【海外ニュース】
シンガポールのインバウンド観光が不調。シンガポールドルの上昇(による相対的な価格競争力の低下)、アジア間のインバウンド誘客競争の激化の結果。
インバウンド観光者数は2014年3月から2015年5月までの15ヶ月間で14ヶ月は前年割れ。ホテルの平均室料は直近10ヶ月間、連続で低下した。
シンガポール観光のアイコンの一つであるMarina Bay Sandsの苦戦。
2015年4-6月のMarinaBaySandsの調整後EBITDAが$363.3mn、YoY13%減、ホテル収益はYoY11.2%減、RevPAR(販売可能客室1室当たり単価)は$361、YoY10.9%減、ADR(客室1室当たり単価)は$377、YoY7.8%減。
現状のインバウンド観光客数は明らかに、事前の見通しを下回っている。シンガポール観光庁(STB)の2015年通年のインバウンド観光客数の予想は1,510万人~1,550万人、前年比横ばいから3%増であるが、足元はそのペースを下回っている。
観光業界は下期にはF1レースや国全体のリテイルセールなどイベントがあり、インバウンド観光の反転に期待している。
アジアにおける国間のインバウンド観光の競争は、厳しさを増す方向にある。各国は常に飽きられないように、新しい観光の魅力を創出し続けなくてはならない。
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