sands=$435mn, $417mn, $351mn, $518mn, $415mn,$363mn(YoY13%減)
-米国ラスベガス=$79mn, $66mn, $90mn, $78mn, $74mn,$54mn(YoY18%減)
-米国Sands Bethlehem=$26mn, $27mn, $29mn, $36mn, $29mn, $34mn(YoY22%増)
利益構成比ではマスが主体に:
・マカオ、シンガポールとも利益はマス主体の構造に。
・過去12カ月間部門利益の構成比
-マカオはマスゲーミング59%(テーブル51%、スロット8%)、VIPゲーミング12%、ノンゲーミング29%
-シンガポールはマスゲーミング57%(テーブル37%、スロット20%)、VIPゲーミング15%、ノンゲーミング30%
拡大注力エリア:
・マカオのコタイ地区の拡大、そして日本、韓国。すべてアジア。前回はベトナムが入っていたが、今回は消えた。
・開発におけるファイナンスポリシー
-最低20%のROIC(投下資本利益率)
-必要資金の25~35%をエクイティ、65~75%がプロジェクトファイナンス。
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