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ギャンブル依存症問題を考える会 田中代表~現場目線のギャンブル依存症対策リスト<提言>

2015-09-27

【IR資料室】

ギャンブル依存症問題を考える会-田中氏-画像1

一般社団法人「ギャンブル依存症問題を考える会」は、2014年2月に設立以来、ギャンブル依存症の対策整備を目的に活動している。その代表である田中紀子氏は、自らがギャンブル依存症の問題から立ち直った経験を持ち、日本で唯一のフリーのインタベンショニストとして依存症者を説得し、回復施設に繋ぐ支援をしている。
また、田中代表は国会議員による「ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会」(7月29日-9月16日)のオブザーバーを務めた。

今回、カジノIRジャパンは田中代表と面談し、ギャンブル依存症対策リストの提言をヒアリングする機会を得た。
ギャンブル依存症問題の現場目線からの対策リストの提言は、カジノを含む統合型リゾート(IR)、IR推進法案の関係者にとっても重要な示唆を与えるだろう。

日本のギャンブル依存症の対策は不十分である。日本にはパチンコが約12,000店、公営競技が約100の開催場、約250の場外発売所、そしてインターネット販売がある。現実にパチンコ、公営競技がギャンブル依存症者を生み出す原因となっているが、依存者本人、その家族の多くは社会的に放置されている。

田中代表は、現状に強い危機感を持ち、日本におけるギャンブル依存症対策の早急な整備を求めている。このままではいけないという強い想いがある。

田中代表はIR法制化をニュートラルなスタンスで見守っている。IR実現が、結果としてギャンブル依存症問題の対策を大きく前進させる可能性があるため。

IR推進法案、および、IR議連によるIR実施法案の基本的な考え方は以下の方針を示している。
(1)包括的なギャンブル依存症の対策スキームの整備、IRの収益の一部を対策の財源に充当。IR議連には、カジノのみならず、パチンコ、公営競技を原因とするギャンブル依存症の問題にも向き合う考えがある。
(2)IRの設置数を最大10ヵ所ほどに制限。施設の供給量を厳しくコントロール
(3)IRのカジノ部分は国による徹底的な監督・監視・管理下に置かれ、高度なセキュリティが導入(事業者の適正チェック、利用者のIDチェック、高リスク者の排除プログラムなど)

図表:ギャンブル依存症対策リスト ~ 田中代表の提案

(1)啓発
・ホームページ作り
・アプリ開発
・広告費(TV、新聞)
・印刷物(冊子、カード、ステッカー、ポスター)
・動画作成
(2)調査・研究
・各種実態調査(一般、ギャンブル場、刑務所、自殺対策、警察、弁護士会)
・社会的コスト試算
・研究助成金の拠出
・研究ホームページ作成(NIDA等のようなもの)
(3)基礎教育/予防教育
・相談窓口担当者向け
(精神保健センター、保健所、消費生活センター、いのちの電話、弁護士、司法書士、生活保護ケースワーカー、保護司、民生委員など)
・小学校5年~高校3年生(毎年:薬物乱用防止教室を依存症全般の予防教育にできないか?)
・大学入学時
・産業カウンセラー、企業人事担当者向け
(ストレスチェック義務化法に組み込めないか?)
・一般向け:各県の精神保健センターなど自治体主催で(年6回程度)
(4)制限
・マイナンバーを使ったチェック機能
・家族や本人の申告による排除プログラムの導入、制度化
(公営競技の開催場および場外発売所、パチンコ・パチスロのホールに導入)
(5)治療
・回復施設の運営もしくは既存の回復施設への助成制度
・自助グループの広報用印刷物の作成
(6)社会復帰
・依存症受け入れ企業に対する助成制度
・企業および当事者向け研修

 
カジノIRジャパン関連記事-ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会:
ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会 第5回 – 中間報告および今後の方向性
ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会 第4回 – 教育・啓発に関する課題
ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会 第3回 – ギャンブル提供サイドに関する課題
ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会 第2回 – 本人・家族に対する支援課題
ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会 第1回開催 – 全5回のプログラム決定
ギャンブル依存症対策推進のための超党派勉強会 設立総会 IR議連よりコラボレーション提案
 


ギャンブル依存症問題を考える会 代表 田中 紀子 氏

<プロフィール>
祖父、父、夫がギャンブル依存症者という三代目ギャンブラーの妻。
夫と共に、ギャンブル依存症の問題から立ち直っていった経験を伝えていきたいと、カウンセラーとなり、ギャンブル依存症の問題を持つご家族からの相談に対応している。
8年間弁護士事務所のパラリーガルとして、債務整理に携わった経験から、借金問題に詳しいカウンセラーと頼りにされるようになり、ギャンブル依存症者とその家族の支援に関わる。
また、家族問題や、女性がどのように生きるか、トラウマや悲しみからのグリーフワークなど、数々のワークショップを主催し、「田中紀子のワークを受けると元気になる。」との評判を得ている。
2014年2月に、「ギャンブル依存症問題を考える会」を立ち上げ、代表就任。
「ギャンブル依存症問題の社会への啓発運動」と、「学校教育、企業に向けた依存症予防教育の導入」を掲げ、活動している。また、日本で唯一のフリーのインタベンショニストとして、依存症者を説得して回復施設に繋ぐ、支援をしている。

▼ 所属学会:
日本アルコール薬物医学会、 日本社会精神医学会
▼ 執筆実績:
・日本アルコール関連問題学会 第12巻:40-42(2010年)
「分科会3:楽しい棚卸 役に立つ12ステップ」
・精神科治療学増刊号Vol28:物質使用障害とアディクション臨床ハンドブック
「ギャンブル問題を抱える家族に対する支援」

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